勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

ちょっとお山へ、桜の皮を探しに。

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋の菊池です。

高知県に来てから色んな知識が増えました。やはり山に囲まれている為に山に関わる機会が多くあります。
鍛冶屋の鉈の鞘や柄も近くの山から頂いています。

みなさんは「つちのひ」をご存じでしょうか?
私は高知に来てから知りましたが、山の木を切ったり、土いじりをしてはいけないのが「つちのひ」だそうです。
言い伝えだけではなく、実際に切った木が腐りやすかったりと影響があるようです。
f:id:kajiya40010:20170206213349j:plain
そんな「つちのひ」に入る前に、鍛冶屋で作る鉈の鞘に巻く山桜の皮を探しに行きました。

山師匠(炭焼き師匠)とハンター嫁と3人パーティ。
山師匠のリードで桜の木まで進んで行きます。途中、鳥がいれば嫁が撃つ作戦で。
f:id:kajiya40010:20170206220603j:plain
なかなか急なところを登って行きます。

桜の皮は貴重品で、肌が綺麗で適当な厚さが無いと鞘に巻くことが出来ません。
その為、桜の皮を巻いた鞘は他よりは高級品として発売しておりますが、人気がありすぐに売り切れてしまいます。

しばらくして目的の桜の元へ。
前に鍛冶屋師匠に使える部分の選び方と剥がし方を教わっていたので見てみると、少しですが使えそうかところがあった!
ノミとハンマーで丁寧に切り取ります。
f:id:kajiya40010:20170206221411j:plain
木の元でも先でも使えそうなところは頂きます。
一部切り取る程度ならば木のダメージは少なく元に戻ると山師匠から教わりました。

f:id:kajiya40010:20170206222349j:plain
結果この日は3本の山桜から約5丁分取ることができ、鍛冶屋師匠もご満悦でした。

この皮から最初の写真のような美しい艶が出るのだから驚き!
その細工の仕方も覚えないといけない!

嫁の鉄砲の出番もなかった。

続 今が旬!牡蠣の燻製オイル漬けを作る

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋の菊池です。

前回、牡蠣を買いに行った話を書きましたが、あれからまた買いに行ってしまいました。牡蠣中毒性かもしれません。

牡蠣の燻製オリーブオイル漬け。
長期保存出来るうえに、すんごくウマイ!
そのままつまみにもなるし料理に使っても良い!
高級感がすごいのに実は作ると安くて簡単に出来る。
作り方の説明を簡単にしまーす。

f:id:kajiya40010:20170206194046j:plain
①食卓用のナイフでバリバリ開ける。(写真はホタテを開ける道具ですが。)
貝柱を外せば良い。軍手などは自己判断。
f:id:kajiya40010:20170206194315j:plain
②取り出したら大根を鬼おろしにしてやさしく洗う。
水で流す。
f:id:kajiya40010:20170206194431j:plain
③火を通す為にやさしく茹でる。ぐらぐらさせない。5分。
f:id:kajiya40010:20170206194626j:plain
④冷ました牡蠣を冷ました塩分7%ソミュール液に漬ける。2時間以上。漬ければ漬けるほど塩辛い。私は2時間。
f:id:kajiya40010:20170206200228j:plain
⑤水洗いをして拭く。塩抜きはしない。この感じで冷蔵庫へ。表面が完全に乾くまで。
f:id:kajiya40010:20170206200946j:plain
⑥燻製をかける。しっかりと色が付くまで。
f:id:kajiya40010:20170206201844j:plain
⑦瓶に唐辛子と美味しいオリーブオイルを満タンに入れる。
f:id:kajiya40010:20170206202550j:plain
数日置いたら美味しく食べられます。
完成!

これはホントに美味しくてびっくり!
鍛冶屋での販売はないよ!
でも販売したら絶対に売れる自信があるよ。

今が旬!牡蠣の燻製オイル漬けを作る

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋の菊池です。

四万十町に来てから2度目の冬。
昨冬に知り、美味しさと安さに驚き何度も買いに行った牡蠣があります。

四万十町十和から車で1時間半くらい、愛媛県愛南町の「御庄かき」!
殻つきのままなので鮮度は抜群、味が濃くて蒸し焼きでもカキフライでもとっても美味しい牡蠣です。
きっと生でも食べられるでしょうが、漁師さんはウンとは言わない。

それと美味しいだけじゃなく値段が安い!
1000円でこんなに!?と思ってしまいます。

昨年は宴会やるたびに買いに行き、実家や親戚にも贈り大変喜ばれました。
そんな感じでトータル400個くらい買ったような気がします。...買いすぎですよね。

それだけ買うと漁師さんと番号交換するほどの仲になり、今では養殖場で海から引き揚げてすぐの牡蠣を直接買わせてもらってます。
船で登場、船で仕事に戻る姿が格好いいんだ!
f:id:kajiya40010:20170118234449j:plain

本題に全然入ってませんが、今が旬の「御庄かき」を100個買って50個宴会で蒸し焼きで食べて、残りの50個を燻製オリーブオイル漬けにした話を...
次回します!

しいたけの駒打ち教室

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋の菊池です。

四万十町十和地域は山ばかり。
昔から特用林産物の生産が盛んで、しいたけの原木栽培法の確立は全国でも先駆けだった様です。
今でも自家用に栽培する方が多く、子供でもしいたけ栽培を知っているほどです。 

私は神奈川にいた頃はしいたけは買うものであり、作り方など興味はありませんでした。

しかしあの頃とは違いしいたけに興味ありあり、十和の菊池家にはなんとしいたけの木が20本ほどあります!
山から下ろしてきました!今年はやります!

都合よく子供向け教室、「しいたけの駒打ち体験」のボランティアスタッフとして協力依頼があり、教えてもらえる!という事で参加してきました。
f:id:kajiya40010:20170125232336j:plain
山から下ろしてたクヌギやコナラを約1M程に玉切りし専用ドリルで穴を空けていきます。
Makitaがしいたけ専用ドリルを販売している事に驚き!
f:id:kajiya40010:20170125232838j:plain
こんな駒を穴に打っていく。白いのがしいたけ菌。
f:id:kajiya40010:20170125233032j:plain
なかなかポコポコ打つのが楽しく大人も子供も夢中でした。

やり方は覚えた。
ドリルも借りて余った菌も頂いたので、我が家のもやらなきゃ。
今年か来年の秋にはしいたけ祭りだー!
ワッショイしいたけ!

雪が!アクティブダブルステンレス!

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋の菊池です。

今日は朝起きたらびっくり予想外!
積雪!
f:id:kajiya40010:20170123215259j:plain
どうやら午前5時頃から一気に積もった模様。
今シーズン初の雪にウキウキしながら車にチェーンを付けてノリノリ出発鍛冶屋へ。
もしかしたら、もしかしたらだけど、
「今日は休みにしよう。」って師匠が言うかなぁ~、と期待しました。が普通に仕事ありでした!

f:id:kajiya40010:20170123220000j:plain
あれ?あんまり見たことの無いジャージを着ているぞ?
胸のロゴになんて書いてあるんだ?

ACTIVE DOUBLE STAINLESS

ウワァー!
常に金属の事を考えているなんて!
お見逸れしましたー!

それにしてもジャージなのになに?
アクティブダブルステンレスって...。

火造りの練習

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

今日は師匠通院の日だった為、半日ですがやりたい放題火造りの練習をしました。

解体用骨抜きの刃物と普通の包丁を打ったのですが、なかなか思い通りになりません。

 

厚さを薄くするために打てば伸びる、反る。

反りを直せばまた厚くなる。

何度も繰り返し熱を加える事になる。

刃物としてダメになる。

時間もかかる。

 

以前よりはマシになってきましたが上手くできません。

恥ずかしくて写真なんて載せたくはないですが、今の現状をいつか笑えるために。

f:id:kajiya40010:20170111231025j:plain

数をこなすして体で覚える事が大事だと思いますのでどんどん練習していきます!

 

【鉈の勝秀】

勝秀鍛冶屋
〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2

TEL 0880-28-5429

 

 

 

今回だけ!

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

f:id:kajiya40010:20170114001604j:plain今日は一日中刃物の研ぎ直しをしていました。
カマを4丁、包丁15丁。
一日かけて一人でこれだけです。

今回は包丁すべて500円です。「今回は」というのは師匠の気分で値段が変わり、だいたい安くしてしまいます。
本来ならば柳刃や蛸引きと普通の三徳包丁が同じ値段ではないのですが、お客さんと話をして決めます。

今はそれで良いのです。今は...。

もっと早く良い研ぎをしなければ!
今日の研いだ数では儲けにならない!

明日も頑張ろう。


【鉈の勝秀】

勝秀鍛冶屋
〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2

TEL 0880-28-5429

連日の鹿!

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

続けての狩猟の話となり鍛冶屋はちゃんとやっているのか!?と指摘されそうですが、鍛冶屋はしっかりとやっております。

ただ嫁が狩猟素人な事と私も狩猟について勉強をしたい為に、師匠に許可をもらい駆け付けるようにしています。

 

初めて?ワナに鹿がかかった翌日の早朝、近所の方から役場に電話がかかってきたそうです。

「鹿がワナにかかっている!」

 

それから嫁に連絡が来て、嫁から私のところへ慌てた様子で連絡が来て、見に行くことに。まさかの連日の捕獲か⁉

なぜか鍛冶屋師匠と奥さんも「興味がある。」と一緒に見に行くことになりました。

 

道路から見える位置にかけていたワナにしっかりとしたサイズの鹿がかかっていました!

ワナから外し観察してみます。

f:id:kajiya40010:20170111215515j:plain

着いた頃にはすでに死んでおり冷たくなっていましたが、体を荒らされた形跡はなく綺麗な状態でした。前日この近くで一頭捕獲していてその時の見回りでは掛かっていなかったので、前日夜から早朝にかけて掛かったようです。

メスにしては良いサイズらしい。

冷たくなっていたので血抜きが出来ない。食べない方が良い。

 

しかしせっかく頂いた命をすべて無駄にしたくは無い、と嫁。

綺麗な毛並みの皮をなめして利用することにし、鹿を軽トラに積んで解体小屋へ運びました。

f:id:kajiya40010:20170111222006j:plain

重さは40KG超え、なかなかのサイズの鹿を吊るして皮を剥いでいきます。皮を剥ぐのは二回目でしょうか?

 

私が以前試しに作った解体用の包丁を使って皮を剥いでもらいました。

f:id:kajiya40010:20170111224349j:plain

「いいよ!使いやすい!」

「皮を剥す作業が楽に出来た。」

「厚さも形も大きさも今のところ改善点ナシ!」

という感想をもらいました。が、お互い素人なもんで本当に良いのか悪いのかわかりません!

 

皮は綺麗に剥し肉は山に返しました。ありがとうございました。

後日初めての皮なめしに挑戦してみるそうです。

その模様もいつかお伝えしたいと思います!

 

次回こそは鍛冶屋の話を...。

 

【鉈の勝秀】

勝秀鍛冶屋
〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2

TEL 0880-28-5429

 

やっと獲物が!

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

ニュース速報!

とうとう嫁が獲物を捕ったそうです!

 

さっそく聞いてみましょう!

 

Q.獲物はなにが捕れたのですか?

A.「鹿!」

 

Q.初獲物の感想は?

A.「とってもうれしいです!でも実は初じゃない。」

 

Q.それはどういうことですか?

A.「初めての獲物はタヌキなのです。うちの猫よりひとまわり大きいタヌキでした。かわいそうなので逃がしました。」

 

Q.では鹿は初めて捕ったということなんですね?

A.「いいえ、鹿は二度目です。」

 

Q.えっ、初でも何でもない?

A.「そうなんです。土曜日に炭焼師匠から電話があって『毛だけになっちょるぞ』と、

ワナにかかった鹿がイノシシに食われたようです。」

 

Q.おぅ...食われた。残念でしたね。

A.「かわいそうな事をしました。なので、今日ワナを見に行ったのです。」

 

Q.そしたらかかっていた!

A.「はい。死んでいましたけど。まだ形がありました。内臓は食べられていましたが。」

 

Q.それでどうしたのですか?

A.「あなたを電話で呼んだじゃないですか。」

 

...ということでさっそく駆けつけました。

f:id:kajiya40010:20170109222055j:plain

ワナにかかるとこうなるんですね。前脚がくくられています。

まずはこれを外します。ワイヤーを緩めて、ダニに気を付けて・・と色々ある様です。

嫁は一人でやっていて、私は見ているだけです。

f:id:kajiya40010:20170109222313j:plain

そして次は鹿の耳を切り取ります。それが決まりの様です。鹿を捕った証拠として冷凍保存し、役場へもっていくのです。

f:id:kajiya40010:20170109222250j:plain

この後、嫁は鹿に手を合わせて最後に埋めていました。

「かわいそうな事をしたなあ、肉を食べてあげられなかった。でもイノシシのエサになったか。」などと一人で言っていましたが、その近くにワナをまだ仕掛けてあるので、イノシシも取るつもりの様です。

 

急な山道を「耳~耳~鹿の耳~♪」と変な歌を歌いながらご機嫌で下っていました。

 

「掛かってた!」の報告を、炭焼師匠や猟師友達のおんちゃん、土佐清水のワナ先生や鍛冶屋師匠みんなが喜んでくれました。

 

よっぽど嬉しかったのか、晩御飯には自分で買ってきた赤飯を食べていました。

初獲物おめでとう!

謹賀新年 平成29年

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

f:id:kajiya40010:20170106231519p:plain

 我が家は毎年嫁が書く年賀状をお送りしております。

決まって、私、嫁、猫2匹の似顔絵が書かれたイラストで、今年はサザエさん風でした。そうです!菊池は極太マユゲなのです!

 

 

さて、勝秀鍛冶屋も仕事が始まりさっそく注文の刃物を火造りしています。

珍しい注文でなんと一尺(30cm)の両刃出刃包丁!

重すぎる気もしますが欲しいというお客様がいる限り喜んでお作ります。

 

太いはものなのでしっかり「割り込み」で作ります。

鉄を真ん中から開き、

f:id:kajiya40010:20170106233205j:plain

鋼を合わせて鍛接します。

f:id:kajiya40010:20170106233324j:plain

それを鍛えながら包丁の形にしていきます。

f:id:kajiya40010:20170106233626j:plain

師匠は「包丁は得意ではない」、と言いながらも素早く形にしています。

前にも何度かこの大きさの出刃の注文があった様で、「こんな太いものを使うひとがいるんだなぁ」と感心していました。

刃物部分が完成したらそれに合わせ、柄も製作予定です。

f:id:kajiya40010:20170106233510j:plain

 

勝秀鍛冶屋は今年もお客様のご希望にできる限り対応させて頂きます。

腰鉈、剣鉈、包丁を中心に、ぜひご相談ください。

 

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

【鉈の勝秀】

勝秀鍛冶屋
〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2

TEL 0880-28-5429

本日私が宝くじを買う理由(どうしても伝えたい事)

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

突然ですが皆さん、年末ジャンボ宝くじは買いましたか?

締め切り23日ですよ。

 

私は年末ジャンボに限っては10年くらい続けて買っています。

まったく当たりませんが。

 

しかし今年は当たる予感がバンバンします。

本日12月21日に買えと宝くじの神様が教えてくれたような…。

 

 

朝一番、鍛冶屋へ行くと通勤のスポーツサンダルから安全靴に履き替えそれから仕事の準備をするのですが、靴の置き場がなぜか臭い。鍛冶屋でこの匂いは初めて。

「師匠まさか、やったか⁉」と心の中で疑いましたが、師匠のお尻は怪しくない。

 

なんだ?と周りを探すとすぐに発見!猫の運!

つやつやホカホカもりもり。「あっぶね~!」とそのを草むらにブン投げ一件落着。

 

さて、靴を履き替えるかと思ったらまだ匂うぞ。

まさか!と思い左足のサンダルの裏を見ると、軽くを踏んでいた…。

「なんてこったい。」

朝からツイてないな~と靴を履き替えようと何気なく靴下を見ると、靴下が濡れている。

「まさか!?」

その濡れている部分を指で触り、鼻を近づけると、

「クッサー!」

運!しかも指で拭ってしまった。

サンダルも良く見ると裏だけじゃなくてかかとのストラップのところにべったり運が

 

左足、靴下、右手。が3ポイントも。

ツイてない、というより完全に運が付いている。

 

さすがにもここまでだろうと思い、ふと右足のサンダルをみるとガッツリ付いてるではないかー!

しかもスライムを踏んだみたいにビローンと。上から見ても踏んでるって分かる…。

 

ここまでくると笑顔になります。師匠と大笑いです。

運と福が同時に来たみたい!...…。

 

ポイントを整理すると、

  1. 鍛冶屋の中で猫の運を見たのは初めてなのに。
  2. 運を踏んだのは十数年ぶり。
  3. 同時に4ポイントも運を付けたのは初めて。

 

これだけのがべったり付いた日は私にとって大安吉日に違いない!!

鍛冶屋を早々に切り上げ宝くじ売り場へGOー!買いましたー!

 

 

きっとデカいのが当たる。ヒヒヒ。

f:id:kajiya40010:20161221220450j:plain

 

山で鉈の勉強

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

今日は鍛冶屋ではなく山仕事のお手伝いをしていました。
山を整備して紅葉する木々を植樹し、公園をつくる計画です。地域の方や中学生にも植樹をしてもらい、山を身近に感じて大切にしていこうという取り組みです。
f:id:kajiya40010:20161214232318j:plain

私は今日で5回目の参加。木を切ったり下ろしたり、道を作ったり、素人ながら出来る事をしています。

参加する理由は山や木を知るという目的に加え、大事な勉強が出来るからです。
それは、「鉈の使い方」の勉強です。

プロはどういう時に鉈を使うのか?
小さいチェーンソーとの使い分けは?
どんな鉈が今の時代に必要なのか?

など知りたい事はたくさんあり、自分でも使う中で気付く事があるのではと思い、私は山に行っています。

今日は天気の都合もあり午後からドウダンツツジの植樹を70本程行いました。


山が綺麗な紅葉を見せてくれる立派な公園になる頃、私はどのような鍛冶屋になっているのだろうか。
頑張らなくては。


【鉈の勝秀】

勝秀鍛冶屋
〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2

TEL 0880-28-5429

猟師小屋へ

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、【鉈の勝秀】勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

 

猟期も始まり、猟師見習いの嫁も活動を始めています。

まだ自分では捕ることは出来ていませんが、猟師仲間のおんちゃんから「掛ったから捌く練習するか~?」と声をかけて頂くことが多くあり、本当は行きたくないですが私も勉強の為ついて行くことにしました。

 

今回は20㎏ほどの小型のイノシシ。

まずは毛を抜く。しっかり抜かないと食べにくいからね。 

お湯をかけながらこそげ落とす。

f:id:kajiya40010:20161130223144j:plain

毛を抜く作業で解体時間の半分くらいではないでしょうか。

かなり丁寧に行っていました。

私は毛を抜く作業で「動物」から「肉」になったと感じました。

 

続いて内臓を取り出します。

腹を開いて破かないようにごっそりと。

f:id:kajiya40010:20161130223602j:plain

それからやっと肉を切り分けます。

完全に「肉」です。早く食べたいという欲求も。

 

そしてその場で頂きます。

f:id:kajiya40010:20161207225420j:plain

やっぱり美味しい!新鮮なので臭みは無く脂ものって、まさに肉を食べているという歯ごたえ!

肉と合わせて心臓と肝臓を初めて食べました。

心臓はコリコリで癖は少なく、肝臓はまさにあの「レバー感」を強く感じました。好きな人は好きでしょう。

 

美味しく、残さず、頂きます。

 

楽しかった鍛造の授業

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

先日、久しぶりに神奈川の実家へ帰省しました。帰省の際に前から行きたかった場所へ行くことが出来ました。

それは私が通っていた高校、横須賀市立工業高校。今は名前が変わって横須賀総合高校になっています。

なぜここへ来たかったかというと、ここは鍛冶屋になる為の大きな影響を与えてくれた場所だからです。鍛冶屋としての原点は間違いなく、ここでの授業が楽しかったから。

f:id:kajiya40010:20161130215010j:plain

今でも当時のまま設備が残っていました。

残念なのは授業がなくなってしまった事。

私が高校生の時も鍛造の授業が活かされる職業はほとんどなかったと思います。今ではさらに減り、授業を行う必要すらなくなってしまった。

f:id:kajiya40010:20161130215527j:plain

私はここで誰よりも、先生よりも綺麗で形の整ったヤットコを作り、驚かれたことを覚えています。鉄を叩いて形にすることが楽しくて楽しくて、さらに褒められて嬉しくて。

この時は「鍛冶屋」という選択肢などあるはずもなく楽しい思い出として終わっていたことが、まさか15年後「鍛冶屋」になっているなんて誰も想像が出来なかったことでしょう。

 

鍛冶屋という職業を選ぶまでには色々な考えやタイミングがあったからではありますが、この楽しい思い出が大きな影響を与えたことは間違いありません。

鍛冶屋としての原点は間違いなく、ここでの授業が楽しかったから!

 

 

【鉈の勝秀】

勝秀鍛冶屋
〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2

 TEL 0880-28-5429

 

第二回黒尊渓谷紅葉狩り

こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

勝秀鍛冶屋には年間行事として、秋の一大イベント「黒尊渓谷紅葉狩り」という行事があります。

 

秋になると鍛冶屋から見える山の木々の色づきを見て、「そろそろか?」と師匠がそわそわしだします。

それから私が情報収集をして日取りが決まります。

 

出発前日にお弁当の手配をして、前日から師匠と奥さん、ワクワクが顔に出ていました。

 

当日天気は曇り。お弁当飲み物を積み込み、師匠の車でレッツゴーです。

鍛冶屋から目的地の黒尊渓谷までは、2時間程。

黒尊渓谷は四万十川の支流で一番水質が良いのでは、と言われています。その日も水は透き通った青色でした。

山を登っていくと少しずつ色づいた木々が増えて行き、目的地はこの通り!

f:id:kajiya40010:20161117010053j:plain

紅葉真っ盛り!

一番良い頃かもしれません。師匠、奥さん、はしゃぐ。

 

時間も昼時になりお弁当を並んで食べます。美味しいね!

f:id:kajiya40010:20161117010030j:plain

...みんな目の前の小川に魚がいるかいないか夢中。

ご飯粒を投げ込む師匠。

f:id:kajiya40010:20161117010045j:plain

お弁当持ったまま。食べてから覗けば良いのに...。

 

食べ終えて少しお散歩して綺麗だね~とみんなで言って。

f:id:kajiya40010:20161117010057j:plain

f:id:kajiya40010:20161117010104j:plain

紅葉狩り」堪能して、また2時間かけてにぎやかに帰りました。

 

来年もみんなで来たいと思います。師匠も、奥さんも、ずっと元気でいてね!

f:id:kajiya40010:20161117010108j:plain