勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

やっと収めました。遅れてごめんなさい

こんにちは「その嫁」です。

あの捻りが入った鉈の鞘ができました。

遅くなってしまって申し訳ないのです。

薬草のセンブリ引きの手伝いに行っていて、時間配分を見誤っていたのです。 

いや〜面目ねぇ。

完成したのがコレ
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見た目は勝秀鍛冶屋の型ですが、中の溝がちょっと違います。

だいぶ前にグルグル巻にしていた物が綺麗に出来上がったのですよー(⁠^⁠^⁠)

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鞘の入口もキッチリ鉈に合わせています。
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鉈の厚みに合わせてキツめにしているので、鉈を少し鞘から抜きかけても落ちません。
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元の所で合わせています。なので、鉈を研いで刃の幅が多少狭くなっても抜けないと思います。

……あ、まてよ。

グラインダーで鉈の表面全体を、ギャンギャン

削るように研いだら薄くなるから、そんなことをしたら鞘がユルユルになるかぁ。

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それは、使う人の自由なので良いとして。(^^)

次はナガサの鞘

ヒノキを使っているので材料に余裕がありました。一枚板から厚めに上を取って山も作りました。四角い形の山だから作り易かったです。
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この鞘も中の溝を調整しながら彫りましたよー

なかなか合わせるのに苦労しました。

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ナガサの鞘と新しい柄をすげました。
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柄の形も元々と同じように、少し長めの指定でした。握りのカーブが綺麗に出るようにしましたよー。
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底は勝秀鍛冶屋を意識して削ってみました。
元々の柄は底が真っ平らでしたけど、それじゃあ格好が良くないので、格好付けました

(・∀・)ニヤニヤ
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柄の尻っ側に向かって細く狭くなっています
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この柄の形は「鍛冶屋見習い」も何にも言わなかったので合格なんだべさ。

と、言うワケで午前中に品物を持って行ったら

「解体しているからこっちに来てくれる?」

とさ。

あ〜あ〜解体ってイノシシですよね。と思っていたら、やっぱりイノシシ!

しかも大きい。

100kg級のイノシシ。十和ではもうお目にかかる事がなくなってきたサイズです。
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解体している人間よりもイノシシの方が大きいんでねぇが?

こりゃ肉にするまで時間がかかるぞー。

熊(ツキノワグマ)も解体する時に、指の先まで綺麗に毛皮を剥がすと3〜4時間はかかるらしいぞ。もっとか?そこから肉にすると一日作業になる。

話はイノシシに戻って、じーっと見ていると

解体方法も地域によってやり方が違うな〜

オジサン達がワイワイ解体しているなぁ〜

と思って見ていたら、解体をお手伝いさせてもらう事になったぞ。

あれやこれやで、色んな人に会って、なんやかんやでお世話になって、鉈を届けに行ったのに

色んなお土産をもらって帰って来てしまった。

うひゃーー

鍛冶屋に帰ってからは、お裾分けをさせてもらいました。

肉は…玄翁鍛冶屋に送ろうかな。

「昔に仕事で行った宇和島の猪肉が、最高に美味かったんだ〜!」って言っていたなぁ。

「鍛冶屋見習い」よ電話してみろ!

プルルル(⁠ ⁠^⁠ω⁠^⁠)⁠」 

「…駄目だ電話に出ねぇ。きっと忙しいんだ。」

そりゃそうだな…ᕦ⁠((⁠•⁠ ⁠▽⁠ ⁠•⁠;⁠)

あちらは一流の玄翁鍛冶屋よ。勝秀鍛冶屋も電話する暇が無いぐらいにならねぇと!

んだんだ。

つー事で今日の話はこれぐらいで終わりにするべ。

 

 

へばまたな!

 

おしまい