こんにちは、四万十町地域おこし協力隊、【鉈の勝秀】勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。
勝秀鍛冶屋では薄刃と呼ばれる刃物も製作しています。
十和地域には昔からある刃物で、和紙の原料である楮(こうぞ)を薄く剥ぐ道具だったそうです。ですが今は手のひらサイズなので野菜や果物の皮を剥いたり、畑での収穫に使われています。
今回練習として私も薄刃を20丁ほど作り時間外にコソコソと仕上げているのですが、刃を付ける(研いでいる)作業の時に、こんな不良品が出てきました。
刃先がぽろぽろと欠けてしまいました。
さらにこんなものもありました。
いくら研いでも切れる刃にならずおかしいと思い、爪で軽く押してみると簡単に曲がってしまいました。
心当たりはだいぶありますので、焼き入れ温度、焼き戻し温度が適正でない事が主な原因だと思います。
今日の事なので明日、師匠にも見せてなぜこうなったのか相談します。
それにしてもムラがあり過ぎる。不良品が多い。
もっとたくさん作って、師匠の作業を良く見て、研究したいと思います!
【鉈の勝秀】
勝秀鍛冶屋
〒786-0504
高知県高岡郡四万十町十川233-2
TEL 0880-28-5429