勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

お~い菊池の所にいくぞ~!

こんにちは「その嫁」です。

 

あれからずーっと鍛冶屋の作業場を準備しています。毎日、油とススまみれでございます。鼻も真っ黒、眉毛はススで眉間から繋がった!

そんな事は些細なこと。

一番大変な事はアレよ。

重い機械を動かすこと。

以前お話したハンマーを他所から人力で動かした。アレは大変な作業でした。

まだまだ大変な作業は残っている!所定の場所に据え付けるのだ!"(-""-;)"

もう流石に重機か何かで持ち上げたいですよね~。

やっぱり文明の利器で動かしたいですよ~。

 

…いやいや。

そこはやっぱり人力でしょ?!

(by鍛冶屋見習い)

また人力ですかい?!((((゜д゜;))))

というワケで、

今日のメニューは~

①所定の場所の近くまでハンマーを動かす

②ハンマーを持ち上げて設置

の二品でございます。

やりましたよ。ええ、やりましたとも。

「鍛冶屋見習い」と「その嫁」二人でジャッキを駆使して①を平らげました。

建屋のほぼ中央に置いていたハンマーを(下の画像)


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根気よく少しずつ、ハンマーを歩かせるようにずらしながら移動したのがこの位置。下の画像です。メニュー①完了の図でございます。


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コレを見ると人が集まっていますよね?コレ実はは凄いんですよ~有難いんですよ~

メニュー②(ハンマーを設置する)をやるには人手がいるので、

工場を建ててくれた大工さんに声をかけました。

たまたま近くの現場で作業していたのですが即答!

「おう~どればぁ集まったらイケる?五人ぐらいか?今すぐやろうや。」

と大工さん達集合。電気工事に来ていた電気のオジサンも、側に居たタケシちゃんも召集。みんなで

「菊池の所にいくぞ~!」と言って集まったのです。

工場の近くにたまたま居たオジサンも捕まえて、助けてもらいました。

オジサン総勢6名が一斉に取りかかる。

凄く重いのですが、オジサンパワーで持ち上がりました!!
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あら「鍛冶屋見習い」は?出番無し?
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居ますよ。アンカーに入るように誘導しています。

怪我も無く無事にハンマーを設置しました。


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「菊池の所にいくぞ~!」と言って集まっていただきまして、本当にありがとうございました。

ハンマーを設置した後、6人のオジサン達は

「じゃあな!」

と格好よく帰って行きました。

(^^) 

こりゃあ「鍛冶屋見習い」と「その嫁」は

頑張って1日でも早く工場を使えるようにしなくては。そして、新しい「菊池の工場」から鍛冶屋のハンマーの音を響かせなくてはいけませんね。

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菊池やけん! 笑

こんにちは「その嫁」です。

またまたお久しぶりです。

もう7月ですね。七夕が迫っていますね。youの願い事は?と聞かれたら答えますよ。え?それよりも?…鍛冶屋はどうなっているかって?

 

先月の中旬過ぎから鍛冶屋の工場の中に機械を運び込んだり磨いたり穴を掘ったりしています。今回はハンマーのお話。

鍛冶屋のハンマーを見たことありますか?

コレです。
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運ぶ時に一部バラしているので、完全体ではありません。グラつかないように下からジャッキで支えています。ジャッキのある辺りに重さ150㎏はある鉄の棒がぶら下がります。

昔懐かし「坂本式」のハンマーです。現在も使っている鍛冶屋は少ないしハンマー自体、生産終了です。

コレは鉄でできていて、鋳物の部分もありますので、みっしり中身が詰まった鉄のかたまり。だからもの凄く重いのです。

昔、十川で鍛冶屋をしていた所から譲って貰いました。そこから運んで来て今は仮置き。どうやって動かしたかと言いますと

じ、ん、り、き♡ 

人力ですよ?!

動かす前までは「鍛冶屋見習い」どういう計算をすれば、その考えに至るのか…

自分含め「炭のオジサン」と「その嫁」の

たった3人で動かせる!

「イケるぞ!」と言っていました。

((((゜д゜;))))無理だって。その考えイケてない。

「炭のオジサン」と「その嫁」は…

(;¬_¬)…(;¬_¬)ジー  (^_^)ノ

こんな感じです。そりゃそーだ。

案の定、様子を見に来た齢80を越えた師匠を巻き添えにし、

「何しよるが~?」と通りがかった後期高齢者のキクニィもグルグル巻き込み。

平均年齢やや高めになりますが「鍛冶屋見習い」含めた四人の男で持ち上げて運びました。

キクニィは「菊池やけん、手伝うがで~笑」と言ってくれて、

炭のオジサンは「またいつでも言うて下さい。手伝います。」と、なんとも有難い。

師匠は…と言いますと齢80オーバーには見えない体格とパワーでございました。

 

ハンマーを運ぶ前からも、通りがかったオンチャンが現場監督をしてくれて、ロープのかけ方やらコツを教えてくれました。

もう、皆さまのおかげでございます。

「その嫁」は大して役には立たず。

砥石の機械を持ち上げ損ねて腰負傷

ぎっくり腰したばかりだってのに、バカよね。

 

おしまい

四十手前で手にしたモノ

こんばんは「その嫁」です。

かなりお久しぶりでこまざいます。

久しぶりなのに、鍛冶屋でも狩猟でもない事でスミマセン。

 

訳あって四万十町十和を離れている間に、普段はじっくりできない事をしてきました。

それは楽しくありません。何かというと、

歯医者に通う事です。

治療を受ける中で、日常的に歯を食いしばっていて、寝ているときも疲れる~!

と話したら

マウスピースを作ることになりました。

んで、歯医者さんから「ハイッ」ヽ(^^)

と渡されたマウスピース

ビニール袋に入れていたけど、ケースは購入のようです。

"(-""-;)"「う~入れ歯ケースしかないんだ~イヤだなぁ。」

と購入を拒否して帰宅。

母にマウスピースの話をしたところ

「あ~いいのがあるよ~」

「カワイイでしょ~♡♡」

と持ってきたのが


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コレ…"(-""-;)"

母ちゃん、どこから手に入れてきたんだよ?

 

保育園でいつも見てきたよ。

保育園児に説明されたよ。

プリキュア

 

四十手前になった子ナシの私がプリキュア

「え~?!プリキュア?!」

と拒否してみたけど、試しに入れてみるかマウスピース。

ありゃ~!!幸か不幸かピッタリ!

ということで、私のマウスピースのケースはプリキュア

 

まだマウスピースに慣れませんが、夜中に顎が疲れて目が覚める事はなくなりました。

 

おしまい

 

 

【よってこい四万十】でやっと鉈を

こんにちは、勝秀鍛冶屋の菊池です。

 

嫁からのパスを受け鯉のぼりのイベント、【よってこい四万十】の報告をします!

 

イベントに向けて以前ブログで書きましたが、間に合わせるために鉈を作っていました。

このイベントは観光客も来ますが、地元の方も多く鍛冶屋見習いの現状を見てもらうには絶好の機会。

 

その為にどうしても完成させ見てもらいたかったのです。

 

前日にやっと完成。


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銘は当然ありません。師匠の作ったものとは似て非なるもの。

自分が仕上げているので悪いところよくわかります…。

 

それでも見て頂きたくて並べました。


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包丁と共に。左の鉈以外、菊池作。

値段は師匠に評価して頂きこれくらいならもらっても良いだろうと、価格を決めました。

 

そして当日…。

 

やはり地域の方がたくさん声を掛けてくださりここまで出来る様になりました、と報告が出来ました。

お褒めの言葉、プロ目線の厳しい評価など、色々な話を聞かせて頂きました。

とても有り難く思います。

 

結局、見習いが作ったことはもちろん、不具合が出る可能性があることを説明し納得をした上で3人の方に鉈を買って頂きました!

 

本当に有り難いです。

 

来年も同じイベントで更に良いものを並べます。

次はもっと自信のあるものを!恥ずかしくないものを!

 

頑張ります!

 

 

…まだまだ注文は師匠へ、師匠のものをご購入ください。

 

【鉈の勝秀】 

勝秀鍛冶屋(松村) 

〒786-0504 
高知県高岡郡四万十町十川233-2 
TEL 0880-28-5429 

 

 

 

 

ホンモノがホンモノを装着!

こんにちは「その嫁」です。

今日5月3日は高知県四万十町十和で【こいのぼりの川渡し】に因んだ【よってこい四万十】というイベントが開催されます。

そのオープニングセレモニーで、川に関わる神事が執り行われます。

神事と聞いてピーンときたアナタ!さすが!

山伏さん登場~!

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【タヌキの尻すけ】ですよ~!

私が作ったタヌキの尻すけ

夜なべをして作ったタヌキ、フワフワ~のモフモフ~のタヌキ

実際に着けている姿は~

格好いいですよ


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山伏さんのお師匠さんも着けています


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ホンモノの山伏がホンモノのタヌキの尻すけを着けている

嬉しいですね~

最高ですね~

また頑張って作っちゃうよ~

塩漬けにした毛皮がまだ冷蔵庫にあるもの。

(冷蔵庫は獣専用が別にあるんですよ)

張り切るのはいいけど…手間がかかる。

皮から余計な脂や肉を取り除いて綺麗にするので3時間

腐敗しないような処理をするのに一日

干して柔らかくするのに上手く乾いて2日間程

手間~!!(x_x;)!!

でも頑張ろう、やるべし。

あ、そうそう。えーっと、「鍛冶屋見習い」の方はどうだったかと言いますと~

「鍛冶屋見習い」が自分で報告するでしょう。それまではお楽しみに。

 

おしまい

 

 

 

間に合わせないと

こんにちは、勝秀鍛冶屋の菊池です。

 

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四万十町十和地区では鯉のぼりの川渡し発祥の地として500匹程の鯉のぼりが泳いでいる今日この頃、私は焦って仕事をしています。

 

イベントに間に合わない!

 

その鯉のぼりの下でイベントがあり、出店をするのです。日にちは5月3日。

自分が作った鉈と包丁と薄刃を並べるのですが、鉈がまだ完成していない!

 

今はまだ身の部分しか出来ていません。

イチからの経験が少なく時間がとても掛かってしまいました。

 

腰鉈表裏

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剣鉈表裏
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見た目はそれなりに見えるけれど…。ダメなところだらけ。
それでもここまでやったのでなんとか売りたい。

 

柄と鞘をダッシュで作らなくては!

 

 

 

 

さびしいですなぁ~

こんにちは「その嫁」です。

ちと、ワケあって家を離れていますが、私は現在、ホームシックといいますか猫シックになっています。

我が家の猫さん。

吉次郎三郎つや子さん、通称「きちじ」


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コップの縁に顎を乗せて寝ているんですよ。

会いたいなぁ~

わが子に会いたいなぁ~

と思っていましたら、タイミング良く「鍛冶屋見習い」が猫動画を送ってくれました。

サンキュー見習い!

動画が載せられないのが残念無念

箱に入ったキチジを見に来ている白黒の猫

(^_^)「コロにゃーゴロ助左衛門」通称「コロ助」が居るではないか?!

カワイイ~!


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と親バカならぬ猫バカになって、デレデレしております。

暫くは会えないが…我慢我慢

私の事を忘れないでいてくださいまし。

きちじ&コロ助

「鍛冶屋見習い」は…まあいいや。

 

おしまい

できたど~!!

こんばんは「その嫁」です。

昨日お話をした【タヌキの尻すけ】に使う【組紐】ですが

夜なべ~をして、せっせ~と編んだだよ~♪


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腰紐になります。先の部分は編み方が違います。「鍛冶屋見習い」と力が弱いだ強いだとケンカもせずに、最短記録の1時間でできました。良かった良かった。

色は山伏さんに確認してから決めました。山伏さんもお坊さんと一緒で階級ごとに色が決められているそうです。

ひたすら縫い付けて

やっと完成!


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前足は山伏さんの希望で残しました。しっぽはフサフサでしょう?なんたって、タヌキ二匹を合わせていますからね(^_^)

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もふもふ~です。

寝ましょう。2日間続けて夜なべは朝にこたえる。明日は炭焼き。あの大きな炭窯が待っている。

おまけ


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尻すけの使い方

お尻に当てて、地面に座る時にそのまま尻に敷くノです。

実用性を考えて脂っ気をわずかに残してあります。なんつって。

格好つけて言ってみました。

 

おしまい

はい!注文入りました!

こんにちは「その嫁」です。

「その嫁」にお客さんからの注文が入りました。今回の品物は~(^^)

【タヌキの尻すけ】です。

【尻すけ】って何よ?と思いますよね?

以前【産業祭】についてお話した時に紹介したアレです。

ネットで検索すると色々出てきます。(鹿革とかアナグマやら形も様々、値段も色々です)

ネットで一般的に出回っているのは、オシャレ寄りだったり、アウトドア寄りでシャレオツしてみる~?といった雰囲気なのですが。

なんとなんと!(^^)!

私に注文してくれたのは、本物の山伏(やまぶし)の人です。修験者とも呼ばれる人です。確かに【タヌキの尻すけ】について調べていた時に山伏が出てきたもの!私の【タヌキの尻すけ】はシャレオツではありません。確かに山伏にはピッタリかも。

と、ここに至るまでスムーズで問題無いように見えますが。納期は5月2日まで!

「あら?まだ余裕じゃない?」と思いますよね?

余裕無いんですよ!

じつは…

「その嫁」都合があって20日には四万十町から暫くいなくなるんです。

「鍛冶屋見習い」に山伏さんから「タヌキの尻すけそろそろ出来上がった?」と電話が来たのが14日 ファッ?!(゚Д゚)?!!!

「その嫁」アホだ~!すっかり忘れていた!そういえば【タヌキの尻すけ】の話を「山伏さん」とかなり前に話した記憶があるぞ?!うわ~!バカバカバカ~!!

でもねちょっと言い訳をさせて下さいな。

かっぱで飲んでいた時の話なの。つまりお酒の席での話なの。高知県のもの凄い風習【献杯、返杯】ですっかり酔っ払いになっていたんだよ~

その嫁は「なんか山伏さんタヌキって言っている~ウィ~ガハハ~!」…となっていたんだよ~

本当にバカタレですね。

自業自得、因果応報…

酒ッコ飲んでものまれるな。乗るなら飲むな。と標語かよ?!

そんなこんなで

【タヌキの尻すけ】せっせと作っています。

今日やっとタヌキ二匹分の毛皮を貼り合わせて縫い付けました。ヒ~!(x_x;)


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今夜は夜なべ、「鍛冶屋見習い」と組紐を作ります。組紐…2時間半かかる…


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毛糸の束を地道に編むのです。力を均等に二人息を合わせて…コレが出来ないんだよ…ケンカになるんだよ…

頑張れ明日には出来るぞ。

しかし…まんずまんず

「酒ッコ飲むならメモ帳持だねばマイネ」

どうも「その嫁」でした。

 

おしまい

 

 

 

 

ぎっくり腰なんですが

こんにちは「その嫁」です。

4月10日の朝ぎっくり腰になりました。あまりの痛さに動けずに寝ていたら、耳元で鳴るスマホ。誰だ?なんだ?と電話に出ると。

「どうも~こんにちは~松の所のくくり罠に鹿がかかっちょるよ~♪」

山を見に来ていた役場の人からでした。どうやら前日にかけた罠に鹿がヒットしたようです。

「その嫁」は罠を3ヶ所かけました。獲物をピンポイントで狙うのです。一撃必殺です。カッコイイだろ~!

前日の様子です。晴れていて暑いくらいです。

佐清水のオンチャンから貰った大事な罠です。何種類か罠の形がありますが、何を使うかは自分の好みです。私のは西川式です
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罠を準備して、山足袋も履いた!猟友会の帽子をかぶり、駆除許可の腕章を着けて、いざ山へ!

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獣道があります(赤い矢印)そこをたっどって行き、かかりそうな場所にかけていくのです。

かけ方のコツは企業秘密です。10分もあれば罠の設置完了です。

スゴいだろ~!ガハハ!罠を設置して翌日にはかかるのだよ~(ΦωΦ) タイミングがあるんだよ~

それはね夜に雨が降ったから。雨が降るときは鹿がよく動き回るからです。

しか~し!「その嫁」困ったぞ。ぎっくり腰で動けない!けど行くしか無い。痛み止めを飲み、コルセットを着けて「鍛冶屋見習い」にお手伝いをお願いしました。腰が痛いからまともに歩けない。「その嫁」考えた。木の棒を両手に持って四つ脚の気分で登ります。ちょっと楽ですよ~


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現場に着くなり、開口一番

鍛冶屋見習い「どこだよ、いねーじゃん。」

その嫁「居るんだよ、ホレ下で動いているだろ?」

鍛冶屋見習い「うわ~!居るよ~!俺無理だよ~!」

「鍛冶屋見習い」がワーワー喚いていますが関係ありません。罠にかかった鹿は大抵脚を骨折か脱臼しているので、逃がしたところで自然では生きて行けません。殺します。

「その嫁」は頭を叩いてから頸動脈を切って殺しました。「鍛冶屋見習い」は怖がってまだ喚いています。でも仕方がありません、手伝って!「その嫁」ぎっくり腰なんだもの。それから止め刺し(殺した)を終えた頃に、山を見に来ていた役場の人達がきました。山を管理しているオジサンやりっちゃん先生もいます。「済んだかね~?(止め刺し終わった?)」「うわ~おるで~俺は無理だ」「見てられん小心者やけん。魚までが限界だ」と男達は好き勝手言っています(^^)

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その中で流石りっちゃん先生。「おう!ようやった!鹿を退治してもらわんと(山が荒れる)」

無事に山を下りて「鍛冶屋見習い」に鹿を運んで貰い、解体小屋へいきました。

駆除しました。と言うことで写真を残します。

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ありゃ?黒板の日付間違っていますね。

その後は一人で解体してお肉にして家に持って帰りました。

何にして食べようか?鹿のロースト?鹿ハンバーグ?赤ワインでロワイヤル仕立てにしましょうか?コンフィにしようか?

色々作れるのですが…なんと!「その嫁」は鹿肉があまり好きではないのです。残念!牛肉が好きなの。でも「鍛冶屋見習い」や我が家に来たお客さんが「おいし~い!」と喜んで食べるから良かった、良かった。頑張って作ろう。

また見回りに行かねば…ぎっくり腰、治りますように。

 

おしまい

 

燻製になってしまう

こんにちは「その嫁」です。

火を付けました。

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熱い…!


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煙が勢いついたよ!今は焚き口が風下だ!画像だけでは分かり難いですが、凄く熱くて煙い!燻製になりたくないので

火から逃げましょう。

そろそろ窯の中の木に火が完全に着きます。

 

お花摘みして忘れ物!致命的なミス…?!

こんにちは「その嫁」です。

今日もとても良い天気でした。四万十町の桜は満開です。遠い北国、弘前の桜はまだまだ先ですね~


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んで、今回は何をしたかと言うと、前回焼いた炭を窯から出して、2回目の木を詰めます。上手く焼けているかな~(^_^)窯の蓋を開ける瞬間はワクワクします。見えてきたよ~

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良く焼けています。上出来です。
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蓋を全部取り除きました。炭を全部出し終えると顔は真っ黒です。続けて木を詰めます。

ついでに遊びで変わった炭も一緒に作りますよ。え?虫の炭?イヤイヤ、せっかく春に出てきた虫を焼くなんて!「その嫁」はそこまで悪魔ではありません。今回は

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春のお花を焼きます。「鍛冶屋見習い」と我が家の庭や道中で摘んできました。いい歳をした縄文face(縄文人の様な顔)の男と弥生faceの女がお花摘みをする画。怪しすぎますが…花畑の2人は肝心な事に気がついていなかった。お花摘みに夢中で致命的な忘れ物をしている事に…!!

あちゃー!窯の中に木を詰めている途中で気がついたよ。なんてこったい!チェーンソーだよ!今更取りに行くのが面倒だからって?「鍛冶屋見習い」はノコギリで丸太を切り始めたぞ?!ohNO!やめてくれ日が暮れる!「その嫁」は待ちくたびれて窯の中で寝ちまうぞ!

はい。観念してチェーンソーを取ってきて。


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良かったね文明の利器サイコー。詰め終わりました。また蓋をして、りっちゃん先生も様子を見に来てくれて「うん!えいね。上等!」と合格を貰いました。火は明日の朝着けます。夜中に出動しなくても良い計算ですが、さてさてどうなりますやら。
では朝早いので寝ましょう。そうしましょう。

スミオヤ(-_-)zzz

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

奈良の大仏作っちゃった奈良県。

こんにちは「その嫁です」

炭窯の側に居た夜もあの曲が頭から離れなかった。ついついメロディーを口ずさんでしまう。さあ冒険だぜ!

って!鍛冶屋でも炭焼きでも狩猟でもない。全く関係ない話しでごめんなさい。

 

3月17日に行ってきたの。奈良県まで。

目的は大仏?東大寺飛鳥時代キトラ古墳?NO、NO、NO世界遺産

YES!ドラクエコンサート。日本センチュリー交響楽団が演奏するの。指揮者も凄いの。すぎやまこういちさんは来るかな?来ないかな?

レキシの歴史songを聴きながら、目指した奈良県奈良の大仏作っちゃった奈良県


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いがったよ~!最高でした。オープニングのテーマ曲から始まって、感動して涙が出そうになった~!途中、村やお空を飛んでいる曲もあったり。ラスボスの曲はかっこよかった!

すぎやまこういちさんは来なかったけど、本当に行ってよかったです。


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でもね、やっぱり奈良といったら大仏だよね。

前言撤回、YES!世界遺産


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行ってきました。東大寺

雨が降る中、鹿の糞に怯え行ってみたらスケールが大きい!ビックリ仰天!

大仏様は呆気にとられて写真を撮るの忘れた。

こんなに感動したのに、私はドラクエの存在しか知らないの。

私は歴史に詳しい人間、飛鳥時代解説しちゃうよ。え?要らない?

なんでドラクエの曲知っているかって?

コンサート前に予習したのです。ドラクエⅢをやってもらって横で見ていた、にわかドラクエ人間が楽しめたのです!また行きたい!ドラクエコンサート!

 

おしまい

 

 

 

いま、私は炭窯の前に居ます

こんばんは「その嫁」です。

 

昨日は午後から炭焼きでした。

今回は「鍛冶屋見習い」の師匠のお友達。りっちゃん先生の窯をお借りします。

松の木は2週間前位にチェーンソーで割りました。4当分ほどに割らないと、重くて炭窯に入れられない。昔の家の梁や柱は太いでしょう?昔の家は建材として松を使っていたんです。そんな家を壊した時にバラバラになった建材は立派な松炭になります。


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上の写真は、詰めオワタ~!そして蓋をした~の図です。
\(^o^)/既に横の口から火を焚いています。


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焚き始めの煙はこんな感じです。白っぽくて重い煙と言いますか、下に向いて煙が流れていきます。

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どんどん火を焚きます。何故かというとこの時点ではまだ松の木に火が付いていません。

松の木に火が付くまで、薪を絶やさずに煙の様子を見続けます。うぇ!ゴホゴホ!!!

(ノД`)煙がコッチに流れてきたー!! 

ギャー!目がァァ目がァァァ!

と泣きながら火の番をする事3時間。煙の勢いがつきました。機関車の煙のようです。

こうなったら、薪をくべるのはお終い。

中で燃えた松の木が燃えながら火が落ち着くのを待ちます。煙が白から青い透き通った色に変わります。

間もなく23時を迎えようとしています。

私は炭窯の側で待機中です。昨日に火を止めてから29時間経ちます。そろそろ煙突を閉じて、焚き口も閉じて良い頃です。タイミングを見計らっています。真っ暗な山で…

あらヤダ怖いじゃない。まだお家で眠れないじゃない。

だはー!月が出た出た!タヌキも出た出た。ポンポコポンポン

炭の達人になると時間調整が可能になって、夜中に待機しなくても良いようにできるんだって。

 

おしまい。

 

小学生から鉈の注文

こんにちは、勝秀鍛冶屋の菊池です。

 

私が鍛冶屋を志、4年経ちますが一番若いお客さんからのご注文です。

 

小学生の男の子です。

注文は腰ナタで、「おれが使うくらいの大きさ」。

 

子供がナタなんて危ないわよ!やめなさい。

 

と思う大人が大半だとは思いますが、この男の子のお母さんとお父さんは賛成の様子。

どうやらお年玉を貯めてまで鉈が欲しいそうです。

 

師匠と相談し5寸~5.5寸程で扱いやすい両刃の半オタフク型の制作を始めました。

 

師匠が「ヨシ作るぞ!」とその子に伝えてから毎日、毎日見に来ます。

目をキラキラさせながら。

 

毎日来るものだから本当は同じ工程を10丁程まとめて進めるのですが、特別にそのナタを優先に進めていきました。

 

そして完成品がこれです。


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もちろん作りは大人用とすべて同じ。厚さも柄も鞘も。

ここで子供が持つものだから~と、余計に軽く作ったり木材を変えたりは手抜きと一緒。子供に失礼。


f:id:kajiya40010:20190323224210j:image鞘も、
f:id:kajiya40010:20190323224236j:imageバランスも、刃の研ぎも、
f:id:kajiya40010:20190323224310j:imagef:id:kajiya40010:20190323224335j:image柄も。

そして完成の日、鍛冶屋の前の坂をダッシュで上ってきて、顔に出てるよ嬉しさが!

 

軽く使い方や決まりごとを伝えて「明日お金持ってくる!」と言ってまたダッシュで帰っていきました。

 

そりゃあ大人が当たり前に使っている道具なんだから子供も使いたいよね。

しかも刃物なんて子供でもカッコイイって思うよね。分かるよ。

 

だから大人と同じクオリティで値段も同じ…、と言いたいところだけど師匠が大まけしました。

 

そこは、【子供】だから。

 

 

【鉈の勝秀】 

勝秀鍛冶屋(松村) 

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