こんにちはー「その嫁」でーす
もう夏も終りかけ、本格的な秋に向かって季節は進んでいますねー
「鍛冶屋見習い」が住んでいる四万十川中流域では、鮎の火振り漁があちこちで行われています。
火振り漁は夜に行います。
夜の四万十川に川舟を出して、舟の上から松明を振って鮎を網に追い込みます。
詳しくは#火振り漁 #鮎火振り漁 で調べたら出てきます。
前置きが長くなりましたが、火振り漁で使う道具を直して欲しいと持ち込まれたのがコレ
運動会の玉入れ競争で使う、網が無い状態の玉を入れるカゴに似ています。
もちろん、玉入れ競争の道具ではなくて
火振り漁の松明を入れて振る道具です。
お客さんの注文は、隙間があって松明が落ちるから、網目を作って欲しいとの事。
こりゃ松明が燃えたらボタボタ落ちます。
「鍛冶屋見習い」が考えた!
木を軸にして、内径が小さめの輪っかをグルグル作って溶接でくっ付ける作戦
しかしダメだこりゃ
この太い針金で作ると重すぎて、火振りカゴを振れない
お客さんは高齢者っぽかったので、
あまりに重いと舟を出すどころでは無くなる。
突然「俺、ホームセンター行ってくる!」
と言って飛び出してから
番線を片手にまた試行錯誤
どうもこの太さの番線だと、今度は細すぎて溶接できないらしい。
結局、番線をカゴ状になるように巻き付けながら固定して完成
カゴになりました 笑
これなら松明も落ちないです。
けど、この仕事は鍛治屋していないよね? 笑
とりあえず鍛治屋に持っていけば、何とかしてくれるかも。
と皆さん思っているみたいです。 笑
昨年かな?は銅の鍋も直したな。
「鍛冶屋見習い」は何でも屋になっています。
綺麗に出来たね~と眺めていたら
「鍛冶屋見習い」は
「ひぃ~!キッツ!これに2時間もかかったぞ」
「俺、お手々が弱いから見て!痛い~」
番線を扱うのに結構、力が必要だったみたいで
手が痛くなったんだって。
確かに手の平が弱いね「鍛冶屋見習い」は
仕事で鎚(鍛治屋で使うトンカチ)を振ると、
必ず手にマメが出来て「痛い~見て~」と騒ぎます。う~ん「鍛冶屋見習い」の手の平は、
意外と薄くて固い、煎餅布団の様な手の平だ。
しかし「その嫁」の手の平は丈夫だぞ。
マメが出来ないぞ。
分厚いぞ( ゚∀゚) アナグマみたいな手の平だろ?
アナグマが分かりにくいなら、熊の手か?
パンダの手か?
ん~?例えが思い付かなかったけど、
風呂に入って気が付いた。
そうだそうだ、
オラの手の厚さは、便所紙を分厚くした感じとおんなじだべ!
もう、手の平の話は飽きたので
おしまい
火振りのカゴは、さっきお客さんが引き取りに来ました。
「これで暫く使えるね~」だって
お土産に、捕った鮎を持ってきてくれました。
十和に来てから、鮎は貰うのが当たり前になってしまいました。
ありがたや、ありがたや。
786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
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