こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。
ニュース速報!
とうとう嫁が獲物を捕ったそうです!
さっそく聞いてみましょう!
Q.獲物はなにが捕れたのですか?
A.「鹿!」
Q.初獲物の感想は?
A.「とってもうれしいです!でも実は初じゃない。」
Q.それはどういうことですか?
A.「初めての獲物はタヌキなのです。うちの猫よりひとまわり大きいタヌキでした。かわいそうなので逃がしました。」
Q.では鹿は初めて捕ったということなんですね?
A.「いいえ、鹿は二度目です。」
Q.えっ、初でも何でもない?
A.「そうなんです。土曜日に炭焼師匠から電話があって『毛だけになっちょるぞ』と、
ワナにかかった鹿がイノシシに食われたようです。」
Q.おぅ...食われた。残念でしたね。
A.「かわいそうな事をしました。なので、今日ワナを見に行ったのです。」
Q.そしたらかかっていた!
A.「はい。死んでいましたけど。まだ形がありました。内臓は食べられていましたが。」
Q.それでどうしたのですか?
A.「あなたを電話で呼んだじゃないですか。」
...ということでさっそく駆けつけました。
ワナにかかるとこうなるんですね。前脚がくくられています。
まずはこれを外します。ワイヤーを緩めて、ダニに気を付けて・・と色々ある様です。
嫁は一人でやっていて、私は見ているだけです。
そして次は鹿の耳を切り取ります。それが決まりの様です。鹿を捕った証拠として冷凍保存し、役場へもっていくのです。
この後、嫁は鹿に手を合わせて最後に埋めていました。
「かわいそうな事をしたなあ、肉を食べてあげられなかった。でもイノシシのエサになったか。」などと一人で言っていましたが、その近くにワナをまだ仕掛けてあるので、イノシシも取るつもりの様です。
急な山道を「耳~耳~鹿の耳~♪」と変な歌を歌いながらご機嫌で下っていました。
「掛かってた!」の報告を、炭焼師匠や猟師友達のおんちゃん、土佐清水のワナ先生や鍛冶屋師匠みんなが喜んでくれました。
よっぽど嬉しかったのか、晩御飯には自分で買ってきた赤飯を食べていました。
初獲物おめでとう!