勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

間に合わせないと

こんにちは、勝秀鍛冶屋の菊池です。

 

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四万十町十和地区では鯉のぼりの川渡し発祥の地として500匹程の鯉のぼりが泳いでいる今日この頃、私は焦って仕事をしています。

 

イベントに間に合わない!

 

その鯉のぼりの下でイベントがあり、出店をするのです。日にちは5月3日。

自分が作った鉈と包丁と薄刃を並べるのですが、鉈がまだ完成していない!

 

今はまだ身の部分しか出来ていません。

イチからの経験が少なく時間がとても掛かってしまいました。

 

腰鉈表裏

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剣鉈表裏
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見た目はそれなりに見えるけれど…。ダメなところだらけ。
それでもここまでやったのでなんとか売りたい。

 

柄と鞘をダッシュで作らなくては!

 

 

 

 

さびしいですなぁ~

こんにちは「その嫁」です。

ちと、ワケあって家を離れていますが、私は現在、ホームシックといいますか猫シックになっています。

我が家の猫さん。

吉次郎三郎つや子さん、通称「きちじ」


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コップの縁に顎を乗せて寝ているんですよ。

会いたいなぁ~

わが子に会いたいなぁ~

と思っていましたら、タイミング良く「鍛冶屋見習い」が猫動画を送ってくれました。

サンキュー見習い!

動画が載せられないのが残念無念

箱に入ったキチジを見に来ている白黒の猫

(^_^)「コロにゃーゴロ助左衛門」通称「コロ助」が居るではないか?!

カワイイ~!


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と親バカならぬ猫バカになって、デレデレしております。

暫くは会えないが…我慢我慢

私の事を忘れないでいてくださいまし。

きちじ&コロ助

「鍛冶屋見習い」は…まあいいや。

 

おしまい

できたど~!!

こんばんは「その嫁」です。

昨日お話をした【タヌキの尻すけ】に使う【組紐】ですが

夜なべ~をして、せっせ~と編んだだよ~♪


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腰紐になります。先の部分は編み方が違います。「鍛冶屋見習い」と力が弱いだ強いだとケンカもせずに、最短記録の1時間でできました。良かった良かった。

色は山伏さんに確認してから決めました。山伏さんもお坊さんと一緒で階級ごとに色が決められているそうです。

ひたすら縫い付けて

やっと完成!


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前足は山伏さんの希望で残しました。しっぽはフサフサでしょう?なんたって、タヌキ二匹を合わせていますからね(^_^)

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もふもふ~です。

寝ましょう。2日間続けて夜なべは朝にこたえる。明日は炭焼き。あの大きな炭窯が待っている。

おまけ


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尻すけの使い方

お尻に当てて、地面に座る時にそのまま尻に敷くノです。

実用性を考えて脂っ気をわずかに残してあります。なんつって。

格好つけて言ってみました。

 

おしまい

はい!注文入りました!

こんにちは「その嫁」です。

「その嫁」にお客さんからの注文が入りました。今回の品物は~(^^)

【タヌキの尻すけ】です。

【尻すけ】って何よ?と思いますよね?

以前【産業祭】についてお話した時に紹介したアレです。

ネットで検索すると色々出てきます。(鹿革とかアナグマやら形も様々、値段も色々です)

ネットで一般的に出回っているのは、オシャレ寄りだったり、アウトドア寄りでシャレオツしてみる~?といった雰囲気なのですが。

なんとなんと!(^^)!

私に注文してくれたのは、本物の山伏(やまぶし)の人です。修験者とも呼ばれる人です。確かに【タヌキの尻すけ】について調べていた時に山伏が出てきたもの!私の【タヌキの尻すけ】はシャレオツではありません。確かに山伏にはピッタリかも。

と、ここに至るまでスムーズで問題無いように見えますが。納期は5月2日まで!

「あら?まだ余裕じゃない?」と思いますよね?

余裕無いんですよ!

じつは…

「その嫁」都合があって20日には四万十町から暫くいなくなるんです。

「鍛冶屋見習い」に山伏さんから「タヌキの尻すけそろそろ出来上がった?」と電話が来たのが14日 ファッ?!(゚Д゚)?!!!

「その嫁」アホだ~!すっかり忘れていた!そういえば【タヌキの尻すけ】の話を「山伏さん」とかなり前に話した記憶があるぞ?!うわ~!バカバカバカ~!!

でもねちょっと言い訳をさせて下さいな。

かっぱで飲んでいた時の話なの。つまりお酒の席での話なの。高知県のもの凄い風習【献杯、返杯】ですっかり酔っ払いになっていたんだよ~

その嫁は「なんか山伏さんタヌキって言っている~ウィ~ガハハ~!」…となっていたんだよ~

本当にバカタレですね。

自業自得、因果応報…

酒ッコ飲んでものまれるな。乗るなら飲むな。と標語かよ?!

そんなこんなで

【タヌキの尻すけ】せっせと作っています。

今日やっとタヌキ二匹分の毛皮を貼り合わせて縫い付けました。ヒ~!(x_x;)


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今夜は夜なべ、「鍛冶屋見習い」と組紐を作ります。組紐…2時間半かかる…


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毛糸の束を地道に編むのです。力を均等に二人息を合わせて…コレが出来ないんだよ…ケンカになるんだよ…

頑張れ明日には出来るぞ。

しかし…まんずまんず

「酒ッコ飲むならメモ帳持だねばマイネ」

どうも「その嫁」でした。

 

おしまい

 

 

 

 

ぎっくり腰なんですが

こんにちは「その嫁」です。

4月10日の朝ぎっくり腰になりました。あまりの痛さに動けずに寝ていたら、耳元で鳴るスマホ。誰だ?なんだ?と電話に出ると。

「どうも~こんにちは~松の所のくくり罠に鹿がかかっちょるよ~♪」

山を見に来ていた役場の人からでした。どうやら前日にかけた罠に鹿がヒットしたようです。

「その嫁」は罠を3ヶ所かけました。獲物をピンポイントで狙うのです。一撃必殺です。カッコイイだろ~!

前日の様子です。晴れていて暑いくらいです。

佐清水のオンチャンから貰った大事な罠です。何種類か罠の形がありますが、何を使うかは自分の好みです。私のは西川式です
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罠を準備して、山足袋も履いた!猟友会の帽子をかぶり、駆除許可の腕章を着けて、いざ山へ!

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獣道があります(赤い矢印)そこをたっどって行き、かかりそうな場所にかけていくのです。

かけ方のコツは企業秘密です。10分もあれば罠の設置完了です。

スゴいだろ~!ガハハ!罠を設置して翌日にはかかるのだよ~(ΦωΦ) タイミングがあるんだよ~

それはね夜に雨が降ったから。雨が降るときは鹿がよく動き回るからです。

しか~し!「その嫁」困ったぞ。ぎっくり腰で動けない!けど行くしか無い。痛み止めを飲み、コルセットを着けて「鍛冶屋見習い」にお手伝いをお願いしました。腰が痛いからまともに歩けない。「その嫁」考えた。木の棒を両手に持って四つ脚の気分で登ります。ちょっと楽ですよ~


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現場に着くなり、開口一番

鍛冶屋見習い「どこだよ、いねーじゃん。」

その嫁「居るんだよ、ホレ下で動いているだろ?」

鍛冶屋見習い「うわ~!居るよ~!俺無理だよ~!」

「鍛冶屋見習い」がワーワー喚いていますが関係ありません。罠にかかった鹿は大抵脚を骨折か脱臼しているので、逃がしたところで自然では生きて行けません。殺します。

「その嫁」は頭を叩いてから頸動脈を切って殺しました。「鍛冶屋見習い」は怖がってまだ喚いています。でも仕方がありません、手伝って!「その嫁」ぎっくり腰なんだもの。それから止め刺し(殺した)を終えた頃に、山を見に来ていた役場の人達がきました。山を管理しているオジサンやりっちゃん先生もいます。「済んだかね~?(止め刺し終わった?)」「うわ~おるで~俺は無理だ」「見てられん小心者やけん。魚までが限界だ」と男達は好き勝手言っています(^^)

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その中で流石りっちゃん先生。「おう!ようやった!鹿を退治してもらわんと(山が荒れる)」

無事に山を下りて「鍛冶屋見習い」に鹿を運んで貰い、解体小屋へいきました。

駆除しました。と言うことで写真を残します。

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ありゃ?黒板の日付間違っていますね。

その後は一人で解体してお肉にして家に持って帰りました。

何にして食べようか?鹿のロースト?鹿ハンバーグ?赤ワインでロワイヤル仕立てにしましょうか?コンフィにしようか?

色々作れるのですが…なんと!「その嫁」は鹿肉があまり好きではないのです。残念!牛肉が好きなの。でも「鍛冶屋見習い」や我が家に来たお客さんが「おいし~い!」と喜んで食べるから良かった、良かった。頑張って作ろう。

また見回りに行かねば…ぎっくり腰、治りますように。

 

おしまい

 

燻製になってしまう

こんにちは「その嫁」です。

火を付けました。

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熱い…!


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煙が勢いついたよ!今は焚き口が風下だ!画像だけでは分かり難いですが、凄く熱くて煙い!燻製になりたくないので

火から逃げましょう。

そろそろ窯の中の木に火が完全に着きます。

 

お花摘みして忘れ物!致命的なミス…?!

こんにちは「その嫁」です。

今日もとても良い天気でした。四万十町の桜は満開です。遠い北国、弘前の桜はまだまだ先ですね~


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んで、今回は何をしたかと言うと、前回焼いた炭を窯から出して、2回目の木を詰めます。上手く焼けているかな~(^_^)窯の蓋を開ける瞬間はワクワクします。見えてきたよ~

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良く焼けています。上出来です。
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蓋を全部取り除きました。炭を全部出し終えると顔は真っ黒です。続けて木を詰めます。

ついでに遊びで変わった炭も一緒に作りますよ。え?虫の炭?イヤイヤ、せっかく春に出てきた虫を焼くなんて!「その嫁」はそこまで悪魔ではありません。今回は

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春のお花を焼きます。「鍛冶屋見習い」と我が家の庭や道中で摘んできました。いい歳をした縄文face(縄文人の様な顔)の男と弥生faceの女がお花摘みをする画。怪しすぎますが…花畑の2人は肝心な事に気がついていなかった。お花摘みに夢中で致命的な忘れ物をしている事に…!!

あちゃー!窯の中に木を詰めている途中で気がついたよ。なんてこったい!チェーンソーだよ!今更取りに行くのが面倒だからって?「鍛冶屋見習い」はノコギリで丸太を切り始めたぞ?!ohNO!やめてくれ日が暮れる!「その嫁」は待ちくたびれて窯の中で寝ちまうぞ!

はい。観念してチェーンソーを取ってきて。


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良かったね文明の利器サイコー。詰め終わりました。また蓋をして、りっちゃん先生も様子を見に来てくれて「うん!えいね。上等!」と合格を貰いました。火は明日の朝着けます。夜中に出動しなくても良い計算ですが、さてさてどうなりますやら。
では朝早いので寝ましょう。そうしましょう。

スミオヤ(-_-)zzz

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

奈良の大仏作っちゃった奈良県。

こんにちは「その嫁です」

炭窯の側に居た夜もあの曲が頭から離れなかった。ついついメロディーを口ずさんでしまう。さあ冒険だぜ!

って!鍛冶屋でも炭焼きでも狩猟でもない。全く関係ない話しでごめんなさい。

 

3月17日に行ってきたの。奈良県まで。

目的は大仏?東大寺飛鳥時代キトラ古墳?NO、NO、NO世界遺産

YES!ドラクエコンサート。日本センチュリー交響楽団が演奏するの。指揮者も凄いの。すぎやまこういちさんは来るかな?来ないかな?

レキシの歴史songを聴きながら、目指した奈良県奈良の大仏作っちゃった奈良県


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いがったよ~!最高でした。オープニングのテーマ曲から始まって、感動して涙が出そうになった~!途中、村やお空を飛んでいる曲もあったり。ラスボスの曲はかっこよかった!

すぎやまこういちさんは来なかったけど、本当に行ってよかったです。


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でもね、やっぱり奈良といったら大仏だよね。

前言撤回、YES!世界遺産


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行ってきました。東大寺

雨が降る中、鹿の糞に怯え行ってみたらスケールが大きい!ビックリ仰天!

大仏様は呆気にとられて写真を撮るの忘れた。

こんなに感動したのに、私はドラクエの存在しか知らないの。

私は歴史に詳しい人間、飛鳥時代解説しちゃうよ。え?要らない?

なんでドラクエの曲知っているかって?

コンサート前に予習したのです。ドラクエⅢをやってもらって横で見ていた、にわかドラクエ人間が楽しめたのです!また行きたい!ドラクエコンサート!

 

おしまい

 

 

 

いま、私は炭窯の前に居ます

こんばんは「その嫁」です。

 

昨日は午後から炭焼きでした。

今回は「鍛冶屋見習い」の師匠のお友達。りっちゃん先生の窯をお借りします。

松の木は2週間前位にチェーンソーで割りました。4当分ほどに割らないと、重くて炭窯に入れられない。昔の家の梁や柱は太いでしょう?昔の家は建材として松を使っていたんです。そんな家を壊した時にバラバラになった建材は立派な松炭になります。


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上の写真は、詰めオワタ~!そして蓋をした~の図です。
\(^o^)/既に横の口から火を焚いています。


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焚き始めの煙はこんな感じです。白っぽくて重い煙と言いますか、下に向いて煙が流れていきます。

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どんどん火を焚きます。何故かというとこの時点ではまだ松の木に火が付いていません。

松の木に火が付くまで、薪を絶やさずに煙の様子を見続けます。うぇ!ゴホゴホ!!!

(ノД`)煙がコッチに流れてきたー!! 

ギャー!目がァァ目がァァァ!

と泣きながら火の番をする事3時間。煙の勢いがつきました。機関車の煙のようです。

こうなったら、薪をくべるのはお終い。

中で燃えた松の木が燃えながら火が落ち着くのを待ちます。煙が白から青い透き通った色に変わります。

間もなく23時を迎えようとしています。

私は炭窯の側で待機中です。昨日に火を止めてから29時間経ちます。そろそろ煙突を閉じて、焚き口も閉じて良い頃です。タイミングを見計らっています。真っ暗な山で…

あらヤダ怖いじゃない。まだお家で眠れないじゃない。

だはー!月が出た出た!タヌキも出た出た。ポンポコポンポン

炭の達人になると時間調整が可能になって、夜中に待機しなくても良いようにできるんだって。

 

おしまい。

 

小学生から鉈の注文

こんにちは、勝秀鍛冶屋の菊池です。

 

私が鍛冶屋を志、4年経ちますが一番若いお客さんからのご注文です。

 

小学生の男の子です。

注文は腰ナタで、「おれが使うくらいの大きさ」。

 

子供がナタなんて危ないわよ!やめなさい。

 

と思う大人が大半だとは思いますが、この男の子のお母さんとお父さんは賛成の様子。

どうやらお年玉を貯めてまで鉈が欲しいそうです。

 

師匠と相談し5寸~5.5寸程で扱いやすい両刃の半オタフク型の制作を始めました。

 

師匠が「ヨシ作るぞ!」とその子に伝えてから毎日、毎日見に来ます。

目をキラキラさせながら。

 

毎日来るものだから本当は同じ工程を10丁程まとめて進めるのですが、特別にそのナタを優先に進めていきました。

 

そして完成品がこれです。


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もちろん作りは大人用とすべて同じ。厚さも柄も鞘も。

ここで子供が持つものだから~と、余計に軽く作ったり木材を変えたりは手抜きと一緒。子供に失礼。


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f:id:kajiya40010:20190323224236j:imageバランスも、刃の研ぎも、
f:id:kajiya40010:20190323224310j:imagef:id:kajiya40010:20190323224335j:image柄も。

そして完成の日、鍛冶屋の前の坂をダッシュで上ってきて、顔に出てるよ嬉しさが!

 

軽く使い方や決まりごとを伝えて「明日お金持ってくる!」と言ってまたダッシュで帰っていきました。

 

そりゃあ大人が当たり前に使っている道具なんだから子供も使いたいよね。

しかも刃物なんて子供でもカッコイイって思うよね。分かるよ。

 

だから大人と同じクオリティで値段も同じ…、と言いたいところだけど師匠が大まけしました。

 

そこは、【子供】だから。

 

 

【鉈の勝秀】 

勝秀鍛冶屋(松村) 

〒786-0504 
高知県高岡郡四万十町十川233-2 
TEL 0880-28-5429 

ちょっと寂しいなぁ

こんばんは「その嫁」です。

 

私は3月いっぱいで「その嫁先生」ではなくなります。鍛冶屋に専念するためです。

4年以上お世話になった保育園と子ども達へ

ぬいぐるみを作りました。本当は自分が子どもの時に使っていたオモチャを、実家から送ってもらおうとしたけど上手くいきませんでした。残念。

だから手作りだけど、猫ぐるみ二匹を保育園に置いていきます。

「顔面センター」と「顔面とっチラかり」の二匹。猫ぐるみの名前ですよ。
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遊んでくれるといいなあ

その嫁先生は4月からは鍛冶屋のオバサンになります。それまでは少しの間、宜しくお願いいたします。

ちょっと寂しいお話しでした。

 

おしまい

 

松炭、欲しい人はおらんかね~

こんにちは「その嫁」です。

鍛冶屋で使う松炭を作り始めて1年が経ちます。山から松の木を取って来て、炭窯に入れやすいように割って、炭窯に詰めて、火を付けて、止めて、塞いで、冷めてから炭出ししてと、いちから説明してもくどいだけ~!

炭だけにスミません~

 

1年で4回炭焼きました。1回で450㎏前後の炭が出来あがります。大体トータルで1800㎏は作った事になります。まだ焼いていない松の木があと2回焼く分あるかないか位。焼いて焼いて焼きまくろう~!

しかし「その嫁」は肝心な事を「鍛冶屋見習い」から確認していなかった。

その嫁:「ねぇ、そういえば鍛冶屋で使う炭の量はひと月、どの位だのさ?」

鍛冶屋見習い:「え?15㎏位かな。年間で180㎏かな。」

その嫁:「へ?」

1800㎏もある松炭…10年分?!(ΦωΦ)!!


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このまま一生分を作るつもりなのだろうか?髭だらけの「鍛冶屋見習い」の顔を見ても「縄文人みたいな顔…」としか頭に浮かばない…

この大量の松炭、置き場が無い!どうにかして売らなきゃ次の松炭が焼けない。道路沿いの空き地には焼く前の松の木を置かせてもらっています。みんな道路を通る度に「鍛冶屋見習い」の松の木だって知っているから目に付く。みんな心配になる。

みんな其の①:「あの松の木腐りやせんかね?キノコが生えてるぞ!大丈夫か?!」

心配かけてごめんなさい。キノコが生えだした木は松の木に混ざって置かれている桜の木なの。

みんな其の②:「あれほど雨ざらしで置いちょって構わんが?」

心配かけてごめんなさい。大丈夫なのです。炭焼きしている物知りオンチャン曰く「松の木はなんぼ置いちょっても炭には一向構わんけんね~」だそうです。

でも流石に物知りオンチャンも3月に入ったら「あの松の木、(炭)焼けや~」と言い出しました。

でもね、でもね。

1800㎏の内、数百㎏は販売したよ。工業高校でたたら製鉄を授業で行うために松炭が必要なのだそうです。そして他もやっぱりたたら製鉄や鍛冶屋の同業者。

あ~れ~?!やっぱり使い方は同じ。普通にキャンプや七輪には使えないんですって!

何故かって火力が強くてバチバチ爆ぜる。実際使ってみたけど火の粉が飛んできて上着モンベルに穴が空いた(*_*;

だから普通に使う用には売れません。業務用です。

あ、陶芸でも松炭は使うようです。

アワワワワ~(;゚д゚)

販売先を確保するか、欲しい人をピンポイントで探していこうか。どうやって探そうかな。どうするべ。

あ~困った松炭。まいっちんぐ

 

おしまい

 

 

【鉈の勝秀】 

勝秀鍛冶屋(松村) 

〒786-0504 
高知県高岡郡四万十町十川233-2 
TEL 0880-28-5429 

椎茸王国!四万十町十和

こんにちは「その嫁」です。

我が家の小屋の裏には椎茸の木を置いています。菌を打ち込んでから今シーズンで2年目です。毎年我が家の小屋の裏は椎茸王国です。昨年秋の椎茸ブームが一度沈静化したのですが、今年の2月に入る前からまたポコポコ椎茸が出てきました。こちらがその写真です。
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…お判り頂けただろうか?(心霊写真かよ?!)

木から丸いのがポコポコ。全部椎茸です。こちらは椎茸が出過ぎて隣り合わせで窮屈そうです。
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こんなのは片っぽ取ってしまいます。

毎日、椎茸の木をチェックしています。雨が降ると一気に成長して、椎茸の形が傘をひっくり返したみたいに広がってしまいます。見た目が悪くなります。寒い時期は成長が遅いのですが、それでも放っておくとオバケみたいに大きくなります。

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これはナメクジやカタツムリ用にワザと取らずに残していました。あちこち欠けているのはナメクジが食べた痕です。

(どの画像も横向き(*_*;うまく出来ない)

椎茸の原木は山の整備の手伝いをしたときに「鍛冶屋見習い」が貰ってきました。その木(どんぐりの木)に専用ドリルで穴を空けて、菌を打ち込んで1年放置。2年目から出てくるそうです。

家の裏で簡単に椎茸狩り。最近は椎茸がとれすぎて食べきれない。椎茸料理で毎日食べても余るから鍛冶屋の師匠の奥さんにお裾分けしています。

「おかげで、なんちゃあ買うに及ばん。」と喜んでもらえました(^^)

あと、椎茸って使いやすいように切ってから生のまま冷凍保存できるんですって。凍ったまま使います。私は知りませんでした。

バンザ~イ!椎茸王国、四万十町十和!

 

おしまい

 

刃物いろいろ在るよ  

こんにちは「その嫁」です。

少し前にハクビシンのお話しをしましたが、その時に紹介した刃物について詳しくお伝えしましょう。

テレビショッピングの某ジャパなんちゃらではありませんが 笑

ご紹介したい商品はこちら!ジャジャン!!


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「鍛冶屋見習い」が作った解体刃物(両刃)

これが良く切れるんですよ~!

分厚いイノシシの皮もスーッと!

骨に当たったり、関節の部分を切っても刃こぼれ無し!

タヌキを捌いて脂がベタベタ刃に絡んでも切れ味は抜群!

間違って指を切っても痛くない!「アツっ!」と思うだけ!(私は変態ではありませんよ!切れた後にジワジワ痛くなりますよ、痛いのキライです)

怪我した所は寄せてからテープを貼ると2日後には元通り!

凄いでしょ~!スゴいんですよ!この切れ味。

お値段はなんと3500円! わ~!お安い!

昨年は猟師のオジサンが「この形(解体刃物)がいい!」と言って注文頂きました(^^)使い勝手も「文句なし!」です。よかった~

仲間にあげたい!と言って追加で2丁注文していきました。

 

他のラインナップもありますよ~包丁色々!

後は希望に応じてオーダーメイドも可能です
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「鍛冶屋見習い」の包丁は「黒打ち」といわれる黒い包丁です。この黒い部分を削って磨くと、普通の包丁になります。

なぜ「黒打ち」かと言いますと「鍛冶屋見習い」の好みです。でも柳刃包丁なんかはピカピカに磨き上げます。

…え?鉈は作ってないのか?

う~ん鉈はですね~。

「早う鉈を作れや~」と言ってくださいますが、形にはなりますよ。作れないことはありませんが、売り物にはなりません。まだ師匠の足元には来たけど、膝上ぐらいまでしか追いついていないもんで。

今暫くお待ちくださいませ。

練習として、ちょこちょこ「鍛冶屋見習い」は自分用に鉈やナイフや色々作って使っていますよ。

 

そうそう、紹介し忘れていた。

刃物の研ぎ直しもできます。レターパックでO.K.!

販売も出来ます。レターパックでO.K.!

郵便局に確認したら危なくないように梱包していたらO.K.!なんですって。

便利な世の中~(^^)

 

おしまい

 

 

売れました!タヌキ油

こんにちは「その嫁」です。連投ですみません。

以前お伝えしたタヌキ油が

なななななんと!|ω・`)チラ

売れました~!ワーイおめでとう~!

大正の道の駅でも売れた!更にはネットで調べてくれた方が電話注文してくれました。ヤッター!

タヌキありがとう~!地元のオンチャンありがとう~買ってくれた人ありがとう~

思っていたよりも沢山出来て、売れなかったらどうしよう…と心配していました。


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早速、注文の分は梱包して、タヌキ印を印刷した紙にお礼を書きましたよ。だって嬉しいんだもの。でも四国の人ではなかったので、タヌキ油の使い方が判らないそうです。使用方法も添えて、真偽の程は判らないけど、保湿効果はバッチリ!火傷に効いた!と「その嫁」の使った感想を書きました。

(^^)

あと夕方、近所のオバチャンからの情報

「鹿の油がなんと、何にでも効くがよ~」

「オバチャンの割れた踵にうす~に塗って靴下を履いて寝たら、一晩でキレ~に治ったがよ~」

鹿の油?!夏の雄鹿からしか取れなくねぇが?!だって鹿は元から脂が少ないもの。

「なんと作るのが大変ながね~。ゴトゴト練らないかんて。」

オバチャン貴重な情報をありがとう。タヌキよりも貴重だと思うよ、鹿油。夏の鹿を捕まえたら作ってみよう。

 

おしまい

※狸の油は冬~春まで販売。1000円と700円があり発送可能です。