こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。
今日の作業は、火造りの練習と、鉈の柄の仕上げ作業を行いました。
火造りとは鉄を赤くして形を作る事です。鍛冶屋といえば火造りをイメージしますが、私はまだ全く出来ません。師匠と同じ作業を教わりながら行っているので火造りは師匠が打っている所を見ています。
ですが他の作業も少し出来る様になってきたので、師匠が鉈の柄を仕上げている間に火造りの練習をさせてもらいました。
鉈の柄に打つ釘と、斧や鍬の抜け止めに使う頭釘(くさび)を30個づつ作りました。
釘も頭釘もそれなりの形にはなりましたが手槌とスプリングハンマーの使い方が悪く、思うように出来ません。
釘と頭釘は多く使うものなのでまた時間が空いた時に作って練習をしたいと思います。
勝秀鍛冶屋には機械類が少なく、ほとんどが手作業で作っています。
鉈の柄に関しては電動かんなを荒引きとして使うだけで、鉈で形を作り、やすりで仕上げます。本体の入る溝はノミで切っています。
もちろんすべて同じように作りますが量産品と違い、一つ一つ微妙に異なり、正直出来の良いものも悪いものもあります。
しかし同じものを良い品質で作り続けるのが職人だと考えていますので、良いものを作れるように努力いたします。