こんにちはー「その嫁」でーす。
今日は勝秀鍛冶屋の鉈の話。
勝秀鍛冶屋の腰鉈と剣鉈に必ず入っている
樋(ヒ)ですが、鉈の裏面に入っている溝の事です。
山型が3つあって、その下に真っ直ぐな線が入っています。
勝秀鍛冶屋はこの樋(ヒ)を打ち込んで入れてます。
ん?打ち込む?と思うでしょー?
他ではあまり割り込んで樋を入れていないと思います。グラインダーみたいなのでギャン!と削ったりしています。
家では材料が勿体ないので削りません。
では、どうやって打つのか?
まずは、道具から。
これで山型の樋(ヒ)を打ちます。
結構ぶ厚いです。
これを使ってタン!タン!叩いて線を入れて、
火床(ホド)に入れて鉈を赤くしたら
ハンマーで叩いて深く打ち込みます
こんなふうにテンポ良く樋(ヒ)を入れます。
どれも真っ直ぐ綺麗に入っています。
樋(ヒ)を真っ直ぐに入れるには
コツがあります。
知りたい人は勝秀鍛冶屋(弟子の方)に遊びに来てください。
んで、お次は何を見ているのでしょうか?
鉈の柄を合わせています。
なんだ?
「角度を見てんだよ」
だそうです。鉈の刀身と元の部分の曲がり(角度)を確認して、型に成っているか見ています。
5丁分の確認は終わったのかな?
まだ?あと右の2丁はこれからなのか?
では、左の3丁を確認してみよう。
本当に3丁ともぴったり曲がりの角度が合っているのか?( ゚∀゚)ニヤニヤ
3丁まとめて重ねると、
うわ、ピッタリ合ってら!
そしたらオンチャン(師匠)登場「鍛冶屋見習い」が鉈を打っているのを見て入って来ました。
「鍛冶屋見習い」の仕事をチェックして、
樋(ヒ)が真っ直ぐ入っているか確認して、
「…うん。(樋)よう入っちょるな。」
とモゴモゴ言ってから工房を見て目新しい物があると、どれどれ?と手にとって見ていきます。
刃物の柄もチェックしていきました。
んで、オンチャン(師匠)の飴玉入れから飴を取っていって、オンチャン(師匠)は帰ります。
う~ん飴が湿気るから蓋をしてもらいたいなぁ 笑
そしたら、そしたら
鍛治屋の仕事が終る頃に何が届いたかって?
天然ブリ!!
お客さんが船釣りに行っていたみたいで、
大漁だったそうです。
「その嫁」が二つ折りになったら入りそうな
クーラーボックスには、
ブリやらタイやら沢山入っていたぞ。
お裾分けでいただきましたが、田舎はお裾分けレベルが違いすぎます (*゚∀゚)=3
捌いて刺し身と煮付けにして食べました。
他は塩麹に浸けたり色々、暫くはブリ三昧です。
と言うことで、
おしまい
786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
☎️08065540980
📧kajiya40010@gmail.com