おばんでーす「その嫁」でーす!
先週立て続けに違うお客さんから
「柄が折れたから直して」と持ち込まれた
鍬(クワ)とハサミ
どちらも柄がボキッ!と折れてしまって使えない
こんな時は
「勝秀鍛冶屋(弟子の方)に持っていこう」
となるようで
鍬の人は友達からのクチコミ
ハサミの人は「あそこ(勝秀鍛冶屋)なら何とかしてくれるだろう」
と思って持って来た。
鍬の人は自分で鍬の柄を買って来てくれた。
だからウチでやる事は、すげるだけ
鍬の穴の大きさに合わせて削って入れ込む!
真っ直ぐだろ
値段は600円!
場合によっては700円の時もありますけど
(柄を買って持ち込んだ場合ですよ)
ハサミも修理が完了しているので、引き取りに来るお客さん待ち
今回のハサミは柄が片方だけ折れていたのだけど
両方新しく作り直して欲しいとの事
こんなハサミの柄は市販されていないので
角材から削って作ります
元のハサミの柄を参考に同じく作り直し
輪っかのぶんを取って
溝掘って綺麗にしました。
ハサミは柄を角材から作ったので
お値段は柄1本につき1500円×2本ぶん
一から柄を作る場合は余分にもらってます。材料代と手間代かなぁ
修理した鍬とハサミを持ってウロウロしていたら
「鍛冶屋見習い」が
「鍛冶屋は柄を直したりすげ替えしないんだぞ。知らないだろう?」
と言ってきた。
いやいや「鍛冶屋見習い」よ、
鍛冶屋は柄の修理とかするもんだろ?
勝秀鍛冶屋は当たり前にやるぞ?
と思っていたら
「普通の鍛冶屋はやらないんだよ。何故なら木工作業は外注するから、木工作業が出来ないんだよ。」
「家(勝秀鍛冶屋)は普通じゃないんだよ」
(゜ρ゜)…あ。そうか!
オラは気が付かなかったぞ。勝秀鍛冶屋しか知らないから、鍛冶屋は木工作業をやるもんだと当たり前に思っていた~
他を知らないってのは世界が狭くなってしまうもんだ。
しかも自分で
「勝秀鍛冶屋は鉈の柄と鞘を作ってます!」って言っているのにね
「その嫁」アホでした~ガハハ
と言うことで、
鉈を作る作業1ヶ月の内、半分は木工作業をしている変わった鍛冶屋
勝秀鍛冶屋の修理についてのお話でしたー
おしまい
〒786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
☎️080-6554-0980
日曜日定休