勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

勝秀じゃない刃物の鞘は難しい…

こんにちは「その嫁」です。土曜日の話ですけれど、

うーーーーん!!

土州勝秀じゃない刃物の鞘は難しいです。

「鞘を作って♥️」というお客さんが立て続けに

2人居まして。

合計三丁の鞘を作っているのですが、これがまた時間がかかる。
一見すると普通に溝を彫って、合わせている様に見えるけれど、そうではありません。

均等に同じ深さで彫っても合わないのです。
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全体に溝の深さを微妙に変えています。

こちらの注文は「きつめに作ってね♥️」なのです。ユルユルではダメなのです。
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土州勝秀じゃない鍛冶屋さんが作った刃物は、

刃物に捻りがあって、真っ直ぐではないのです。だから、ノギスで一番厚い所を計って寸法通りにに溝を彫っても、捻りがあるから溝の深さが足りなかったり、一方は深さがあっても、先の方が溝から飛び出して浮いている。などなど…
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「鍛冶屋見習い」は

「そんな仕事に時間かけんなよ。何苦戦してんだよ、サッと作れよ。」と言います。

難しいんだよなぁ。

う~ん…やっと合わせた鉈の鞘。接着してグルグル巻きにしています。何度も鉈と鞘を合わせて確認したのですが、ピッタリきつめに成っているか不安。
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こちらは土州勝秀の腰鉈だから寸法通りに溝を彫ったし、問題なく合うと思います。
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注文の品の納期はジワジワと迫っています。

やだ~どうしよう

ピッタリきつめに合うかなぁ

駄目だったら一から作り直しですよ。

材料も無駄になるし「鍛冶屋見習い」に小言のネタを提供することになりそう。

月曜日に鉈と鞘を合わせてみます。

 

 

やだ~気になりすぎて休みだけど鍛冶屋に行こうかなぁ。

いや、その前に日曜日は狩猟前の射撃訓練があるんだった。

やだ~射撃も当たるかなぁ~外れっぱなしで、パフパフ鳴らされたら恥ずかしい。

 

 

 

おしまい