おばんでーす「その嫁」でーす。
勝秀鍛冶屋のチラシってあるんですよ。
ブログでお伝えしたことあったかな?
「鍛冶屋見習い」の後輩が撮った写真を元に
書道家の友達が書いてくれた「鉈」や「勝秀鍛冶屋」の文字
かっこいいですねー!
オンチャンのブロマイド??
裏面には勝秀鍛冶屋の説明が記載されています。
その中央に書かれた言葉。
山師と猟師と共に
これぞまさしく勝秀鍛冶屋だからこそ!なのです。
鉈の勝秀鍛冶屋は、鉈を専門に作る野鍛冶。
初代勝秀鍛冶屋はオンチャン(師匠)の父上で、
高知県に元々ある枝打ち専用の鉈、オタフク型の鉈を改良して半オタフク型を作ったのです。
これも山師と一緒に、あーでもない、こーでもない。と言いながら作り上げて来たのです。
そして、お次は鉈の柄。
初代勝秀鍛冶屋もはじめの頃は、鉈の刃の部分を作って山師へ渡すだけで良かったのです。
なぜかと言うと、柄や鞘を山師が自分で作るからです。しかし、時代も変わり山師が柄を作らなくなった事から、勝秀鍛冶屋が柄も鞘も作るようになったのです。
この柄の形は勝秀鍛冶屋オリジナル。
これこそ山師と勝秀鍛冶屋が使い易さを考えながら形作っていきました。
オンチャンは「鉈には品が無いといかん!」と言います。
その為ただの道具なのに、勝秀鍛冶屋の鉈は
刀身から柄までの形のバランスが良く、銘もあいまって綺麗に見えます。
これが「品」なのだと思います。
そして、一軒の鍛冶屋が全てをこなして一丁の鉈を完成させる業務形態は、殆ど見られなくなっていて所謂、鍛冶屋界での絶滅危惧種みたいなもんです。
ということを書いてある、オンチャンのブロマイドも兼ねたチラシでございます。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
おしまい
786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
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