こんにちは「その嫁」です
【タヌキ拾ったわよ】で紹介したタヌキの続きを昨日から始めています。
前回まではタヌキの毛皮を剥いで塩漬けタヌキにしました。
んで今回は3日ほどほったらかしにしています。
こんな状態です。
塩漬けタヌキ。
塩まみれです。
匂いは…例えると…
スルメが水で軽く戻されて時間がたったような。生臭い匂い
塩漬けにする事で皮下の薄い膜が固まるのです。私はこの状態が扱いやすいのです
塩漬けにして袋にいれて密閉していたから、虫も逃げ場がなくて死んでいます。
この黒い点はダニの死骸です。
さて皮の内側を綺麗にしよう。
と、取りかかっていましたら…
(ΦωΦ)!
「鍛冶屋見習い」が
「くっせー!!タヌキやってんべ~?!!」
と大声で叫んでいます。
え?離れていても臭いのか?
「オレの鼻はタヌキの匂いに敏感なんだよ!くっせー!!」
あーやかましい。
年中無休で鼻炎なのにタヌキには敏感ってが?
「鍛冶屋見習い」が騒ぐので戸を閉めよう
さてさて
内側を綺麗にしています。
どのような状態にするかというと、
膜を刃物なんかで削いでいきます。
画像の左手側に寄った皮みたいな物が膜。 それを取っていくと
皮が青白いような状態になっています。
塩漬けすると膜と皮に隙間が出来て、
上手いこと引っ張ると剥がれます。
イカの皮を取るような感じ。
調子に乗っていると
膜が全部剥がれずに残ってしまいます。
こうなると面倒
でも取らないと水で洗う時ズルズルするし、
鞣すときに膜が邪魔して皮が柔らかくなりにくい。
乾くとホントにスルメのようになってしまう。
そんな事をして約3時間近くチマチマ作業をして
これだけ綺麗にしました。
空気が乾燥してオマケに風が吹いていたので
作業中からドンドン皮が乾燥していきました。
ゴワゴワです。
あー疲れた。
作業はこれでおしまい。
んで明けて今日。
タヌキを洗濯しました。
かなり汚いので私はホームセンターで売っている、作業着用の洗剤を使って二度洗いしています。
洗った後がコレ
内側は生っぽい状態。
虫の死骸や抜け毛が付着していますが
乾いたら取れるので構いません
洗った直後の皮にしっかり焼ミョウバンをまぶします。
この時、焼ミョウバンはケチってはいけません。
ミョウバンをケチると毛皮が傷むのか、毛が抜けたり腐ったような匂いがするのです。
ミョウバンをまぶしたら、皮と皮がくっつかないように広げて、
皮の内側にタオルを噛ませて、しっかり乾燥するまで外に置いておきます。
乾燥するまでは時々ひっくり返したりして、まんべんなく乾くようにしてください。
ほったらかしにするとカビが生えて毛皮がダメになります。
はー
長い。
毛皮が完成するまで長い道のりだぁ~!
おしまい。