こんにちはー「その嫁」でーす。
2日前に「ハンマーが壊れた~!」
と言っていたオンチャン(師匠)。
「鍛冶屋見習い」と一緒に直してハンマー復活。
今日もオンチャンは鍛造中
しかし一人では出来ない作業があって、
「鍛冶屋見習い」が手伝っています。
鉄を割り込む作業です。これは相方が居ないとダメみたいです。
鋼が間に入るので丁度良い深さまで割り込みます。
鉄を赤くなるまで熱してから割り込むのですが、
床(トコ)に当てている方にも力が加わって変形してしまいます。
しかし、変形を少なくする方法が有るみたいです。
オンチャンが言うには、
「コレ(変形)はよ、どうしたら良いもんか考えていたら親父(初代勝秀)がやっていた方法を思い出してねぇ~」
と「鍛冶屋見習い」に方法を話しています。
二代目のオンチャンから三代目の「鍛冶屋見習い」に、初代の技術が伝わっています。
オンチャンは今日も調子が良さそうです。
84歳なので、若い時のように丸1日仕事が出来ませんが少しずつ、鉈を作っています。
勝秀鍛冶屋は仕事中、寡黙に仕事をこなしてはいません 笑
結構、雑談が多いです。オンチャンは火床(ホド)の横に本を置いて、読みながら鍛治屋をしています。
さて、また割り込みますよ。
オンチャンの合図で「鍛冶屋見習い」が叩きます。
オンチャンの鍛冶屋は初代から変わっていません。
モーター1つで、ハンマーやグラインダーを動かします。この仕組みは今ではあまり見られないと思います。
そんなに大きくないモーターです。これは前のモーターが悪くなった時に
「鍛冶屋見習い」が新しく取り付けたのかな?
「鍛冶屋見習い」のハンマーのベルトもそうですが、オンチャンのハンマーやグラインダーを動かすベルトは、今や珍しい平ベルトです。
平ベルトってもう無いみたいですよ。
切れたらどうするんだべ?と「その嫁」は思います。
鍛治屋の技術は残っても、昔からの道具が無くなっていくっていう問題もあるのです。
出来る範囲でコツコツ地味に鍛治屋を続けていきますが、何年か後には変わっていく物もあるのかなぁ。
と、少し感慨深げにブログを終わります。
へばな!
おしまい
786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
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