勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

鍛冶屋の世界では当たり前じゃない

こんにちは「その嫁」です。

節分が過ぎて気持ち暖かくなってきたのかなぁ。

 

鍛冶屋の前を、いつもお散歩しているオバチャンも「今日は暖かいね〜仕事かぁ〜?」と一声。

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昼過ぎのお話、

シルバーのピカピカの軽トラが鍛冶屋の前に停まったぞ?と思ったら

運転席のドアは開いたが、人が見えない。

え?人どこ?

と思うのも束の間。

鍬と荒物屋で買ってきた柄を手にした、

かなり腰曲がりのオンチャン

腰が曲がりすぎて車の影になって、見えにくかったみたいです。

「コレをすげちょってや。夕方には取りに来るけん。」


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手カンナで柄を削って、柄ご(エゴ)を入れて

鍬の柄、すげ替え完了。


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夕方、鍬を取りに来たオンチャン

「すまんかったね〜笑」とニコニコで鍬を持って帰りました。

 

別の修理も控えています。

こちらはハサミ

「お母ぁが、隣の家のハサミを借りて使おうとしたら、使う前に折れてしまった。笑」

と言って、柄の作り直しを頼まれました。
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片方の持ち手が折れたのですが、要らない部分を取り除きました。

別の柄を作ってすげ替えます。
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要らないハサミの柄を取っておいて良かったです。

太さも丁度、溝を切ってハサミの元に合わせて、釘で止めたら良いだけです。

修理完了
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修理前がコレ


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長さも角度も合わせて「鍛冶屋見習い」から

合格をもらいました。


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鍛冶屋に持ち込まれる修理は意外と、

柄の交換や修理、鞘を作ってくれ〜!というのが多いです。

木工が出来る鍛冶屋はあまり無いらしいけど、

当たり前過ぎて「その嫁」はどこの鍛冶屋でも

柄の修理など出来ると思っていました。

「鍛冶屋見習い」とオンチャン(師匠)に言わせると、

「家(勝秀鍛冶屋)だけだね。鍋も修理に持ってくるからなぁ。」

「鍛冶屋だけど、なんでも屋だね。」

だそうです。

 

 

余談
なんでも屋の「その嫁」は先月末に

美容院に行きましたが、

究極の癒やしに出会ってしまいました。


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美容院でこのまま寝てしまおうか…

猫さんの重さが丁度いい。フワフワで温かい

「その嫁」の手を枕におやすみモードです。
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「その嫁」は、この世の全ての猫の下僕なので、

お猫様、どうぞ枕にしてお休み下さい!状態です。

美容師さんはとても良い上に、お猫様がいらっしゃるので

通い詰める事になるでしょう〜

ハレヘア万歳 

 

窪川の松葉川方面ですけれど、行きます。 

また宜しくお願いします。

 

 おしまい

 

おしまい