勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

なんてこったい!

こんばんは「その嫁」です…

あーあ
なんてこったい!
やっちまいました、
昨日の話しです。
柚子取りのお手伝いがお休みとなったので、前回お話しした出刃包丁の柄をせっせっと作っていました。

完成も間近になってきてウキウキしていたら
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見てくださいコレ…
ノミが入りすぎて亀裂が入ってしまいました
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もう使えません。
材料を無駄にしたーーー!
「なんと、目の込んだ(木目が細かい)ええ木じゃね~」
と師匠が褒めていた木なのに…

また、いちからやり直しですよ。
薪から切り出します。
その形ができていく段階がこちら。
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左奥の薪が手前の形になるまで大まかにですが、手作業で作っていきます。
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本当に薪からでしょう~(^^)

鉈で削ったり、あの指を削り飛ばすカンナに怯えながら、せっせと包丁の柄に近づけていきます。
出刃包丁といえど、鉈の柄と作る行程は殆ど一緒です。

「鍛冶屋見習い」が出刃包丁に合わせて手打ちで輪を作りました。
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コレを大まかに作った柄の先端の部分にピッタリはめ込みます。

今は輪のはめ込みが上手くいくようにヤスリで微調整しています。
そしたらお次は出刃包丁が入るようにボール盤で穴を空けます。

うーん
今度こそ失敗はできない!
ミスをしたらいよいよ困ったことになるぞ!
お客様を待たせてしまっている!

と、いうわけで経過報告を兼ねてのお話でございました。

おしまい