おばんでーす「その嫁」でーす
柄が壊れたから直して~と、関東から送られてきた鉈。
もともと古い物だったんだと思います。
柄に割れが入っていて、修理を頼んだ人が使ったタイミングで割れたのだと思います。
鉈を柄から外したら、勝手にバラバラになりました。
鉈の元が太くて輪がかなり大きいです。
元は楕円の輪なのですが、柄をすげ易いように円形にします。
せっせと形を作って、仕上げに近くなると釘を打ちます。
釘を打つことで鉈が固定されます。
今回は釘穴が大きくて代替え品が無いから
「鍛冶屋見習い」が叩いて作りました。
柄も鞘も作る鍛冶屋ならではの作業です。
他では鍛冶屋と木工(柄、鞘)は、別々の職人が関わるので「コレ釘が太いから作ろう」とは成りません。
作った釘を止まるまで打ち込んだら、はみ出ている部分を切り落とします。
糸鋸で切ります。
当然、機械ではなく手動でギコギコします。
片方、切り落としました。
両端切り落としたら、金属用のヤスリでまっ平らにします。
柄を直すのって、殆ど手作業ばかりだなぁ、
と気が付いたのでした。
おしまい
786-0504
勝秀鍛冶屋(弟子の方)
菊池 祐
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