勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

テレビで放送されます、が!

こんにちは、地域おこし協力隊、勝秀鍛冶屋見習いの菊池です。

 

来月、勝秀鍛冶屋についてテレビで放送されることになりました。

しかしどうも本当の私たちの考えと違うように放送されるのではないか、と思い改めて気持ちを書いてみます。

  •  地域おこし協力隊がきっかけではあるが、任期のたった3年で鍛冶屋の技術が身に付き、師匠と同じ鉈が作れるとは微塵も思っていない。
  • 30歳と遅いスタートなので初めからハンデがあることは分かっている。自分の努力次第だと考えている。
  • 職人の師弟関係として客観的にみると師匠の指導は厳しいとは思わない。このくらいは言われて当たり前、もっと厳しいところはたくさんある。
  • 「努力が足りない。」何年経ってもそう言うと思う。「職人の仕事はそういうもの、死ぬまでが修行で、自分が完璧だと納得できる物は少ないんだ。」と師匠が言っていた。自分も同じ考え。

初めから本気で鍛冶屋になろうと来ています。難しいからこそやりがいがあり、一生の仕事にしたいと思いました。

ですので諦めることも、挫けることもありません。

また、嫁についても(以下は嫁が書きました。)

  •  仕事を複数持っている理由は、旦那の給料が少なくてお金がたくさん欲しいからではなく、地域の方々と早く仲良くなりたいから。他にもいくつか仕事のお誘いを頂いているが断っている。そもそも、今の仕事も地域の人から頼まれたのがきっかけ。
  • 狩猟は元々興味があり、やりたいからやっている。決して旦那を助ける為とかではない。

嫁は私よりも手先が器用で社交的でもあるため、将来勝秀鍛冶屋を任された時には柄や鞘の木工と事務を担当する予定で、現在私と共に工場で勉強中です。

今後嫁も鍛冶屋に専念する為に仕事の数を減らしていく考えがあります。

 

長々と文章を書いてしまいましたがこれが本当です。

 

どんな放送になるかわかりませんが、テレビには騙されないで!