こんにちは「その嫁」です
この短期間に色々ありまして
昨日の鉈の柄の話しと時系列が前後しますが、
鍛冶屋の師匠と奥さんから
「勝秀の銘は『その嫁』が切ったらえい!」
といわれ、満場一致で私が銘を切る事になりました。
薄々は「オラがやるんだべなぁ~」と思っていたのです。
何故なら「鍛冶屋見習い」からも
「『その嫁』が切ったらいいんだけどなぁ~」と言われていたからです。
そして先週、鍛冶屋の師匠が
「おい!作ったヤツ(見習いが作ったナタ)に銘を切っちゃるで!」
と工場に来たので早速。
師匠の工場に行って、土州勝秀を切ってもらいました。
いいですか?皆様方。
これは非常に珍しいのですよ~
1つの刃物が1つの工場で完成したのです。
そこが珍しいポイント!
他では作業効率を考えると分業制
それぞれの行程に、それぞれの職人がいます。
柄や鞘の木工専門、刃の部分専門、銘を切る専門…などなど
でも、勝秀鍛冶屋は一人で全部作ってしまう。
でもね、これは師匠までの話しになります。
何故かというと、
「鍛冶屋見習い」の土州勝秀は「その嫁」と合作になるからです。
う~ん、家族で作っているから一人で作っている。とも言えますが、
でもでも本当の一人では無いか。
まぁややこしい事は考えずに
「その嫁」は土州勝秀を練習中です。
まずは、書き順と文字の形を覚え込むのだ!
土州勝秀と赤い字で書いています。
変わった字体です。
オンチャンがお手本として書いてくれました
下の黒い字は「その嫁」が書いた物
だいたい覚えたら、鉄材に切るぞ
銘切りは左でタガネを持って、右手でトンカチを使う。
あちゃー
画像が横向きだ。
初めてタガネを使ったけれども難しいです。
タガネの跡がテンでバラバラ。
勝秀の「秀」は何とか読める程度
師匠のようにタガネがスーッと思うように動きません。
トンカチで打つ力も弱い。
「鍛冶屋見習い」に切る材を押さえてもらわないといけない。
「その嫁」の課題は沢山。
練習も一人でできるように何とかしないといけない。
頑張るべ~!
あ、柄の時も同じ事言ったな?
やるしかねぇべさ。
おしまい