こんにちは「その嫁」です。
勝秀鍛冶屋は今日も鍛接、鍛造しています。
片刃の腰鉈を作っています。
鋼をくっつけて(鍛接)います。
火床(ホド)に入れて赤くしたら
叩きます
叩いてくっつけていく
赤くなって画像ではよくわかりませんが
くっついています。
また火床(ホド)に入れて
出したら、ハンマーで叩いて形を作っていきます。
鍛冶屋だねー
勝秀鍛冶屋は厚刃物(鉈とか斧など)専門なので
ハンマーが大きいです。
包丁などの薄刃物のハンマーは小さくて、
叩くテンポも早いです。
ドガン!ドガン!と、鍛冶屋のコンクリート打ちっぱなしの床に響きます。
このハンマーで薄い刃物を作る時は、便所にまで振動が伝わります。
カナトコは、太くて長い鉄の支柱みたいな物で、
床に埋め込んでいるのですが、その下には松の木が据えてあって、衝撃を吸収する役割があるようです。
どこの鍛冶屋もカナトコの下には木が敷いてあります。
「鍛冶屋見習い」はハンマーを設置する時に、カナトコもコンクリートを削って据えたのですが、
「松の木なんて、いらねぇべ」
「衝撃を吸収?いらねぇべその程度の松の木が有ったからって、吸収になんねぇべ」
と生意気を言って、松の木を入れなかったら
カナトコがどんどん衝撃で沈み込んで行き、
結局、カナトコを据え直しするハメになりました。
やっぱり、先人がやっている事には何かしらの意味があるんだよ。
って、話で
勝秀鍛冶屋は初代から二代目のオンチャン
に続いて、誤魔化しなく鍛接して鍛造していますよ。
という事です。
おしまい