勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

タヌキを拾ったわよ。 (動物死骸画像あり)

こんにちは「その嫁」です

 

今朝、いつも通る道路で見かけた物

車で走っていて見かけたの。

それは

タヌキ

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車に撥ねられたのです。

目立ったキズは無くて綺麗な状態でした。

車で走行中に見かけたので

一旦スルーしましたが

「鍛冶屋見習い」からも即、電話がかかってきて

「おい、綺麗なタヌキ居るの(死んでいる)見た?」

「うん、見た見た」

という流れで、もと来た道を引き返し

「鍛冶屋見習い」と連携プレーで

タヌキを回収しました。

(タヌキ死骸画像あり)

 

 

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綺麗な状態です。

車に撥ねられて苦しむ間もなかったようです。

ナンマイダ

 

さぁ!毛皮を取りますか!って

取りかかる前にご注意。

今回は野生動物に触れる時や捌く時の

注意点をお話しします。

まぁ…普通は触れ合う事はありませんが…

いや、しかし。

万に一つも、狩猟などに興味がある人がいるかも知れない。

 

では注意点を言いますよ~!

 

其の1

【野生動物(死骸も)素手で触るべからず】

交通事故で死んだ物や狩猟で捕獲した物は

必ずどこかしらで出血しています。

素手で直接触るのはやめましょう。

もしも血液に触れてしまったら、なるべく早く手を洗って下さいませ。

 

絶対にやっちゃいけない事!

特に交通事故でもなさそうな、

死因不明の動物の死骸や

何故か外傷も無くて地面に転がって死んでいる鳥類!

死んでいたり何故か地面でジタバタしているコウモリ!

これらは病気で死んだ可能性があるので

危険!

触るのもダメ!

持ち帰るのも止めて下さい!

感染症などに罹ると怖いですからね。

 

其の2

【野生動物、身体は虫だらけ】

自然にはダニ、ノミなどが居ます。

これらは野生動物に必ずくっついています。

その虫達の一部は人間にも食いつきます。

なので素手では触らない!

そしてダニやノミ、シラミなどは寄生している動物が死んだら離れていきます。

だいたい死んで間もない体温が残っている時はまだ離れて行きませんが、

死骸が冷たくなると虫達は離れ出します。

(虫の画像2枚あり)

 

ポツポツ点状に見える物は全て虫です。

実際に見ると気持ち悪いですよ。

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ダニは毛先に移動します。

そして高いところを目指して上へ上へと這い上がります。

タヌキの毛先に見えるゴミのような物は全てダニです。
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其の3

【人目に付かないところで捌くべし】

世の中みんなが狩猟が好きなわけではありません。

動物の死骸も見たくない人も居ます

 

回収して持ち運ぶ際には

中味が見えないような黒などのゴミ袋なんかに入れましょう。

(出来たら二重、三重にして袋にin)

半透明だと中味がなんとなくわかるし

血が出ていたりすると目立ちます

 

捌く場所も匂いやダニの事や

色んな事を考えて人に迷惑をかけないような

場所や方法を考えましょう。

 

其の4

【捌く前の準備はしっかりと】


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1、ゴム手袋(出来たら2枚重ねで)をする事

出来たらゴーグルも

 

2、殺虫剤と虫除けスプレー

ビニール袋に入れた状態のままで

タヌキに殺虫剤を近距離で噴霧します

一回噴霧しただけではダニは死にません。

ノミはだいたい死にます。  

ダニは殺す目的と言うよりは

動きを鈍らせるのです。 

手から腕へ這い上がりにくくなります。

 

虫除けスプレーは自分の身体へかける

特に手から腕、足元中心にかけること。

 

其の5

【捌いている最中もダニ注意】


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捌くことに夢中になりがちですが

時々、自分の手や腕に目を向けて下さい

ダニが這い上がって来ている時があります。

見つけたら身体から落として殺しましょう。

 

 

 

そんなこんなで

毛皮を取って塩漬けにしました

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皮の内側にゴリゴリに塩をすり込んで

水分が出てくるので中にタオルを噛ませています。

 

其の6

【死骸はきちんと埋める】

 

死骸は人の迷惑にならない場所に埋めましょう。

埋める場所も人の土地だったり山だったりするから、持ち主に許可とってね。

 

 

と、長々説明しましたが

毛皮をとったりするのも

色々と気を使います(^_^;)

 

この後、塩漬けタヌキは3日くらい置いてから内側を綺麗にしていきます。

それまでは、ビニール袋に入れて

毛皮専用の冷蔵庫に入れときましょ。

 

ではでは

おしまい