勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

もう11月半ばだってぇ?!早っ!

こんにちは「その嫁」です。

11月に入って直ぐにブログを更新し、呑気にしていたらもう11月15日?!

早っ!まるっと2週間もブログを更新していないぞ。

あの西予(愛媛)の鍛冶屋復活作戦も進んでいない。

なので日曜日に鍛冶屋復活に向けて、軽くお掃除と機械類の確認をしてきました。

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廃業した鍛冶屋さんを見つけたのが8月の終り

今や秋になり、気候は突然の冬物語です。
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実を言うと地域のお祭りの後に、

アメゴ(アマゴ)の養殖場にお手伝いに行っていました。

毎年の恒例行事

山奥の人家が全く無い静かな場所に養殖場はあります。


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生簀が何箇所もあり、サイズが異なるアメゴがグルグル泳いでいます。

今回はこの手前の生簀のアメゴを捕まえます。
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卵から3年程経つと成魚になり、産卵の時期を迎えます。

鮭と同じです。

秋になるとイカツイ顔になります。

サケ科の界隈では、この顔がイケメンなのでしょう。


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色も紅くなってオシャレしています。

トクナガを履いて、水を減らした生簀に入ります。


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網でアメゴを追い立てて囲ったら、網ですくってキャリーへ入れる。


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もう一人はキャリーのアメゴを手掴みして、手にした塩ビのパイプで頭をぶっ叩く!


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まぁ!野蛮な!と思うかもしれませんが、これで良いのです。

アイヌの鮭取りも、鍵に鮭を引っ掛けて舟に上げたら、イナウが着いた綺麗な棒で鮭をぶっ叩くのです。

それに、塩ビのパイプの手元が狂うとアメゴを掴んだ自分の手をぶっ叩きます。

「その嫁」も手をぶっ叩きました。

戦意喪失しかけましたが、ご馳走が待っているので頑張りますよ〜

半分あの世、もしくはあの世に行ったアメゴを

採卵場へ持っていって、採卵&受精させて

卵を乗せる薄い板にそーっと卵を並べて完了。

今年はその作業を1日で終わらせますぞ。

じゃないと、同じ作業を次の日もしなきゃならない。アメゴ陽一さんの仕事が終わらない。

陽一さんは半ば趣味だから良いけれども、

それにしても早く終わらせよう。

当の本人はのんびりしたもの。

趣味の延長だからかな?

 

更に趣味の再延長で、オ・モ・テ・ナ・シ好きのアメゴ陽一さん。

この日も来る人全員にアメゴ料理を振る舞うのです。

羽釜で新米を炊いてアメゴ料理と共にいただきます。水加減は「その嫁」任せです。


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新米は陽一さんの田んぼで採れたものです。

アメゴの養殖場には羽釜が常備されています。

焚き木がスタンバイされているなぁ〜

陽一さん張り切ってます。

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張り切り陽一さん朝の9時過ぎだというのに、既にアメゴの唐揚げを作っています。
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二度揚げした唐揚げは塩コショウでいただきます。コレが病み付きフライドアメゴ
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少し大きいサイズもニ度揚げしたら
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アメゴ陽一奥さん秘伝の南蛮ダレにダイブ!
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見てみろ!この絶対に美味しい姿を。
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アメゴの南蛮漬けとフライドアメゴを食して、手にはビール。午前中から始まっています。f:id:kajiya40010:20231115100713j:image
オ・モ・テ・ナ・シ好きの陽一さんはビールも常備しているのです。

こりゃお手伝いを頑張らなくてはなりません。

鍋には焼いたアメゴ汁
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その他にはアメゴの刺し身

しかしこの刺し身は要注意。

養殖なので寄生虫の心配はありませんが、

何が要注意かというと、陽一さんは捌いたアメゴのサクを血まみれのまま切って、盛り盛りにお皿に乗せて出すのです。

どんだけ、大雑把なのよ (笑)

スーパー生臭っ!とならないように、今年はキッチンペーパーで拭きます。

ほら、やっぱり拭くと美味しいべさ。

それで、夕方までお手伝いしたら毎年恒例

ホッチャレのアメゴをどっさりもらいます。

…こんなにも要らないよ。というのが本音ですが

ホッチャレを棄てるわけにもいかないので、

来た人達で分けます。

我家が大量に貰う事になっているのが謎です。

気候が合わないけれども、「鍛冶屋見習い」が苦労して作った昨年のアメゴトバ

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寒くない高知でトバを作るとなると、12月下旬から1月にならないと気候が合わない。

それまでは冷凍庫に保管しておきます。

 

なのでトバは少しだけにして他は

ちゃんちゃん焼きにしたり、ジャガイモとワカメを入れて塩味のじゃっぱ汁とか

食べ方は色々とある。

ホッチャレのアメゴを販売する方法を考えて欲しいなぁ〜

 

鍛冶屋の話ではありませんが

毎年恒例のアメゴ祭りについてでした。

 

おしまい