おばんです~「その嫁」でーす
数日前に
フイゴを少しだけ直しました。
こちらが工房を立ち上げるときに地元の
石工さん
(石を切り出したり組んだりする人)
からもらったのです
鍛冶屋では少しサイズが小さいので
直ぐには使わずに
いつか出張鍛冶屋をやる時にでも使おうか
と思いながら、
珍しいモノなので工房に飾っていました。
しかし
出張鍛冶屋なんていつかわからない。
そのままにしておくのは勿体ない!
と思っていたら
使ってくれそうな人が居たのです。
フイゴが喜ぶぞー!
良かったねフイゴ(^^)
と言うことで
改めてフイゴを確認すると
結構痛んでいる
無理も無い
下手したら半世紀以上も前の物かも
フイゴの中を手探りで確認すると
ドングリのカスが
出て来る出て来る
リスか何かが隠れ家にしていたのか?
食料貯蔵庫にしていたのか?
フイゴの重要な作りの箇所を見てみると
ありゃー!!
糸が切れて、板が外れている!
板はこんなやつ
これと同じ板がフイゴの内側から糸で
固定されていて、空気の流れで板が
パカパカ開閉する仕組み
コリャまずい!この状態は流石に
人に譲ることが出来ない
もう片方は大丈夫。
暗いけど板があります。
コレを取り合えず直さないと人に渡せない
やってみるべ。
うわー!
オラの指が~!太いから直しにくい
針が上手く使えない
針先すら穴に通らない
困った
困った、困った…
と思案していると
「鍛冶屋見習い」が横からガヤガヤ五月蠅い
アドバイスとかそんなんじゃ無くて
歌を歌ったり、ワザと
「ねぇ、ねぇww」と話しかける。
…ヽ(*`Д´)ノ「うるせーーどーー!」
「ヤメレ!ヤメレ!気が散る」
…ニヤニヤ(・∀・)
五月蠅っ…(=_=;)
横でワザと騒いだりしている「鍛冶屋見習い」にイライラしながらも
見えない穴に手探りで糸を通す事を繰り返し
ヒャーーーーーーー!!!!
出来た!出来た!
蓋が直った
と言うことで
「その嫁」力を使い果たして
本日の仕事終了!!
失敗した脱毛アナグマもフイゴの修理にお使い下さい。
ああ…ハゲて無ければ素敵な
上等な毛皮だったのに
いやぁ~疲れた、疲れた!
へばな(・∀・)!
…え?「その嫁」帰るの(゚Д゚)?!
おしまい
〒786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池祐
☎080-6554-0980