勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

鞘の作り方  勝秀鍛冶屋の形

おばんです「その嫁」です。

今日は鞘の作り方! 

勝秀鍛冶屋では鞘の材料は朴木と檜を使っています。

今回は朴木の鞘です。

鉈の寸法を測ったら必要な長さに材料を取ります。
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厚めに材料を取りますが剣鉈、腰鉈いずれも厚さは35mm程度あれば充分です。

お見せしているのは剣鉈の鞘

両刃なので材料の真ん中から、バンドソーで引き割っています 
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バンドソーで引いたままだと鋸歯の跡がついてガタガタなので、カンナをかけて綺麗にします。これがポイント

綺麗にすることでピッタリ隙間無くくっつけられます。 

そして、なるべく直角を出すこと。

材料は真ん中からバンドソーで引いた所から見て綺麗な四角になるように。

上下が水平に成っていないと溝を掘る時に、深さが同じにならず合わせるために苦労します。
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内側の面に刃物の寸法を書いていきます。
こちらは他所の鍛冶屋さんが作った刃物

こうやって、直接刃物を形を書く事もあります。
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キワの部分はノミで少し切っておきます。
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左右対称になるようにしてください。
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そしたらボール盤で溝を削っていきます
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シノギの部分はしっかりと彫って盛り上がらないように注意します。 

盛り上がっているとその部分が刃に当って、鞘に収まらなくなります。

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前後しますがボール盤でこうやって削っていってます。
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後はノミなどを使って綺麗に溝を彫ったら

ボンドで貼り合わせます。

圧着させるために紐でぐるぐる巻にします。

ボンドが乾くまで置いたら
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必要な厚さに寸法を取って


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バンドソーで大まかに切ったらカンナで攻めます!
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しっかりと綺麗な形にしたら

山を取り付ける溝を切って

山を合わせて作って〜勝秀型、鉈の鞘!

あ!

画像撮るの忘れた。

やんだ〜ごめんなさい。

完成品の画像はまた明日だな。

 

大まかな作り方は日本刀の鞘と同じだと思います。

 

また明日

 

おしまい