勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

またまた…やらかしました。

こんにちは「その嫁」です。

二日前の出来事です。
前にお話した出刃包丁の柄が…
またまた、失敗です…
わーん!残念過ぎます。(*_*;
外見だけ見ると完成のように見えていましたが、
「鍛冶屋見習い」が柄に出刃包丁を入れ込んだ時に発覚しました。

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「コレ(柄)、ダメだ曲がっている。」
えーーーー?!!!!(;゚д゚)
「そんな…ドリルでガイドの穴を空けたけどソレがダメだったのか?!」
…そうなんです。
°・(ノД`)・°
致命的なミスを連発しております「その嫁」!
包丁の柄は手作りの場合、包丁がはまり込む分だけの下穴を空けてから、下穴をを頼りに先が尖った鉄の棒を赤くなるまで熱して
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焼きます。
焼いて包丁がはまり込む穴を作るのです。
で、穴を焼いていた時から「鍛冶屋見習い」は
「コレ、曲げて穴開けたべ~!」
と言っていました。
こうなってしまうと、どうにもなりません。

作り直し!
んで、んで、3度目の正直です。早いもんです。
あたしゃ、直ぐ作りましたよ。
できるもんです。3度目ともなれば。
ホレホレ作ったぞ。
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荒削りの段階でも、穴は空けられるので空けてもらいました。
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綺麗に空きました。
次は実際に、軽く出刃包丁を入れてみます。
緊張しますよ~
コレがダメだったら4度目です。
「その嫁」練習中だから仕方が無いのですけど。
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…どうよ?どうですか?「鍛冶屋見習い」?
鍛冶屋見習い:「真っ直ぐだね」

アァァァァ!!!。゚(゚´ω`゚)゚。良かった~!!!

おっと!ご安心召されるな。
用心いたしませう。
まだまだ作業工程はありますぞ、
「その嫁」まだ気を抜いてはならないのだ。

後は形を整えるだけですが、注意深く進めていかないと。

と言うわけで、
またまた、お待たせしてしまって申し訳ありません。
木工部門の見習い「その嫁」は今日も
「進まねぇじゃあ~悔しい~!!」と小さい木片を相手に戦っています。

おしまい

誰かな?誰だろう?

 

四万十町に住んでおる「その嫁」は

柚取りの手伝いが終わって

工場に荷物を置きに来たとさ、

小屋のシャッターをガラガラっとあけたら

「その嫁」のカワサキW650の隣に、なんと!

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30㎏の米袋が2つ

並んでいたとな。

「その嫁」は、なーんも、ビックリもせず、「鍛冶屋見習い」が松炭でも詰めた米袋だと思って、中身も見ずにシャッターを閉めて、工場でくつろぎ始めたそうな。

お菓子をコッソリ食べていたところに

「鍛冶屋見習い」が帰ってきてこう言ったそうな。

「米、誰がもってきた?!」

「その嫁」米なんぞ知るもんか、それよりもお菓子の空袋が「鍛冶屋見習い」にバレやしないかソワソワしていた。

「鍛冶屋見習い」が続けて言うには

「籾のままで入っているぞ。新米だよ。いったい誰が持ってきたんだ?」

「その嫁」良かったね、セーフ

お菓子の空袋はそっとポケットに突っ込んで

素知らぬ顔で「鍛冶屋見習い」と考える。

「誰かな?」

「誰だろう?」

「本当に、いったい誰が米を持ってきたんだろう?」(?_?;

 

 

おしまい。

後日談、

この人かな?!と思う人は居たので「鍛冶屋見習い」が尋ねたら、やっぱり!

正解!米オジサンが判明しました。

 

 

 

早く食べようよ!

こんにちは「その嫁」です。

四万十町十和は柚真っ盛り。
皆さん柚取りに忙しくしている一方で、原木椎茸がボコボコ出だした!

炭焼き窯のオジサンは柚を採りたいけど、椎茸が出だしてしまったからさぁ大変!
今年はもの凄い勢いでポコポコ出る出る。
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「柚は何とかなっても、椎茸は待ってくれんがよ。」
炭焼き窯のオジサンの倉庫はカートに一杯の椎茸が沢山。
カート何個あるんだ?
「いくらでも椎茸はあるけん、好きなだけ持って行って。」
と言うことで、
いただいてきましたよ~

めちゃくちゃ大きい椎茸。
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椎茸は「鍛冶屋見習い」の肩ガードになりました?!
いったい何から守るのでしょうか?
椎茸の肩ガードは強そうにも見えません。
「鍛冶屋見習い」よ
もう、そんな事はしなくていいので食べようよ。
早く食べようってば!

…うーん"(-""-;)"

おしまい

なんてこったい!

こんばんは「その嫁」です…

あーあ
なんてこったい!
やっちまいました、
昨日の話しです。
柚子取りのお手伝いがお休みとなったので、前回お話しした出刃包丁の柄をせっせっと作っていました。

完成も間近になってきてウキウキしていたら
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見てくださいコレ…
ノミが入りすぎて亀裂が入ってしまいました
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もう使えません。
材料を無駄にしたーーー!
「なんと、目の込んだ(木目が細かい)ええ木じゃね~」
と師匠が褒めていた木なのに…

また、いちからやり直しですよ。
薪から切り出します。
その形ができていく段階がこちら。
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左奥の薪が手前の形になるまで大まかにですが、手作業で作っていきます。
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本当に薪からでしょう~(^^)

鉈で削ったり、あの指を削り飛ばすカンナに怯えながら、せっせと包丁の柄に近づけていきます。
出刃包丁といえど、鉈の柄と作る行程は殆ど一緒です。

「鍛冶屋見習い」が出刃包丁に合わせて手打ちで輪を作りました。
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コレを大まかに作った柄の先端の部分にピッタリはめ込みます。

今は輪のはめ込みが上手くいくようにヤスリで微調整しています。
そしたらお次は出刃包丁が入るようにボール盤で穴を空けます。

うーん
今度こそ失敗はできない!
ミスをしたらいよいよ困ったことになるぞ!
お客様を待たせてしまっている!

と、いうわけで経過報告を兼ねてのお話でございました。

おしまい

その嫁、注文を受けたぞ

こんにちは「その嫁」です。

私、鍛冶屋の木工を担当致します。
以前お話しした鉈の鞘が初仕事となり、お次は出刃包丁の柄を作ることになりました。

と言っても包丁の柄を作るのは特別。
柄は手作りできるのですよ。
今回の包丁はプレゼント用の出刃包丁として注文を受けました。
だから特別なのです。

んで、プレゼント用に箱は付けて貰えますか?
との要望もありましたので、
「その嫁」初めて包丁の箱も作りました。
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杉の木を薄ーく引いてピッタリ合うようにしました。
鍛冶屋の師匠が
「お~なかなか上手に作ったやないか~」
と褒めてくれたぞーい!
したけども、
「フシが有るのが一つ気に入らんな(笑)」
アチャー(=_=;)
やっぱりそうよね、そうだよね。
工場にある材料で作っちゃったからなぁ~
勉強になりました。

まあ完成も間近です!
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柄を仕上げて出刃包丁の刃をはめ込むだけよ。
この包丁の柄、
茶色の所はエンジュで白い所はヒノキを合わせています。
なかなか良いでしょ~
と満足感に浸っていると
「鍛冶屋見習い」が突然
「ありゃ?!ちょっとコレ、出刃包丁の柄には向かないかも」
え?!(?_?;
何故よ?!
アナタに教えてもらって作りましたぞ!

鍛冶屋見習いが言うことにゃ
「ダメだよ。出刃包丁って厚みがあるだろう?柄を入れたら割れるぞ。悪いねぇ~ゴメンゴメン」

(ノД`)いやーーーん!…作り直し決定~!
どうすんのよ?「鍛冶屋見習い」!
どうやって作るの?
「輪を作って、エンジュを柄の形に作ってはめ込めば良いんだよ。鉈の柄と一緒だよ。」

ははぁ~!
仰せの通りに致します。
そんなワケです。
申し訳ありませんが、完成まで今暫くお待ちくださいませ。
柄の輪はできました。「鍛冶屋見習い」が作りました。
「その嫁」はエンジュを柄のサイズに切り出しました。形を整え始めています。

うーん
難しいですね。
「その嫁」木工製品、修行中です。
頑張ります。

おしまい

ああ、ガニの季節も終わる

こんばんは「その嫁」です。
以前、道路でガニを捕まえた話しをしました。
(川蟹、モクズガニ、ツガニと呼ばれています)

あ、ガニってカニですよ。「その嫁」方言が抜けないので訛っているだけです。

その後もガニが二回?だったかな?三回だったカニ
兎に角、ガニがわが家に届きまくりました。
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なかなかビッグなガニです。
カニカゴの中にも控えのガニ達がズラリ
みんな怒っています。 

摑んでいるのは…
「鍛冶屋見習い」です~
前は「怖い~!!」と言って摑んでくれなかったのに、今は慣れたようですよ。
威嚇して怒っていますのでハサミが怖いですよ~
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見て下さい!このガニの手毛!ん?ハサミ毛?
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美味しく食べたいので、下処理についてしっかり調べました。
ガニはビニール袋に入れたまま、水から火にかけるんですって。
熱いお湯に生きたまま、袋にも入れずにダイブさせるとガニは暴れまくり鍋がひっくり返る危険大!
(;゚д゚)コエー

だから、調べたとおりに水から袋ダイブをさせてみたら
まぁ~安心。
鍋はカタカタいうくらいで数分後には…
チーン(°°)
ガニは動かなくなります。
体に溜まっていた汚いモノもこの時に出し切ってしまいます。
そしたら下準備は完了。

後は好きに調理したら良いのだそうです。

我が家は、始めは蒸しガニにして食べて
残った食べにくい脚などをガニ汁にして、二度美味しく食べます。

あぁ…ガニの季節が終わった…ガニ堪能出来て良かった。

次はなんだっけ?キノコだったかな?
キノコ、キノコ、バカマツタケ出るか否か?!
気になる人はバカマツタケで調べて見て下さい。
確か「鍛冶屋見習い」が大分前に紹介していたかな?

おしまい(^^)



あーー!言い忘れた

注意注意!
もしも川ガニを調理して食べる機会が訪れたなら!
川ガニはよーく加熱してくださいね。
ガニには寄生虫が居ます。生焼けだと感染しますよ。肺ジストマになると大変ですからね。
ザリガニにも居るワよ。
私は食べやしませんが。

本当に おしまい

初めて作った鞘

こんにちは「その嫁」です。
「鍛冶屋見習い」はやっと、私が投げたパスを受け取ってくれました。それほどロングパスを投げたつもりはなかったのですが。

昨日、初めて作った鞘が完成しました。
鞘って、鉈の鞘です。
勝秀鍛冶屋は全て自分で作ります。
材料を手に入れたら、木の皮を剥いで形を整えて乾燥させて…
何年もかけて準備してから、やっと鉈の鞘や柄が作れるのです。

今回はお客さんの注文で鉈の鞘と柄を作り直しました。
完成がこちら
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私が作ったのは鞘
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柄は「鍛冶屋見習い」が丸太から切り出して作りました。
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木の種類は槐(エンジュ)です。
木目と色合いが綺麗な木です。堅さもあります。
樫(カシ)の木には敵いませんが (^^)
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鉈1本で削り出して、更に削って削って、このキレッキレの角度見てくださいませ。
コレを私がそのうち作れるようにならないといけないんだよな。

「鍛冶屋見習い」には鉄を担当してもらって、木の担当は私になる予定。
何故なら、生産性向上の為です。
勝秀鍛冶屋は全部自分一人で作るから時間がかかる。
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鉈の刃の部分と柄のつなぎ目の鉄の輪っか(輪)と
止めるための釘(輪の下に見える釘)
これも手作りです。
輪は刃物に合わせて作ります。

だから、鉈を沢山作ることが難しい。
しかし、いい物でもある。
ここまで、手間暇をかけて作っている所は数少ない。
「鍛冶屋見習い」にあまり余計な事を言うな! と叱られそうなのでおしまいにしましょう。

はい
おしまい。

グラインダーを分解した

こんにちは、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

いや〜強くなりましたね日本。そうです、またラグビーの話です。

私は8歳の時から20歳頃までやっていたのですよ。ポジションは主に3番でたまに8番。

その体型で3番?という細めのガタイだったのですが、スクラムは自信ありますよ。ガリガリの今でも。

ラグビーの話はもう良いですね、鍛冶屋の話です。

 

嫁の話にも出ていましたが、グラインダーの分解、清掃、調整をしています。

前職は機械加工をやっていて、発電用タービンの軸やケーシングを加工していたのでグラインダーはまぁそのミニチュア版の様なものかな、と。

 

一応、計測機器も持っています。

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グラインダーはハンマーと一緒に貰ってきたもので十何年?何十年?か使用しておらず、

  • 回転はするが音が大きい
  • 長く回すと熱を持つ

事が少しでも改善出来たらと思い分解します。

 

カバーを外すと、トタンの切れ端が挟んであるぞ…。あやしい。

 

まずは清掃。

 

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綺麗にして、同時に計測。

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ベアリングに異常は見受けられず軸の片側が痩せていたので0.03mmのライナーを巻いて対処。そこらは悪くないのですがベアリングユニットを乗せて押さえ込むケーシングが悪い。

 

合わせ面が機械加工されていない!

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さらに、

  • 合わせ面からベアリングユニットを押さえる内径の寸法がおそらく大きい。(合わせ面がガタガタなので計測不能。ケーシングを締め付けて計測すると径が大きい。)
  • 左右軸の中心が合っているかも怪しい。

 

機械加工で全部削り直したい所ですがそういう訳にもいかないので、そのまま戻すしかありません。

 

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心無しか良くなったような…。いや変わらないなぁ。

騙しなら使うようにします。これ以上時間をかけられない。

 

ダメになったら新品を買います!

 

 

【鉈の勝秀】

勝秀鍛冶屋(松村)

〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2
TEL 0880-28-5429

 

 

 

 

ラグビー選手のようなパス!!

こんにちは「その嫁」です

前回の鮎臭は無くなりましたよ。
あーよかった。

一方「鍛冶屋見習い」は、工場のグラインダーをバラして掃除してからは、悩みっぱなしです。
どうも上手くいかないようです。
中心の棒が熱くなるとかなんとか言っています。
私は機械はわかりません。
知りません。
助けられません。
「鍛冶屋見習い」がブツブツ言っていてもわかりません。
兎に角、困っているようです。

でもそこは「鍛冶屋見習い」
切り替えが早いと言いますか、気持ちを引きずらないと言いますか

家に帰ると「ラグビー観るべ!!!」
ラグビー三昧。
確かに面白いです。
ラグビーワールドカップは日本で開催されていますが、また日本で開催されるのは何年後かわからない!
もう無いかもしれない!
一生に一度のチャンス!

行ってきたぞ!大分県
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フィジーウェールズ
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ゴール側から観ることになりましたが、迫力あります。
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なかなか人も集まっていて、画像ではわかりにくいですがウェールズの応援団が多い
ウェールズカラーの赤、赤、赤ばっかり!と緑色がポツポツ。
フィジーは白!と、水色、うーんちょっと少ないかなあ…

我が家はフィジーを応援です。
鍛冶屋見習い余計な事を言う。
「その嫁のTシャツ、緑だからウェールズだけどな。」
えーーー!!
家出る前に言ってよ!
支度するところ見てたべよ?!
でも心はフィジー
頑張ってフィジー
「鍛冶屋見習い」は、ほんのりフィジーカラー、白に水色
「鍛冶屋見習い」の顔面もなんとなくフィジーっぽい。
日焼けが持続出来ていれば、もっとフィジーっぽかったのになぁ~
惜しいなぁ~!「鍛冶屋見習い」顔面フィジーっぽいのに色白だからなぁ~
まあ、どうでもいいんですけど。

試合は面白すぎる!良い試合でした!
7人制ラグビーが得意なフィジーの戦い方にキッチリ仕事をするウェールズ
どんな試合だったかは、興味がある人は検索してみてください。(^^)


さぁてと、ブログ更新しましたよ
鍛冶屋のネタはありますよ~!
「鍛冶屋見習い」!
ブログネタを撮りためたままにしないでくださいませ!鍛冶屋の事を伝えてよ!!

と、ラグビー選手のような強めのパスをしてみましたが
「鍛冶屋見習い」はキャッチしてくれるでしょうか?
ノックオンはしないでしょ?

おしまい

余談
ラグビーの観客席はウェールズもフィジーもごちゃ混ぜ、なんとなくチームで固まっている所もありますが、サッカーとか野球みたいに別れてません。
敵味方、一緒になってワーワーいいます。楽しいですよ。

火がついた!の続き

こんにちは「その嫁」です

皆さん観ていますか?
ラグビー
ラグビーってルールがややこしいからツマンナイって、思うかもしれませんが、
我が家はラグビー三昧です。 
だから、ブログの事を忘れていました。
あちゃちゃ~!
元プロップの「鍛冶屋見習い」もすっかり忘れていたようです。

前置きが長くてすみません。

「鍛冶屋見習い」の工場に出来た火床(ホド)に先週火をつけました。
まー火がつくまで煙い煙い
エントツが細すぎるからか、始めは煙って仕方が無い。
このエントツ意味を成しているのか謎です。
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火もついたし仕事ができます。
鍛冶屋の火の神様も呼んだし、お祭りしたし、
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そしたら
隣の小屋を作ってくれている大工さん
「おう~開業したかぁ?」
と見に来ました。
その後、台風17号が来る前の雨がモーレツに降る昼過ぎに大工さんから
「(炭に)火をつけたけん、鮎食べに来いや。」
と、お誘いを受けて行くと~!
ハァァァ?!!(゚Д゚)(゚Д゚)!!!!
びっくり仰天
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四万十川のピカピカの大きい鮎!!
今年はサイズが大きいようです。
俗世にまみれている「その嫁」は鮎を見てイヤらしいことを考える。
…東京で出したら高いだろうなぁ。
しかし、鮎を焼始めるとそんなことどうでも良くなる。
炭火でじっくり焼いてご馳走になりました。
「その嫁」子どもの時は見向きもしなかったクセに、齢四十も間近に迫ってくる今では、鮎を4匹も食べちまった。
更に上がいるど~ 
「鍛冶屋見習い」は5匹だぜ!
あ~!美味かった。贅沢させてもらいました。

翌朝、幸せな気分は一転、
「その嫁」は異変に気が付く。
身体から鮎臭が…?!ウソだべよ?
鼻がおかしくなったかな?
「鍛冶屋見習い」に聞いみよう。そうしよう。

その嫁:「なー、オラの腕から鮎臭がする…」
鍛冶屋見習い:「え?マジで?…うわ鮎クセっ!」
(・・;)?
え?鮎臭する?毛穴から?
って事は、あたしゃ生臭いって事かい?!!
風呂にもキチンと入ってます!

ショックを受けた「その嫁」を乗せた軽トラの中は鮎臭で充満

「その嫁」よ…いっぺんに鮎4匹も食べるのは止めよう。
食い意地をはるのは程々に…です。
夕方ぐらいまで鮎臭が凄かった…四万十川で泳いでいないのに
鮎臭(川の匂い)

おしまい

道路に落ちている物

こんばんは「その嫁」です。
9月も半分過ぎようとしています。一年はあっという間だなぁと、歳を重ねる毎に思います。
あぁ秋だなぁ…
哀愁漂うような雰囲気かと思いきや「その嫁」は花より団子、十五夜のお月見よりも月見団子。
美味しい秋の味覚も楽しみですよね。

食べ物の話よりも!
皆様は道路に転がっている物と言えば何を思い浮かべますか?
かたっぽの軍手?
かたっぽのサンダル?
ヒモとか?
見つけてもワクワクする物ではありませんよね。
ちょっとラッキーって思うのは百円玉くらい?

田舎だと道路に転がっている物はやっぱり軍手とかヒモとか、可哀想な事になったタヌキやウサギですよね。

わが家も道路に転がっている物を見つけましたよ。
宿毛からの暗くなった帰り道
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某道の駅の前の道路で見つけました。
ガニ!!
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おおっと!
見つけた興奮で訛ってしまった
カニです。カニさん!
正式名称はモクズガニ四万十町ではツガニと言っています。
食べられるんですよコレ!だって川ガニだもの。
「鍛冶屋見習い」が運転していて見つけました。
目が良い~
「その嫁」が車を降りてキャッチ!
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「どうやって食べる?」
「汁だろ?ガニ汁」
ということで汁にしましょう。
先ずはモクズガニをタワシで洗いましょう。
「鍛冶屋見習い」ヨロシク(^-^)/
えええええ?!
「鍛冶屋見習い」カニを掴めないの?!
ウソでしょ?!
え?!「カニが暴れるから?」
…確かに水を得た魚ならぬ、水を得たガニ!!
シンクの中で暴れ回り、排水口のゴミ受けにはまって怒っている!
「その嫁」にバトンタッチ!
トングで容赦なく摑んでタワシでゴシゴシ
鍋にガニをダイブ!
ガニ死亡!
その様子を見ていた「鍛冶屋見習い」
無言になる…
まさか…コワイの?
「こわーい!元気無くなっちゃうよ~」
怖がっていた「鍛冶屋見習い」だけど

カニリュウキュウ(ツイモ)で作りました
ガニ汁!
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「鍛冶屋見習い」怖がっていたのに
しっかり食べていました。


美味しかったって。

田舎の道にはカニが居ますよ。居たら捕まえて食べてみてね。

おしまい

鍛冶屋の三男坊?

こんにちは「その嫁」です

二日前からハンマーのモーターに電気を通して動かせるようになりました。
でも
問題発生!
ハンマーを動かして試しに叩いてみると、モーターが止まる!
パワー不足かな?
なんだろ?
「その嫁」はサッパリわかりませんので、遠くから椅子を作りながら見ています。
「鍛冶屋見習い」はあちこちに聞いてみたり、調べたりしています。
そしたら、腰が痛い師匠がやって来ましたよ。
勝秀鍛冶屋の三男?もとい、弟子の様子が気になるようです。
(師匠はふざけて「鍛冶屋見習い」の事を『家の三男坊じゃ!』と言っていました。)
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「鍛冶屋見習い」を後ろから見ています。
モーター問題があって、「困ったな~」と言いながらも楽しそうな師匠。
アイスを食べながらハンマーの話をしています。
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やっぱり勝秀鍛冶屋の三男坊ですかね?
( ´∀`)
おしまい

お直し完了!鍛冶屋の鞴(フイゴ)

こんばんは「その嫁」です。
「鍛冶屋見習い」が始めたこのブログ
私が乗っ取ってしまっていますよね(^_^;)
早くブログ更新しろ!今度は鍛冶屋も乗っ取るぞ!と思ってしまいます。


昨日お話した鞴(フイゴ)はお直し完了しました!
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今日は鞴の空気取り込み口を直しました。
窓のような部分に板があって、その板には和紙が縫い付けてありました。
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昨日のうちにやれることはやっていたので、今日は取り付けるだけです。
取り込み口に和紙を貼り付けた板を凧糸で固定して。
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鞴の底にガラス板を入れて
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もふもふタヌキの毛皮板を入れて
蓋をキッチリ閉めて
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鞴の釘もおかしな所は無いですね
(この釘、川舟を作るときの舟釘と一緒でした)
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準備はいいかー?!
動かすぞーいー!

photos.app.goo.gl
出たー!空気は漏れずにバッチリ出ていますよ!
使えるぞ~
復活!
大極上 三尺五寸 三寸…(読めない)なんちゃらの鞴!
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お!
いいタイミングで師匠が来たぞ
見せなきゃ!

…ありゃ?様子が変だ。
師匠「おい~オンチャン最近腰が痛とうてよ~」
え~!調子悪いの?
と師匠が持ってきたガリガリ君を食べながら、体調について色々話を聞いていたら…

しまった!
鞴が完成した事を話すの忘れた!!

オンチャン(師匠)はまた明日も来るからいいべ。「鍛冶屋見習い」もそう言うし、
ではまた明日

おしまい

昔の鞴(ふいご)って知ってる?!

こんばんは「その嫁」です。
最近の困り事は
親不知を抜歯した後の穴に食べカスが入り込んで気持ちが悪い事。
食べた後はすぐに掃除しなくてはいけません


掃除と言えば、昨日は鞴(ふいご)を掃除しました。
鞴(ふいご)ってご存知ですか?
私は鍛冶屋に関わらなければ知らないままでした。
鞴(ふいご)とは、
火元に風を人力で送って、火力を上げる物。
焚き火をしたことがある人ならわかるかも。
沢山燃やしたい!となったらウチワで扇いだり、フーッと息を吹きかけたりしますよね。
鞴は風を効率よくパワー強めで送るのです。
これです。
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昔ながらの鞴です。
とっても珍しい物らしいですよ。
蓋の裏には鞴を作った職人さんの名前と住所が書いてありました。
もう鞴を作っている専門の職人さんは居ないかもしれません。

骨董品並みだと思います。
何でわざわざ古い鞴を探したかと言うと、
鍛冶屋見習いの師匠が
「おい~鞴があったら良いぞ~!使い易いぞ~」
と言ったから。

ということで地元の人に「鞴ってある?」と声を掛けたら

これは小さい物2台
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上の画像の大きい物を合わせると、3台も集まりました。
凄いですよね~!
集まったのも凄いけど、皆さん物持ちがいい!

んで鞴の中というのは
こんな状態です。
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四角い箱の中に棒が付いた板があります。
この板が箱の中でスライドして、空気を横穴から押し出すのです。

板に毛みたいなのがくっついているのに気がつきましたか?
分解してみたらホンモノの毛皮でした。
箱の中の気密性を上げるために板の周りに毛皮を貼り付けるとは聞いていましたが…
何の毛皮でしょう?
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多分、正解はハクビシン
画像の右側は
「その嫁」が皮なめしに失敗したハクビシンです。
左のボロボロのかたまりが鞴の毛皮。
画像ではわかりにくいですが全く同じ。
綺麗に鞴を掃除したら
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さあ、お直ししますよ。
ボロボロのハクビシンの毛皮は取り除きました。
板には何の毛皮を使おうかなぁ…
やっぱり我が家は
タヌキの毛皮でしょう?!

やってて良かったタヌキの皮なめし
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板に合わせて切ります
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こんなもんかなぁ

釘で打ち付けると
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アララ
ふかふかのモップみたいになりました。

たまたま鞴が集まって、たまたま材料が手元に有ったから出来たこと。
(毛皮で無くてもフェルトでもいいのですが、そこはホンモノを使いたくなる)

実はものすごく贅沢な事なのでは無いかしら?

「鍛冶屋見習い」よ「その嫁」は思うのだ。
もしかしたら、我々は貴重な作業をしている気がするぞ。
何故かって、ネットで鞴って調べても
古いタイプは見つからないし!

と、
鍛冶屋見習い
((((゜д゜;))))!!ビックリ仰天!
「その嫁ー!ヤフオクにあったぞ!スゲー綺麗な鞴が!」
(゚Д゚)「えー?!!値段は~?!」

言えない…(-_-;)
気になる人はヤフオクで調べて下さい。
我が家の鞴と同じタイプの物が出てきますよ。

あ!
しつこいけど我が家はヤフオクで買っていませんからね。
地元で昔鍛冶屋をやっていた人からもらったんですからね。

今の時代はネットで売っていない物は無いんだな…
凄いな…
タヌキの毛皮って…売れるかな?

おしまい