勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

猫がうるさい!

こんばんは…「その嫁」です

 

我が家は節分が過ぎた辺りから寝不足です。

眠たい

猫がうるさいんです、毎晩朝までギャーギャー大声で鳴きわめきます。

その猫というのが

我が家の猫(=^_^=)

キンタローです!


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雑種メスです。

オデコが金色だからキンタロー

去年の10月下旬に避妊手術をしたのです。

が!(ΦωΦ)!!

騒ぎ方がおかしい

ギャーギャー鳴きながら
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お尻をフリフリ、クネクネ…(=_=;)

求めています!コレ完全に求めているのですよ!

絶対にそうだ!

オスとイチャイチャしたいんだ~!!!

((((゜д゜;))))

手術してもそんなことあるのだろうか?

今は便利なスマホで調べると

どうも稀にありそうだ。

猫の卵巣取り残し…

そんな事は無いと思うけど

心配だから

手術した病院にも連れて行ったけど、卵巣はしっかり取ったそうな。

 

でもでもやっぱり、おかしいキンタロー

毎晩、あたしゃ寝不足だよ

暴れまくって障子を破って、毎晩一段ずつ梯子のように登る

昨晩は7段目まで登ってきた


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あーあ

どうしよう

あと4段で登頂成功

障子も張り替えなきゃなんない。

誰がやるのよ?!

「その嫁」?…1人で?

「鍛冶屋見習い」やれ!手伝え!

と思いながら綴るブログ

 

障子はなんとかなるけどキンタローは何とかなるのか?!

今も叫び続けている

違う動物病院に行こうかな…と

不安にかられて本日

ブログ連投でございます。

 

おしまい

 

 

 

 

 

お久しぶりです! 鉈の柄(え)直します!

こんにちは「その嫁」です

お久しぶりです。2月も中頃に差し掛かりますが、明けましておめでとうございます。

本当にご無沙汰でございました。

 

年末からずーっと!パタリと止んだブログでしたが、その間も鉈屋の勝秀鍛冶屋は生きていましたよ。

わたくし「その嫁」も地道に時々サボりたくなりがらも木工をやっていました。

コレ!コレ!
鉈の柄(え)を作っていました。


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「鍛冶屋見習い」に教えてもらいながら作ったのですよ。

初めて「その嫁」が作った鉈の柄です(^^)

お客さんが鉈の柄が壊れたから直してや~!

と言って持ってきたのです。

勝秀鍛冶屋だから、例のごとく薪から切り出して作りました。

コレが薪の状態。
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ね本当に薪でしょ?コレはビワの木なので今回の柄に使った木とは違いますが、こんな感じの薪が柄の材料として保管してあるのです。この薪を

この形に荒削りします
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鉈と電気カンナを使って形を決めていきます。んで、

鉈の柄にはまり込む部分に合わせて、木を削って溝を彫ります。

鉈を上から見たところです
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鉈の一部が柄にはまり込んでいますよね。

コレが大変!

ピッタリハマるようにしないといけない!f:id:kajiya40010:20200210154020j:image

指で触ってちょっと低い位がいい。

設計図なんてありません。

何故なら、鉈は一から手打ち(ハンマーで叩きもしますが)なので、形が一つ一つ違うから!

全て感覚で作っていきます。

末広がりの形
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握りの部分です。

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曲線と左右対称な平面


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刀身と柄のバランス


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「カッコイイ!」と思える黄金比の様な物が勝秀鍛冶屋にはあるようです。

この黄金比から少しでもズレてしまうと、不思議ですが違和感を感じます。本当ですよ。

ん?かっこ悪いぞ?!となります。

 

師匠レベルになると一瞬見ただけで

「おい、ここちょっと削りすぎたな。」

と言われます。

今回の柄は師匠が言うには

「なかなか作ったやないか~」

「うん、握り(握った感触)もえいね。」

との事です。

良かった良かった

一方「鍛冶屋見習い」に言わせると

…「おんちゃん(師匠)は、「その嫁」に甘いんだよなぁ~」だそうです。

 

まぁ、兎に角

「その嫁」鉈の柄を作れるようになりました。

 

とここで、営業っぽくなりますよ。

鍛冶屋見習いは

鉈の柄の修理を受け付けます!

 

お宅に古い鉈眠っていませんか?

「その嫁」が

新しい柄に変えますよ~!

 

勝秀鍛冶屋の鉈の柄の特徴は

強さ&ガタつき無し!

まあ見て下さい。コレが鉈を上から見たやつ
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次が下から見たやつf:id:kajiya40010:20200210155755j:image

更にお次は一般的な鉈を上から見たやつf:id:kajiya40010:20200210155952j:image
更に更にコレは下から見たやつ
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お気づきになりました?一般的な鉈ははまり込んでいる所が下からも見えますよね。

 

勝秀鍛冶屋の柄は下の部分が抜けていない(見えていない)のです。

鉈は振り下ろして使いますよね?そんで堅い木なんかを切ったり削ったりしますよね。

って事は、下に向かって相当負荷がかかる

一般的な鉈のように、はまり込みが抜けていたら、次第に鉈がグラついてガタが来る。

勝秀鍛冶屋の柄はガタつきません!

 

アナタの家で眠っている鉈!

爺様の鉈!

オークションで買ったけども柄がダメな鉈!

人からもらった古い鉈!

どこかの山で拾った鉈!

勝秀鍛冶屋の鉈じゃ無い鉈!

 

そんな鉈を直します!修理します!交換します!(^^)


まずはご相談から

 

なんだか…締め方が法律相談窓口みたい…(=_=;)

 

おしまい

 

786-0535

高知県高岡郡四万十町十川1106-3

勝秀鍛冶屋 (弟子の方)

TEL 08065540980

 

 

 

 

 

 

 

2019年御礼

こんばんは、勝秀鍛冶屋の菊池です。

 

今年も一年大変お世話になりました。

皆様の力をお借りし無事に1年間過ごす事ができました。

ありがとうございました。

 

自分の工場もまだ完全ではないものの、ある程度鍛冶屋の仕事ができる状態になり、やっとスタート地点に立ちました。

これからも技術を磨き、さらに良い物を作れるよう努力いたします。

 

来年も引き続きご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

皆様良いお年をお迎え下さい。

ありがとうございました。

 

勝秀鍛冶屋 菊池

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ラジカセの巻

鍛冶屋の三男坊の所に

オンチャン(師匠)が壊れたラジカセを持ってきた。

「お~い、何かおかしいがよ。見てみて。」

オンチャン(師匠)のラジカセを直すことになった。

 

「わっかんね~!」

と言いながらも分解して


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「オンチャン(スイッチ)押しすぎなんじゃね~か? 絶対に力入れすぎて折れてんべ?!」

 

突然、ラジカセから流れたラジオのクラッシック(結構な音量…)

スイッチ折れてませんでした。

直りました。

 

良かったね

 

 

おしまい

土州勝秀を切る!

こんにちは「その嫁」です

 

この短期間に色々ありまして

昨日の鉈の柄の話しと時系列が前後しますが、

鍛冶屋の師匠と奥さんから

「勝秀の銘は『その嫁』が切ったらえい!」

といわれ、満場一致で私が銘を切る事になりました。

 

薄々は「オラがやるんだべなぁ~」と思っていたのです。

何故なら「鍛冶屋見習い」からも

「『その嫁』が切ったらいいんだけどなぁ~」と言われていたからです。

 

そして先週、鍛冶屋の師匠が

「おい!作ったヤツ(見習いが作ったナタ)に銘を切っちゃるで!」

と工場に来たので早速。

 

師匠の工場に行って、土州勝秀を切ってもらいました。



いいですか?皆様方。

これは非常に珍しいのですよ~

1つの刃物が1つの工場で完成したのです。

そこが珍しいポイント!

他では作業効率を考えると分業制

それぞれの行程に、それぞれの職人がいます。

柄や鞘の木工専門、刃の部分専門、銘を切る専門…などなど

 

でも、勝秀鍛冶屋は一人で全部作ってしまう。

でもね、これは師匠までの話しになります。

何故かというと、

「鍛冶屋見習い」の土州勝秀は「その嫁」と合作になるからです。

う~ん、家族で作っているから一人で作っている。とも言えますが、

でもでも本当の一人では無いか。

 

まぁややこしい事は考えずに

「その嫁」は土州勝秀を練習中です。

まずは、書き順と文字の形を覚え込むのだ!

土州勝秀と赤い字で書いています。

変わった字体です。

オンチャンがお手本として書いてくれましたf:id:kajiya40010:20191204152425j:image

下の黒い字は「その嫁」が書いた物

だいたい覚えたら、鉄材に切るぞ

銘切りは左でタガネを持って、右手でトンカチを使う。


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あちゃー

画像が横向きだ。

初めてタガネを使ったけれども難しいです。

タガネの跡がテンでバラバラ。

勝秀の「秀」は何とか読める程度

師匠のようにタガネがスーッと思うように動きません。

トンカチで打つ力も弱い。

「鍛冶屋見習い」に切る材を押さえてもらわないといけない。

「その嫁」の課題は沢山。

練習も一人でできるように何とかしないといけない。 

 

頑張るべ~!

あ、柄の時も同じ事言ったな?

やるしかねぇべさ。

 

おしまい

 

 

 

 

師匠登場!

こんにちは「その嫁」です

今回は
「鉈の柄が壊れたー!直して!」
と修理の注文が入ったので、木工専門見習い「その嫁」が奮闘しています。
出刃包丁の柄と同じように、薪から切り出して鉈の柄に形を整えていきます。
荒削りがだいたい済んだら。
…と、簡単に書いていますが色々あるんですよ、水平が出るように鉈で削ったりカンナをかけたり、ねじれが無いように等々

次はですね、
鍋谷の工場を飛び出して、十川の師匠の工場で作業します。
あそこなら道具があるから。

鉈の柄に刃が入り込む溝を掘るのです。
(大まかな溝を彫った後の画像ですが)
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コレが簡単なようで難しい。
鉈の柄にはまり込む部分の寸法を測ったら、木に墨付けをして、溝となる部分をドリルで穴を空ける。
空けたら道具を使って、削っていく。
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こんな道具です。
左から突きノミ、ノミ、ヤスリ…引っかくヤツ?、ノコギリです。

綺麗に溝を彫らないと、鉈がはまり込まない。
「鍛冶屋見習い」監修の元でゴリゴリッとやっていたら、
「おーい、居るがか?何?柄か?」
と師匠登場!
今日はおニューの野球帽をかぶって登場
柄をゴリゴリしているのを見ていた師匠は
「おい、ちょっと貸してみて」
柄の作り方の実技指導をし始めました(^^)
そこから、ヤル気スイッチが入った師匠。
「ユウ!ちゃんと教えちゃらなぁいかんぞ~」
と笑いながら言う(^^)
「ユウは意地が悪いで~(笑)!わからなかったらすぐオンチャンに聞きに来い!」
とまたまた笑いながら工場を去って行く。
かと思ったら、また様子を見にやって来る。
「まだ、彫りゆうがか?!オンチャンだったら、10丁は彫りゆうぞ!」
とニコニコして話す。
ご機嫌です。

そんなこんなで、手彫りで彫った溝に鉈を合わせて調整しながら、やっと完成
「その嫁」は1時間30分近くかかりました。

コレは溝に鉈をはめ込んで確認しているところ。
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ピッタリ合わないとダメ
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溝が深すぎても浅くてもダメ
柄と鉈がツラツラ(平ら)でないといけない
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角をキッチリ合わせて隙間が無いようにしないと美しくない
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「オンチャン、できた~!!」
「オンチャン(師匠)なら、もう20丁は済んでる時間だね。」
と師匠に言ったら、師匠ガハハ!と笑っていましたよ。

なんだか師匠の工場に行くと師匠は元気が出るようだぞ。
また行こう。
鉈の柄を作らなきゃ行けないし
土州勝秀の銘も切らないと
師匠に教えてもらうことは一杯だ
頑張るべ。


おしまい

初めて見た!

こんにちは「その嫁」です。

先日、初めて見ました。
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雲海

四万十町十和は山の中だから、朝夜と昼間の気温差が大きい。 
日中、晴れる日は必ず朝は霧がかかる
朝靄どころではないぐらいの霧。
こんな霧の日は絶対に雲海Day
霧の上はお日様が照っているはず。
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四万十町十和に来てから鍛冶屋の師匠が言っていました。
「朝、山の上に登ると雲海がバァ~っとねぇ~」
凄いんです。

だから「鍛冶屋見習い」が師匠に倣って行ってきたそうです。
やっぱり凄かった!
「鍛冶屋見習い」の弟子の「その嫁」も
「鍛冶屋見習い」に倣って行ってきました。
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綺麗でしたよ
そんなに高い所には登っていません。
朝8時頃でも充分見られる
身近な雲海の話しでした。

おしまい

道具がそろい踏み!

こんばんは「その嫁」です

最近は鍛冶屋の道具が集まりだしてきて、道具の置き場が無くなり流石の「鍛冶屋見習い」も
「やべぇ、そろそろ置き場がねぇ。」と言っています。

一方で「その嫁」は件の出刃包丁とは別注文の、包丁の箱を2つ同時進行で作っています。
納期は午後です。
急げ急げ!すまん!「鍛冶屋見習い」!
アナタのことは手伝えない

「鍛冶屋見習い」は黙々と作業を進めています。
そして!
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道具は壁一面にズラリ
鍛冶屋らしくなったでしょう?
色々ありますよ。
サビだらけの道具を焼き入れして使えるように復活させました。
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いつか使われる日を待っている道具達。

さぁ!「鍛冶屋見習い」この白い壁が煤で真っ黒になるようにガンガン作っていくぞ!

では、おやすみ。

おしまい

タヌキ油 好評につき完売!

こんにちは、勝秀鍛冶屋の菊池です。

 

鍛冶屋は産業祭の出店に向けて大急ぎで準備しているところであります!

鍛冶屋の話はまたにして、嫁と狸の話。

嫁が冬の狸の毛皮をなめしたり、狸の油を精製したりは以前も話はしましたが、「あんまり売れるわけないべ〜。」と思っていました。

が!

毛皮は飾る為に〜、山伏が〜、フイゴを直したい〜、など思っていたより売れる。

 

タヌキの油に関してはたくさん作っておいたつもりなのに昨シーズン分のたぬき油は見事完売!

売り切れ!ゴメン!


f:id:kajiya40010:20191123224041j:imageこの3〜4倍くらい作ったのに売れました〜!

 

何度か買って頂いたマダムから、

「旦那に飲ませたらすこぶる調子が良い。」と話をしてくれました。

肺炎を患いそれから気分が優れず家で寝ている事が多くなった旦那さんに、「試しに飲んでみて。」と友人からタヌキの油をもらい、毎日耳掻き1杯飲んだそうです。

その方の身体に適したのか、今では山へ入って行くほど快調で驚いている、と。

 

ん〜、まさか本当に効いたという人に出会うとは!

 

効く、とは言えないけれど身体に合う人もいるという初の実例。

あるんだね〜本当に。

嘘の様な本当の話。

 

ですがあくまで自己責任でお願いします。

 

効く人には効く!

 

今シーズンの分はこれから質の良い死んだタヌキが集まりしだい作ります。

タヌキ油ファンのみなさま、しばしお待ちを。

 

またまた…やらかしました。

こんにちは「その嫁」です。

二日前の出来事です。
前にお話した出刃包丁の柄が…
またまた、失敗です…
わーん!残念過ぎます。(*_*;
外見だけ見ると完成のように見えていましたが、
「鍛冶屋見習い」が柄に出刃包丁を入れ込んだ時に発覚しました。

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「コレ(柄)、ダメだ曲がっている。」
えーーーー?!!!!(;゚д゚)
「そんな…ドリルでガイドの穴を空けたけどソレがダメだったのか?!」
…そうなんです。
°・(ノД`)・°
致命的なミスを連発しております「その嫁」!
包丁の柄は手作りの場合、包丁がはまり込む分だけの下穴を空けてから、下穴をを頼りに先が尖った鉄の棒を赤くなるまで熱して
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焼きます。
焼いて包丁がはまり込む穴を作るのです。
で、穴を焼いていた時から「鍛冶屋見習い」は
「コレ、曲げて穴開けたべ~!」
と言っていました。
こうなってしまうと、どうにもなりません。

作り直し!
んで、んで、3度目の正直です。早いもんです。
あたしゃ、直ぐ作りましたよ。
できるもんです。3度目ともなれば。
ホレホレ作ったぞ。
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荒削りの段階でも、穴は空けられるので空けてもらいました。
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綺麗に空きました。
次は実際に、軽く出刃包丁を入れてみます。
緊張しますよ~
コレがダメだったら4度目です。
「その嫁」練習中だから仕方が無いのですけど。
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…どうよ?どうですか?「鍛冶屋見習い」?
鍛冶屋見習い:「真っ直ぐだね」

アァァァァ!!!。゚(゚´ω`゚)゚。良かった~!!!

おっと!ご安心召されるな。
用心いたしませう。
まだまだ作業工程はありますぞ、
「その嫁」まだ気を抜いてはならないのだ。

後は形を整えるだけですが、注意深く進めていかないと。

と言うわけで、
またまた、お待たせしてしまって申し訳ありません。
木工部門の見習い「その嫁」は今日も
「進まねぇじゃあ~悔しい~!!」と小さい木片を相手に戦っています。

おしまい

誰かな?誰だろう?

 

四万十町に住んでおる「その嫁」は

柚取りの手伝いが終わって

工場に荷物を置きに来たとさ、

小屋のシャッターをガラガラっとあけたら

「その嫁」のカワサキW650の隣に、なんと!

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30㎏の米袋が2つ

並んでいたとな。

「その嫁」は、なーんも、ビックリもせず、「鍛冶屋見習い」が松炭でも詰めた米袋だと思って、中身も見ずにシャッターを閉めて、工場でくつろぎ始めたそうな。

お菓子をコッソリ食べていたところに

「鍛冶屋見習い」が帰ってきてこう言ったそうな。

「米、誰がもってきた?!」

「その嫁」米なんぞ知るもんか、それよりもお菓子の空袋が「鍛冶屋見習い」にバレやしないかソワソワしていた。

「鍛冶屋見習い」が続けて言うには

「籾のままで入っているぞ。新米だよ。いったい誰が持ってきたんだ?」

「その嫁」良かったね、セーフ

お菓子の空袋はそっとポケットに突っ込んで

素知らぬ顔で「鍛冶屋見習い」と考える。

「誰かな?」

「誰だろう?」

「本当に、いったい誰が米を持ってきたんだろう?」(?_?;

 

 

おしまい。

後日談、

この人かな?!と思う人は居たので「鍛冶屋見習い」が尋ねたら、やっぱり!

正解!米オジサンが判明しました。

 

 

 

早く食べようよ!

こんにちは「その嫁」です。

四万十町十和は柚真っ盛り。
皆さん柚取りに忙しくしている一方で、原木椎茸がボコボコ出だした!

炭焼き窯のオジサンは柚を採りたいけど、椎茸が出だしてしまったからさぁ大変!
今年はもの凄い勢いでポコポコ出る出る。
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「柚は何とかなっても、椎茸は待ってくれんがよ。」
炭焼き窯のオジサンの倉庫はカートに一杯の椎茸が沢山。
カート何個あるんだ?
「いくらでも椎茸はあるけん、好きなだけ持って行って。」
と言うことで、
いただいてきましたよ~

めちゃくちゃ大きい椎茸。
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椎茸は「鍛冶屋見習い」の肩ガードになりました?!
いったい何から守るのでしょうか?
椎茸の肩ガードは強そうにも見えません。
「鍛冶屋見習い」よ
もう、そんな事はしなくていいので食べようよ。
早く食べようってば!

…うーん"(-""-;)"

おしまい

なんてこったい!

こんばんは「その嫁」です…

あーあ
なんてこったい!
やっちまいました、
昨日の話しです。
柚子取りのお手伝いがお休みとなったので、前回お話しした出刃包丁の柄をせっせっと作っていました。

完成も間近になってきてウキウキしていたら
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見てくださいコレ…
ノミが入りすぎて亀裂が入ってしまいました
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もう使えません。
材料を無駄にしたーーー!
「なんと、目の込んだ(木目が細かい)ええ木じゃね~」
と師匠が褒めていた木なのに…

また、いちからやり直しですよ。
薪から切り出します。
その形ができていく段階がこちら。
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左奥の薪が手前の形になるまで大まかにですが、手作業で作っていきます。
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本当に薪からでしょう~(^^)

鉈で削ったり、あの指を削り飛ばすカンナに怯えながら、せっせと包丁の柄に近づけていきます。
出刃包丁といえど、鉈の柄と作る行程は殆ど一緒です。

「鍛冶屋見習い」が出刃包丁に合わせて手打ちで輪を作りました。
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コレを大まかに作った柄の先端の部分にピッタリはめ込みます。

今は輪のはめ込みが上手くいくようにヤスリで微調整しています。
そしたらお次は出刃包丁が入るようにボール盤で穴を空けます。

うーん
今度こそ失敗はできない!
ミスをしたらいよいよ困ったことになるぞ!
お客様を待たせてしまっている!

と、いうわけで経過報告を兼ねてのお話でございました。

おしまい

その嫁、注文を受けたぞ

こんにちは「その嫁」です。

私、鍛冶屋の木工を担当致します。
以前お話しした鉈の鞘が初仕事となり、お次は出刃包丁の柄を作ることになりました。

と言っても包丁の柄を作るのは特別。
柄は手作りできるのですよ。
今回の包丁はプレゼント用の出刃包丁として注文を受けました。
だから特別なのです。

んで、プレゼント用に箱は付けて貰えますか?
との要望もありましたので、
「その嫁」初めて包丁の箱も作りました。
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杉の木を薄ーく引いてピッタリ合うようにしました。
鍛冶屋の師匠が
「お~なかなか上手に作ったやないか~」
と褒めてくれたぞーい!
したけども、
「フシが有るのが一つ気に入らんな(笑)」
アチャー(=_=;)
やっぱりそうよね、そうだよね。
工場にある材料で作っちゃったからなぁ~
勉強になりました。

まあ完成も間近です!
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柄を仕上げて出刃包丁の刃をはめ込むだけよ。
この包丁の柄、
茶色の所はエンジュで白い所はヒノキを合わせています。
なかなか良いでしょ~
と満足感に浸っていると
「鍛冶屋見習い」が突然
「ありゃ?!ちょっとコレ、出刃包丁の柄には向かないかも」
え?!(?_?;
何故よ?!
アナタに教えてもらって作りましたぞ!

鍛冶屋見習いが言うことにゃ
「ダメだよ。出刃包丁って厚みがあるだろう?柄を入れたら割れるぞ。悪いねぇ~ゴメンゴメン」

(ノД`)いやーーーん!…作り直し決定~!
どうすんのよ?「鍛冶屋見習い」!
どうやって作るの?
「輪を作って、エンジュを柄の形に作ってはめ込めば良いんだよ。鉈の柄と一緒だよ。」

ははぁ~!
仰せの通りに致します。
そんなワケです。
申し訳ありませんが、完成まで今暫くお待ちくださいませ。
柄の輪はできました。「鍛冶屋見習い」が作りました。
「その嫁」はエンジュを柄のサイズに切り出しました。形を整え始めています。

うーん
難しいですね。
「その嫁」木工製品、修行中です。
頑張ります。

おしまい

ああ、ガニの季節も終わる

こんばんは「その嫁」です。
以前、道路でガニを捕まえた話しをしました。
(川蟹、モクズガニ、ツガニと呼ばれています)

あ、ガニってカニですよ。「その嫁」方言が抜けないので訛っているだけです。

その後もガニが二回?だったかな?三回だったカニ
兎に角、ガニがわが家に届きまくりました。
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なかなかビッグなガニです。
カニカゴの中にも控えのガニ達がズラリ
みんな怒っています。 

摑んでいるのは…
「鍛冶屋見習い」です~
前は「怖い~!!」と言って摑んでくれなかったのに、今は慣れたようですよ。
威嚇して怒っていますのでハサミが怖いですよ~
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見て下さい!このガニの手毛!ん?ハサミ毛?
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美味しく食べたいので、下処理についてしっかり調べました。
ガニはビニール袋に入れたまま、水から火にかけるんですって。
熱いお湯に生きたまま、袋にも入れずにダイブさせるとガニは暴れまくり鍋がひっくり返る危険大!
(;゚д゚)コエー

だから、調べたとおりに水から袋ダイブをさせてみたら
まぁ~安心。
鍋はカタカタいうくらいで数分後には…
チーン(°°)
ガニは動かなくなります。
体に溜まっていた汚いモノもこの時に出し切ってしまいます。
そしたら下準備は完了。

後は好きに調理したら良いのだそうです。

我が家は、始めは蒸しガニにして食べて
残った食べにくい脚などをガニ汁にして、二度美味しく食べます。

あぁ…ガニの季節が終わった…ガニ堪能出来て良かった。

次はなんだっけ?キノコだったかな?
キノコ、キノコ、バカマツタケ出るか否か?!
気になる人はバカマツタケで調べて見て下さい。
確か「鍛冶屋見習い」が大分前に紹介していたかな?

おしまい(^^)



あーー!言い忘れた

注意注意!
もしも川ガニを調理して食べる機会が訪れたなら!
川ガニはよーく加熱してくださいね。
ガニには寄生虫が居ます。生焼けだと感染しますよ。肺ジストマになると大変ですからね。
ザリガニにも居るワよ。
私は食べやしませんが。

本当に おしまい