こんにちは「その嫁」です
今日も毛皮の続きをしています。
昨日、新入りの罠ウサギが飛び入りでやって来ましたが、
ウサギは皮を剥ぐ前から少し怪しくて
(死んでから時間が経っているッぽい)
「ダメ元でやってみるベ」と剥いでみました。
ウサギは皮がとても薄くて
ナイフで皮に切れ込みを入れると
魚のカワハギの様にバリバリ剥がれます。
力任せに引っ張ると
皮が裂けて行きます。
時間が経っているからこんなモノなのか?
わかりません。
ウサギは初めてだから。
ちょっと匂うな~と思いつつも
裏スキしてみました。
剥いだ皮の裏側は、筋膜の様なズルズルした膜が全面にあって、ナイフでこそげ取ろうとすると、簡単に穴が空いて広がっていく
難しい!
画像はありませんよ。
グロテスクなので、ご想像にお任せします。
しかしどうにも皮の裏側の色が怪しい
青緑ッぽい
匂いも変だ
と訝しみつつ、毛を引っ張ってみたら
ゴッソリ抜ける
「あ、やっぱり」
皮が青緑ッぽい部分はやはり毛が抜けていきました。
ダメです。残念!使えません。
腐敗してきているのですよ。
しかし、どうにかウサギを使えないか…と
考えて
!
ウサギの後ろ脚はお守りになるんだ!と
思いだしました!
後ろ足を頂戴しましたよ
とりあえず
得意の塩漬けにしておきます
ラビット・フットで調べると出て来ます
そんでもって、ウサギは埋めてきて
おしまい
お次はカピカピのスルメ状態になった、
失敗タヌキの毛皮をやり直しします。
スルメ状態ではどうにもならないので
昨日、濡れタオルを皮の裏側に噛ませてクルクル巻いて一晩おきました。
良い具合に半生の状態まで戻っています
表面はこんなふうです。
穴は私がナイフで開けてしまったのです。
ヘタクソ。
裏口の手すりに引っかけて、
全体重をかけて伸ばしまくる。
時々勢い余って足を滑らせます
コンクリートの縁から足からビョーンと
前方へ飛び出ます
あっぶねーーーーーーー!!!!
落ちたら救急車ですよ
こわーい。
引っ張りきれない細かい部分は
オジサン達に【卑猥な棒やね~】と言われる
棒で引っ張ります。
結局使うことになりました。
こんな風に
画像だとわかりにくいですが
伸びると皮が白くなります
しかし、皮と皮がくっついた場所で
広げずそのままになっていた部分は
毛が抜けます
水でふやかし過ぎた場合も抜けます
酷い時は、めくれるようにズルズル毛が抜けます
日焼けした後の皮膚が浮き上がって
めくれるような状態に似ています。
タヌキの皮膚は薄いです
指が透けて見えます。
今回は良い感じに鞣す事が出来そうです
作業中「その嫁」を悩ますモノは
匂い!
解体中はそこまでではありませんが
塩漬け後は、スルメの匂い
ミョウバン漬けの後も
匂いは少しあります。
外で飼っている犬をお風呂に入れた後の
ドライヤーかける前の生乾きの匂いが
ほのかにします
これらはまだ平気。
1番ダメな匂いが
腐敗臭(=_=;)
独特です。
怪我した部分とお腹からダメになってくるんです。
それと、ミョウバンが効いていない時も。
こうなったら、もう終わりです
作業を中止して毛皮を埋めてこなくてはいけません(;´д⊂)
ながながと
ストレッチングのお話でした。
まだまだタヌキに時間がかかる…
ああ…まだ控えの毛皮が沢山…
今夜から雨が降るので中干しです
「鍛冶屋見習い」がいつもの如く
「くっせー!くっせー!」
と騒いでいます
臭いのはねぇ、イタチなの。
なんか臭いのイタチは
おしまい
〒786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池祐
☎080-6554-0980