こんにちは「その嫁」です。
ホントに最近は特注品が多いです。
鉈のついでに作るのですけれど、
注文通りの型にするのが大変なようです。
鉈に近い型の刃物なら平気ですが、
ワイヤー針とかは苦労します。
今回は革を切る刃物を作ってくれないか?
という依頼で基本の型は決まっていて、それに近い型を目指して「鍛冶屋見習い」が作りました。
2本あるのですが、これは必要な事なのです。
注文を受けたら1本だけ作るのではなくて、必ず片割れを作ります。
鑿(ノミ)に似ています
裏面は中央部にかけて凹ませて空いてあります。
「鍛冶屋見習い」は研ぎも納得がいくまで、何度も「う~ん」「う~ん」
と唸りながら作業していました。
持ち手は「その嫁」担当です。
普通に檜(ヒノキ)を使おうかと思いましたが、
握って力を込めて使ったりしそうなので、
ある程度の堅さと重さが必要かなぁ。と話し合って、木目の綺麗な槐(エンジュ)にしました。
槐(エンジュ)でも木目が各々、違います。
こっちは目が真っ直ぐな素直な槐でした。
加工もし易かったです。
お次は木目に変化が有ります。
楕円形の様な木目の部分は、木の節です。
節が有ると削ったりにくくて、機械の鉋(カンナ)をかけると残したい所まで弾けて欠けたりします。
「バチン!!!」
と弾け飛ぶので今回の様な短くて小さい柄を作る時、機械の鉋をかけるのは怖いです~
「その嫁」はビビりなのです。
この機械の鉋はイレギュラーな使い方をしています。
皆さんは真似しないでください。
指引っ掻けたら無くなりますよ。
絶対にやっちゃダメな使い方なのですが、作業上仕方ないし、師匠のやり方そのまんま受け継いでます。
機械の鉋をひっくり返して木枠で固定して、逆さまです。
刃が常にこっち向きです。
高速回転するのです。
ヤダ~( ´゚д゚`)コワーイ
さてさて、注文をしてくれたお客さんはどちらを選ぶでしょうか~?
今は便利なレターパックでポーンと送っちゃいましょう。
おしまい
786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
☎️08065540980
📧kajiya40010@gmail.com
💻https://katsuhide-kajiya.square.site/