勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

ぎっくり腰なんですが

こんにちは「その嫁」です。

4月10日の朝ぎっくり腰になりました。あまりの痛さに動けずに寝ていたら、耳元で鳴るスマホ。誰だ?なんだ?と電話に出ると。

「どうも~こんにちは~松の所のくくり罠に鹿がかかっちょるよ~♪」

山を見に来ていた役場の人からでした。どうやら前日にかけた罠に鹿がヒットしたようです。

「その嫁」は罠を3ヶ所かけました。獲物をピンポイントで狙うのです。一撃必殺です。カッコイイだろ~!

前日の様子です。晴れていて暑いくらいです。

佐清水のオンチャンから貰った大事な罠です。何種類か罠の形がありますが、何を使うかは自分の好みです。私のは西川式です
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罠を準備して、山足袋も履いた!猟友会の帽子をかぶり、駆除許可の腕章を着けて、いざ山へ!

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獣道があります(赤い矢印)そこをたっどって行き、かかりそうな場所にかけていくのです。

かけ方のコツは企業秘密です。10分もあれば罠の設置完了です。

スゴいだろ~!ガハハ!罠を設置して翌日にはかかるのだよ~(ΦωΦ) タイミングがあるんだよ~

それはね夜に雨が降ったから。雨が降るときは鹿がよく動き回るからです。

しか~し!「その嫁」困ったぞ。ぎっくり腰で動けない!けど行くしか無い。痛み止めを飲み、コルセットを着けて「鍛冶屋見習い」にお手伝いをお願いしました。腰が痛いからまともに歩けない。「その嫁」考えた。木の棒を両手に持って四つ脚の気分で登ります。ちょっと楽ですよ~


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現場に着くなり、開口一番

鍛冶屋見習い「どこだよ、いねーじゃん。」

その嫁「居るんだよ、ホレ下で動いているだろ?」

鍛冶屋見習い「うわ~!居るよ~!俺無理だよ~!」

「鍛冶屋見習い」がワーワー喚いていますが関係ありません。罠にかかった鹿は大抵脚を骨折か脱臼しているので、逃がしたところで自然では生きて行けません。殺します。

「その嫁」は頭を叩いてから頸動脈を切って殺しました。「鍛冶屋見習い」は怖がってまだ喚いています。でも仕方がありません、手伝って!「その嫁」ぎっくり腰なんだもの。それから止め刺し(殺した)を終えた頃に、山を見に来ていた役場の人達がきました。山を管理しているオジサンやりっちゃん先生もいます。「済んだかね~?(止め刺し終わった?)」「うわ~おるで~俺は無理だ」「見てられん小心者やけん。魚までが限界だ」と男達は好き勝手言っています(^^)

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その中で流石りっちゃん先生。「おう!ようやった!鹿を退治してもらわんと(山が荒れる)」

無事に山を下りて「鍛冶屋見習い」に鹿を運んで貰い、解体小屋へいきました。

駆除しました。と言うことで写真を残します。

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ありゃ?黒板の日付間違っていますね。

その後は一人で解体してお肉にして家に持って帰りました。

何にして食べようか?鹿のロースト?鹿ハンバーグ?赤ワインでロワイヤル仕立てにしましょうか?コンフィにしようか?

色々作れるのですが…なんと!「その嫁」は鹿肉があまり好きではないのです。残念!牛肉が好きなの。でも「鍛冶屋見習い」や我が家に来たお客さんが「おいし~い!」と喜んで食べるから良かった、良かった。頑張って作ろう。

また見回りに行かねば…ぎっくり腰、治りますように。

 

おしまい