勝秀鍛冶屋見習いと、その嫁

高知県四万十町で鍛冶屋の見習いになった。嫁は狩猟や炭焼きを始めた。

鹿角の鉈?鹿角まんまじゃないか

おばんでーす「その嫁」でーす

昨日の鹿角の変な鉈!

これでーす


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ギャハハ!すごく強そうだろ~?

え?鍛冶屋の火床やら機械が邪魔で見えにくい?

これでどうだ~見易いべさ
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鹿角の先に鉈をつけてやったぞ!

曲がりがあるから使いにくいぞ


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右利きでも、左利きでも使いにくいぞ

ホレホレ持ってみると凄いだろ?
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鉈の下に尖った角があるんだ


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手に持つ時は右でも左でもどっちに持っても大丈夫。

でもな、これは鹿角のまんまだから

鹿みたいに頭につけたい時は

左に着けてな。

向きはこれですよ。
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間違わないでね。

 

 

それと

今日は休みなんだけど工房を開けていました

準備をするから工房で仕事をしていました。

何の準備?

「鍛冶屋見習い」が何やら

「準備しないといけないぞ!イベントに出店することが決まったぞ」

と言い出した。

どうやらかなり大きいイベントらしく

出店には審査を受けて通らなくてはならないようだ。

勝秀鍛冶屋は審査に通ったのです。

やったねー

でもいつなの?どこなの?

それは

まだ言えないんだって

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

〒786-0504

高知県高岡郡四万十町十川1106-3

勝秀鍛冶屋(弟子の方)

菊池 祐

☎️080-6554-0980

日曜日定休

鹿角って…加工してみて初めて知った

おばんでーす「その嫁」でーす

2日前から練習で作り始めた

鹿角の柄

遊びだから、練習だから、非売品だから

とんでもない変な形にしてやろうと思って

長いままの鹿角を使います

角をゴリゴリ削っています。


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その時に初めて知った!!

角の加工って妙な匂いがする

( ;-`д´-) オウェっ!!

あの匂いと同じだ

角って骨と一緒だものね…

例えて言うとちょっと気味悪がられるから割愛しますけど、

わかる人はわかる

私はダメな匂い

( ;-`д´-) オウェァッ!!となる

ヤスリをかける度に ( ;-`д´-)オウェっ!!

ノコギリで切っても( ;-`д´-)オゥェァァァ~!

 

どうしよう

コレって手間がかかる上に匂いに耐えなくてはならない。

手間代にプラスαとして余分にマネーを貰いたい気分です。

本音です。

注文の品物を完成させたら

二度とやりたくない仕事です。

初めてそう思いました。

練習用の変な鹿角の鉈は完成しましたよ(^^)

画像はまた明日

 

おしまい

 

〒786-0504

高知県高岡郡四万十町十川1106-3

勝秀鍛冶屋(弟子の方)

菊池 祐

☎️080-6554-0980

日曜日定休

 

 

 

ぬぬ?!お山に帰ったの?

おはようございます

 ぬぬにご飯をあげようと覗いたら
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もぬけの殻でした。

歩けるようになったから

山に帰ったみたいです

あんなに具合が悪かったのに

オラはもう、ぬぬはダメだと思っていました。

動けるようになって良かった

もう罠にかかるなよ

動物の生命力って凄いですね

そりゃあタヌキ油って言われて薬みたいに使われる訳だ。

 

おしまい

初めて鹿角を加工します

おばんでーす「その嫁」でーす

昼間ですけど、おばんでーす

 

今日は練習です。

初めてシカ角を加工しています

お客さんが剣鉈を注文したのですが、

柄を「シカ角にして欲しい」って

希望して自分でシカ角まで準備してきた。

だから練習のために一つ遊びで作ってます

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小さい4寸ちょっとの剣鉈を練習用にして

鹿角は家に有る物を使います

「鍛冶屋見習い」は

「俺作ったことねぇ でも何とか出来んだろ?」

「作り方は木と一緒だろ?」

ということで

木の柄と同じ手順で溝を彫っています
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細いから割れないように力加減に注意して
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ここまで彫りました

持ち手はアホみたいに長いです
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遊びなのでシカ角の元には毛が付いたまんま

さっきオンチャン(師匠)がフラッと来て

「ん~?鹿の角かぁ~ 笑」

とニコニコして帰って行きました

 

今朝のぬぬは

ドッグフードをもらって食後のデザートを

食べようかな?と考えています
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ぬぬ…催しても水入れにだけは

💩をしてくれるなよ

今朝見てみたら水入れに💩をしていました

コッチは💩が処分しやすくて良いんだけれども

水入れですからねぇ。

 

おしまい

タヌキの経過&準備してますよ

おばんでーす「その嫁」でーす

あのタヌキは暫く寝てばかりいて殆どうごきませんでしたが

数日したら

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今では立てるようになりました。良かった~

名前も勝手につけました「ぬぬ」です
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「ぬぬ」が歩いたぞよ!!

ドッグフード目指してヨチヨチ歩いています

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片眼が変な方を向いてますが

見えないわけではなさそう

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頭をボカンとぶん殴られたのでしょうね。

 

右足は罠にくくられたせいで痛々しいです
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でも傷から変な匂いがしなくなったので少しずつ治ってきているみたいです。

しかし動きかたを観察していると

右前足は脱臼しているかもしれません

脱臼していたとしたら、これは治らない。

3月いっぱいは「ぬぬ」を飼うかぁ

早く良くなって山に帰るべや

 

オラ達はずーっと流行り病のせいで出来なかった事にチャレンジする予定です。

もういいべ2年も我慢したもの、他所に行って出店してみるべや

テントも買ったし、

早速テントを立てる練習
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テント立てたら看板も置きたくなってみた 笑

看板も一流に書いてもらったやつだ!格好いい

では、品物を並べてみよう
出店のレイアウトは予め考えておかないと。
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勝秀鍛冶屋の売りはやっぱり

一から作るところ

展示物としては、こんな物から
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ズラーッと紹介していきます
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一時間近く悩んで買った布の色味が鉈に合っているな

でも準備はしているのですが、

いつ?どこで?出店するのかまだ未定

いつか出来たらいいなぁ~

 

あ!ぬぬ~( ´゚д゚`)アチャー

くっさ~

食べたら出したくなったの?

仕方ないですね

 

元気になった証拠だな

 

 

おしまい

 

 

鉈を作るだけではないの

おばんでーす「その嫁」でーす

「鍛冶屋見習い」が何か研いでいます

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包丁や鉈ではありません
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造林ガマですね

刃の形は鎌のようになっていてまっ平らではありません。

カーブを描いています

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なので、砥石も鎌用に作るんです

カマボコ型をしているでしょう?

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新品の平らな普通の砥石を買ってきたら

両端の角を落として丸くします
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家は刃物の研ぎの仕上げは手研ぎなので、

切れますよ✨

 

砥石を乗せている樽は知り合いからもらった物。
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綺麗に研げたみたいです
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こんな風に勝秀鍛冶屋は鉈を作るだけではなくて

包丁はもちろん鎌やハサミを研いだり直したり

斧(手斧)の研ぎや柄の交換をしています
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結構、修理や研ぎは依頼が来ます

古い鉈やサビサビの斧でも

まだまだ使える物もありますので

捨てずに直してみたら良いと思います

昔の刃物はしっかりした作りなので

直してからも長く使えますよ

 

キャンプなんかで使っていたら渋くて格好いいので注目されるかも?!

 

今日のタヌキは

綺麗なキャリーに引っ越しして一晩過ごしました

朝は割ったポンカンをあげたら舐めて

半分食べました

毛づやも良いので死にはしませんね

暗くなったし寒いので工房の中に移動しましょう
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しかしまだ離すことは無理

餌が捕れない

…暫く飼ってもダメならお命頂戴になるのかもしれません

まだ先行き不透明

ずーっと飼ってからお命頂戴して毛皮を利用する

う~ん

肉は食べないけどアイヌイオマンテに近いような

よしよし食べるようになったぞ
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タヌキよポンカンはヒンナか?

ケラアン ヤ(ケラピリカ ヤ)?ヒンナヒンナ(^-^)

 

 

 

 

おしまい

 

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日曜日定休

 

 

末広がりって珍しい&タヌキの近況

おばんでーす「その嫁」でーす

今日「鍛冶屋見習い」が

「ブログのネタ見つけた」とニヤニヤしています

ブログのネタってなんだべ?と聞いたら

「柄だよ」ニヤリとしている

散々、柄については紹介しているのでネタは尽きたと考えている「その嫁」

でもネタはあるんだって

それはなーんだ?

柄が末広がりってことでーす
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確かに持ち手が末広がりになっている形の鉈は見たこと無い

勝秀鍛冶屋独特です
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これが握りやすくて更には

鉈を振った時に手からスッポ抜けないのです

この形を覚えて鉈を使ってカンナやヤスリで削って、ガラスがけしてペーパーで仕上げるのです

いや~ん!手間がかなりかかるんですよ

でも妥協はしません

納得の行く形に出来上がるまで削ります

オンチャン(師匠)の時代から鍛冶屋でポツポツ柄を作り始めました。

初代の時代は山師が自分で気に入った形に柄を作っていました

たまたま家にある古い柄

オンチャンが若い頃の時代の山師が作りました

勝秀鍛冶屋を真似たみたいです

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作った人はもう居ないかもしれません

長さもあるのでかなり大きい鉈だったと思います
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末広がりの形
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今日まで当たり前すぎて知らなかった

珍しいらしい、

勝秀鍛冶屋の鉈の柄って末広がりだよ。

って話でした。

 

パソコン使っていると必ず邪魔しにくる

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キンタロー

近い近い
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キーボードを打つ手が気になって噛んでくる

ヤメレヤメレ

この猫お尻が大きくて末広がり
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重~い( ̄▽ ̄;)
股の上で寝ちゃったよー
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おも~い

 

おしまい

あ、

工房のタヌキはポンカンとじゃこ天を食べられるようになりました


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菊池 祐

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日曜日定休

今日は久しぶりに予土線

おばんでーす「その嫁」でーす

今日は午後3時まで仕事をして

今は窪川駅に居ます

お雛様の季節ですねー駅の構内に飾られています
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綺麗だなぁ~(´ー`)

何で窪川駅かって?

バイクの車検が迫っていて

先程バイク屋に置いてきたのです

そして窪川駅までお散歩がてら徒歩で移動

いい天気で春の空気です

花粉が飛んでいるようで咳が止まらない

(  ゜д゜)、;'.・咳していると色々と誤解されそうです

マスク着けているけど花粉が入って来ているんだろうなぁ

後少しで発車

ディーゼル車の社内からパチリ

窪川駅のホームです
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奥にくろしお鉄道だねー

17時40分発だから十川駅には18時30分前に着くかなぁ

意外と予土線はスピードが速い

時速90キロは軽く出ているヶ所もある

立木の残像が気持ち悪い画像だ
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おっとウトウトしている間に暗くなってしまった

もう少しで十川駅に着くじゃないか

もう四万十川の画像あげられねぇ~💧

 

 

 

一方工房にいるタヌキは広いかごに移動して

二晩過ごしたのですが

丸まって眠れるようになって

時々、頭を上げて様子を伺ったり余裕が出てきています

身体をなめている!

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お命頂戴しようかと思っているのですが

少しずつ良くなっている
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あら?アクビしましたよ

身体をまた舐めて寝ました

なんかラッキータヌキになれそうな気配がします

もう暫く様子を見ようかなぁ

 

 

おしまい

 

見ただけで解るように

おばんでーす「その嫁」でーす

勝秀鍛冶屋の鉈はしっかり鍛造しています

という事を知ってもらうために

作ってみました(鍛冶屋見習いが)

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始まりは鉄と鋼の固まりがあって

右から左へと出来上がりが解るようになっています

お次は柄です

「その嫁」が作りました

こちらは左から右へ完成までの形が解るようにしてあります
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薪がこんな形になるんだ~
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溝を掘って輪っかの形にピッタリ削っているのね
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と解るように作ってみました。

 

キンタロー解りますか?
ありゃ「鍛冶屋見習い」のお腹の上で寝ている


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重そう

 

 

工房のタヌキは変わらず

良くなることはないかなぁ

離しても餌を捕れずに死ぬだけですから

お命頂戴しないといけないです

心を決めないといけません。

 

ホントにおしまい

 

まだ迷っているがタヌキは生きる

タヌキと一緒に工房に居て3日目


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昨日よりも元気になっては居るみたいです

動けるようになりました

ラッキータヌキになるかなぁ
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伏せてます

箱から顔を出したり

新聞紙の布団をはね除けたり出来るようになりました

ゴソゴソ動いています
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前は看取ると言いながらも

死ぬを只待つのは無責任だなぁ、とか

手を下さないことでタヌキが死んだ責任を負いたくないんだよなぁ、とか

日々葛藤していますが

 

今に至っても死ぬならオラが早めにお命頂戴しようか

いや、やっぱり様子を見ようかと

迷っています

 

しかし

動物の生命力には驚きます

 

 

おしまい

生きている!!

おー!!

昨日のタヌキが生きているぞ

死んだかと思ったぞ

こっちを見ています
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どうなるかなぁ
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撫でようとすると

怒って噛みつこうとします

頭を持ち上げられるようになった

ラッキータヌキになるか否か…まだ不明

一方、一昨日に知り合いから

「タヌキの子供捕まえた」と言われて連れてこられた

テンどう見てもタヌキじゃない
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可愛い顔しています

まだ小さい

知り合いにはテンは畑で悪いことしないし

まだ小さいから逃がす事を説明して

預かっていました
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昨日はタヌキが来ていたので逃がせませんでしたが、

今日逃がしましょう

この人も怒ってブブブ唸っています
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隠れるところが多そうな場所を探して

テンを連れて山までGO!
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人も居ないし畑もない
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イノシンの足跡も沢山ある
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テンよ去らば~


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朝から悲喜こもごも

 

おしまい

 

 

今回は重い話、昼間に読んだ方がいいかも (´;ω;`)

おばんでーす「その嫁」でーす

 

鍛冶屋にはタヌキが連れて来られます

「その嫁」がタヌキを利用して毛皮にしたりタヌキの油を作るからです。

タヌキはどんな方法で捕まえられているのか?

それは猟師が仕掛けた鹿やイノシンのくくり罠にかかってしまったからです。

しかし猟師が捕りたいのは鹿やイノシンなので

タヌキは要らない獲物なのです

猟師目線で言うと困った事に、タヌキは派手に暴れるので折角作った罠を痛めてしまうのです。

だから殺してからゆっくり罠を外す人も多く、その後は山に棄ててしまう。

害獣駆除の期間なら少額の報償金が出るけど

狩猟期間なんて本当にタヌキは要らないらしい。

要は手間を考えると殺して棄てた方が効率がいいのです。

単純にあんなに可愛いのに可哀想~

とも言えない

田舎は農作物の被害額がかなり酷くて

死活問題になっている地域もあるし、人間もお金を稼がなくては一般社会の中では生きていけない。

じゃあ殺したら食べれば良いじゃないか!

とも思うけれど、如何せんタヌキの肉は臭い

「その嫁」は無理だ。

だって産まれてからスーパーの肉しか食ったことがなくて、高知に来てから鹿やイノシンを食べ始めた程度。

そりゃあ食い物が少ない時代だったら

捕ったタヌキは食べたりしていたのでしょうが、今や肉はスーパーに行けば手軽に手に入る

しかも清潔で美味い肉ときたもんだ。

だから余計にタヌキは棄てられるのです

そんなこんなで

罠タヌキはお命頂戴されるか、あるいは半ゴ○しの目に遭って鍛冶屋に来るのです

以前お話したタヌキは無事に元気になって

山に帰りました。

ラッキータヌキです
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でも今日連れてこられたタヌキは助からないと思います

おがくず敷いた所に寝かせています
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動物病院に連れていって!!可哀想過ぎる

と思うでしょう

しかし毎回、病院に連れていくことは現実的に無理だ

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じゃあいっその事、苦しまぬようにお命頂戴いたしても…

実際に「苦しまぬように」と考えて

死にかけタヌキのお命頂戴したこともあったけれど、

死にかけて弱っていても逃げようとするのです。

だからタヌキは死ぬ直前までコ○される事を全く望んでいないんだ。と考えて(その嫁の勝手な考えだ)

留めも刺さない事にした。

タヌキが罠にかかったのは運が悪かった

人間のせいでこんな事になったのだけど

もう仕方ないんだよなぁ

一生懸命生きて、たまたま通った道に罠があった

鹿がかかったかもしれないし

イノシンだったかもしれないけど、たまたまタヌキだった。

運が悪かったの

 

 

冷たくて無責任にかもしれないけれど、

オラがやるのは

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看取るだけだ

とりあえず新聞紙の布団を被せてなるべく暖かくして、ストーブの近くに連れていって
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静かにしときます

たまーに撫でてやって

 

寒い冷たい地面の上に要るよりはマシだろう

という訳だ。

ノミが飛び出してきたから

やっぱりダメかな

 

 

んー

なんか重い話になっちまった

 

 

おしまい

 

 

 

エノキ?人の思い込みってさ。

おばんでーす「その嫁」でーす

前に具合が悪かったタヌキを紹介したと思うのですが

タヌキを帰せそうな場所を探していたところ、

間伐したり山道を片付けた時の要らない枯れた木なんかを山積みにしている所に見たことがある切り口の木を発見。

「あれ?!柊(ヒイラギ)でねぇ?!」(゚Д゚)!!

と思って、丸太を2本軽トラに積んで鍛冶屋へ持って帰った。

「鍛冶屋見習い」にも

おーい!コレ柊(ヒイラギ)でねぇ?

どう思う?なんて言っても心のなかでは九分九厘

柊(ヒイラギ)だと思って質問してみる


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「鍛冶屋見習い」も

「なんか柊っぽいねぇ~」(* ゚∀゚)

と言うから

オンチャン(師匠)が工房に来たら聞いてみよう

…待つけど何時もなら来るのに来ない

夕方近くになっても来ない

(勝手に)痺れを切らして突撃だ

「オラ、オンチャンの所に行って聞いてくる!」

この木何の木?気になる木ですよ

「その嫁」結構なサイズの丸太を軽トラから抱えて引きずりながら持っていきましたよ。

ワクワクしながら

もう頭の中は「柊コレ絶対に柊」と思っている

    (* ゚∀゚)   「オンチャン!これ何の木?」

オンチャン「ん~?コレはあれよ。アレ」

(* ゚∀゚)「(じれったい~)柊なんじゃない?」

オンチャン「ワハハ!柊なんかじゃないぞ~」

                     「コレはアレよ、何やらの木よ」

 

 ( ´゚д゚`)エー  と勝手に期待を裏切られた気持ちで

工房に帰ってきたけど、

まだ納得が行かない「その嫁」

「鍛冶屋見習い」が

「ユキちゃんなら確実にわかるぞ!」と鶴の一声

そうだ!オンチャンの同級生のユキちゃんならわかる

また軽トラに積んで持っていったら…

山師のユキちゃんが木を見て直ぐさま

「コレはケヤキか?中が違うなぁ…」

(* ゚∀゚)「ユキちゃん、柊じゃないですか?」

(* ゚∀゚)ワクワク

「違うぞ、柊じゃない。エノキよ」(´ー`)

Σ( ̄ロ ̄lll)…エノキですかい

 

と言うことで

頭をぶん殴られたようなタヌキの気持ちになって

ノロノロ軽トラで帰ってきました

「鍛冶屋見習い」に報告

もう一回比較

これエノキ です

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木目が詰まったように見えるし色も白い

木の肌は凹凸少なめだけど、細かくポコポコしていて斑。
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表面をアップで
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家にある柊

木目が詰まっています。エノキに似ている~
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アップでよーく見ると…あれ?(゜゜;)

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エノキと違うぞ

木の肌は

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全然ちがーーーーう!!
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並べたら全く違う

全然違う別物じゃないか

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木の図鑑でも調べたら

木目が図鑑と一緒
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解説を読むと

『木の肌はケヤキに似ている』ってある
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ユキちゃんが言っていた通りだ

恐るべし山師の観察眼

恐るべし人の思い込み

 

断面を知りたくて

保管していた柊を切ったら
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割れが入っていた所からパッカーン

ハートが割れちまったみたいだぜ。

振られたような気分のオラにピッタリさ

 

 

 

おしまい

 

〒786-0504

高知県高岡郡四万十町十川1106-3

勝秀鍛冶屋(弟子の方)

菊池  祐

電話080-6554-0980

日曜日定休

槐(エンジュ)と山桑(ヤマグワ)を見てみよう

おばんでーす「その嫁」でーす

鉈を作りました。

いつも作っているので当たり前になってしまいましたが

そう言えば勝秀鍛冶屋は柄の材料は

樫の他にも何種類か違う木を使っています

たまたま槐(エンジュ)と山桑(ヤマグワ)を使いましたので紹介しまーす

左が槐(エンジュ)、右が山桑(ヤマグワ)です

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色が全然違います

先に槐(エンジュ)を見てみましょう

薪のままと加工して柄にした時と比較
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木目が綺麗です。

色は濃い茶色

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さてさて山桑(ヤマグワ)

薪だと山桑は茶色なのですが

削ると中身は黄色なのです
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木目は幅広く見えます
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どちらも固さは樫より柔らかいです

加工のしやすさはどちらも同じくらいですが、

山桑の方がちょっと扱いにくい気がします。

節が隠れていたり、虫食いが多かったり

たまたまなのかもしれませんが。

ということで

今回は槐(エンジュ)と山桑(ヤマグワ)を見比べてみましたー

 

お次は何にしようかな?

珍しい物は

柊(ヒイラギ)と枇杷(ビワ)かな?

探してみます!

 

おしまい

タヌキ運命の別れ道

おばんでーす「その嫁」でーす

ホッと一息、ティータイムではありません

でもホットな飲み物の缶が二つありますよね。f:id:kajiya40010:20220218092010j:image

これは2日前から家で様子をみていたタヌキの湯タンポ。

暖かいお湯を缶に入れてタヌキに使っていました

頭をガツン!!とやられて具合が悪いタヌキ

おがくず敷いたダンボールの中にうずくまっています
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顔隠してこっちを見ないようにしています
寒いから新聞紙を重ねて布団にしよう
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身体が冷えないように
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頭まで被せて湯タンポで暖かくします
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要は、こう言う事です。
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罠にかかって、ボカン!!と一撃をくらっても

実は死んだふりをしていたタヌキ

あんまり大っぴらには出来ないのですが。

こっそり工房で様子をみて

元気になったら山奧まで連れていく。

運が良かったタヌキはお山に帰します。

 

今、工房に居るタヌキも運命の別れ道。

死ぬことは無い。

元気になりそうです。

こちらをチラチラ見てはギャウギャウ怒ります

始めより怒る元気が出ています。

歩けるようにもなっているし

山に帰れそうです。

 

 

 

おしまい