おばんでーす「その嫁」でーす。
今日はやっと竹割り鉈が完成しました。
画像を掲げたいところですが、注文の竹割り鉈なのでお客さんの手元に届く前に画像で先にあげてしまうと、お客さんに悪いので止めておこう。
だから今回は色々作ったんだって。という話
お馴染みの半オタ、オタフク、柄ガマみたいな?1つ目みたいな物、特注剣鉈、剣鉈…
注文が殆どです。数が多い理由は、
鍛冶屋は注文の品の他に、余分に同じものを作るからです。
こちらはオタフクの裏側。鉈の右側に線が入っています。
これ実は樋(ひ)です。この細い溝みたいな線が、
勝秀鍛冶屋がトンカン打つと
こうなります。
溝が広がります。勝秀鍛冶屋の樋は叩いて入れています。これが難しくて他の鍛冶屋さんも入れ方を聞きに来るぐらいです。
閉じていた目がカッ👁️!!と開いたみたいだろ?
だそうな。
叩くと広がるんだって。
でもさ、よくフニャフニャ曲がらずに半月っぽく上手く広げるもんだ。
何々?お次は何?
これ、なあに?
あ!切れ端か
鉈の元の切れ端です。
「この切れ端の数を数えると、年間でどれだけ打ったか(鉈を作ったか)わかるんだよ。」
「だから貯めとくんだよ。オンチャンもやってただろ?」
確かにオンチャン(師匠)も箱に貯めてた~
あ、オンチャンだ!
オンチャンが来たぞ。鍛冶屋の材料を取りに来たんだ。
ありゃ?オンチャン材料を持って帰ったのは良いけど…大事な杖を忘れている。
家に届けようかな?鍛冶屋見習い。ちょっとオンチャン家に行ってくる。
ん?なに?
「行かなくていいよ、思い出して取りに来るよ。」だって?
あ!ホントだオンチャンの事良くわかっている。
オンチャンが杖を取りに来た。
「おい!杖、無いか?いや~参った。情けないね~ 笑」
迷子の杖は、無事に持ち主の元に帰りました。
おしまい
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勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
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