勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

勝秀鍛冶屋の鉈の特徴

こんにちは「その嫁」です

いちから全て「鍛冶屋見習い」が作った鉈

(銘は「その嫁」が切った鉈)

第2弾ができました。


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まぁ…銘は雰囲気は師匠に近いから

まぁ…良いか…でもなぁ…

何だかなぁ…イヤイヤ

これ以上は言わないでおこう。

 

勝秀鍛冶屋の特徴は

1本1本手作り!

ホントに手作り。

鉈の刃の部分を先に作ります。

型が出来上がったら

それぞれの寸法を測って、一丁ずつ

寸法に合わせて柄や鞘を作ります。

だから

鞘なんかはピッタリなので

下に向けても鞘は落ちません(・∀・)
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コレもそうです


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鉈に巻き付いている赤黒の紐は

腰に鉈を下げるための紐です。

組み紐ですけど、こちらも手作り

編み上げるのに1時間30分はかかります

あ、

紐の話しは良いとして

鉈の輪っか!

これも作っています。


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鉈それぞれ、輪がハマる部分の幅が違うので、ひとつひとつ寸法を測って手作り

実は上の方が輪が狭くて

下が広め

そして樽型になっていて、内側も樽型の空洞にしているのです。

なんでそんな面倒くさいことをしているかというと、

昔は鉈を使っていた山師さん(きこり)は、

鉈の柄は自分で作っていたそうで、

その時に輪っかが真っ直ぐの空洞だと

柄をはめ込みにくいとか。んで、

輪っかがそれぞれに合わせて作っています。

ピッタリなので

こちらも

輪っかが落っこちません

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マジックのようですけど、

イリュージョンのようですけど、

寸法が合っているからです。

違う物には絶対に合いません。

違う物で合わせてみると、

輪と鉈に隙間ができてしまいます。

コレでは輪がハマらずにずり落ちます
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コレは輪が小さくて鉈の元までハマらない
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こんな具合なのですよ~!

今日は高知県の最東端側からと、

美濃の国からお客様が来ました。

鉈の注文と

木を割るワリヤの注文が入りました。

 

細々とやっていますが、

意外と日本のアチコチにお客さんが居ます

本当はネットやら使って

ドッカーーーーン!と販売したいのですが

それをやってしまうと

まだ見習いだから

技術が足りなくて、

注文がハケなくなって

てんてこ舞いになって

夫婦の危機に繋がりかねないので

やりません。

 

 

786-0504

高知県高岡郡四万十町十川1106-3

勝秀鍛冶屋(見習いの方)

菊池祐

080-6554-0980