こんにちはー「その嫁」でーす
今日は修理の鉈を紹介します。
地元の人の鉈です。
鉈の背中(峰)に鋼が入っている峰鋼の鉈です。
今回は鞘と柄の両方を作り直します。
鉈の刃と柄を外します。
外す時はこの釘を打ち抜きます。
1ヵ所は「鍛冶屋見習い」が何年も前に修理をした時に打った物です。
釘を抜いて柄を外しました。
鉈の刀身の寸法から五分プラスの長さに柄を切り出します。
鉈とカンナ等を使って形を整えたら鉈の元を測って線を引いて
鉈の元がはまり込む溝を彫るので、ボール盤で穴を空けてー
後は道具を使ってガンガン彫りまくりです。
溝の奥にボール盤で空けた穴が見えますか?
午前中の仕事は取り敢えずここまで。
後は「鍛冶屋見習い」が鉈の輪を直して窄める作業が終わるのを待ちます。
それまで何をしようか、
解体包丁の鞘でも作ろうかな
この解体包丁の柄は山桑です肌は黄色です。
模様が綺麗です。「その嫁」は柄の裏側が好きですねー
刃の厚みや長さを測ったら溝をチャチャッと彫ってボンドで張り合わせます。
でもそのままでは緩いので、しっかりと合わせる為に紐で引っ張りながらグルグル巻きにして、
合わせにくい所はバイスで圧着です。
これはちょっとグルグル巻きにし過ぎです。笑
紐の長さに対して鞘が小さ過ぎです。
ボンドが乾くまで数時間置いてから、電気カンナで削ってベルトサンダで形を整えて完成です。
少し張り合わせた所がわかります。本当は見えない様にしっかりと、くっつけたら100点満点です。
解体包丁を鞘に修めてみました。ピツタリです。
バランスも良く出来上がりました。
さて、お次は修理の鉈の鞘。
材料の四万十ヒノキが勿体ないので
「その嫁」はケチって、寸法ギリギリに材料を取りました。鉛筆で印を付けた所を電気カンナで削ります。
寸法ギリギリに材料を取ったら最悪。
「鍛冶屋見習い」が鞘の材料の切れ端と勘違いして、メモ書き?落書きしています。
内側だったら見えないから良かったのに…
見える方に落書きですよ(-_-;)
チャンピオン?チャンプオン?何を書いているんだ?
ベルトサンダで形を整える時に消えて無くなります。
柄もほぼ完成です。後は釘を打って、金属用のヤスリとガラス&サンドペーパーで仕上げるだけ。
鉈の元も嵌まり込みが綺麗に出来ました。
溝の深さも良いです。
さて、さて今日中にどちらも完成します。
時間に余裕ができたら…出来たらですが、
先週、3年ぶりに開催された青森ねぶたの生中継を見てしまったもんだから、
もう、ねぶたは終わったけど
3年前にチャレンジして三日で諦めた、
ねぶたのお囃子を
練習してみようか。「その嫁」楽器とか楽譜とか
全くセンスがねぇのさぁ。
まんず、まんず、やってみるべがなぁ。
おしまい
786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
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📧kajiya40010@gmail.com